里山保全活動団体「遊林会」


やまのこYamanoko

「やまのこ」は、滋賀県の事業で、県内の小学4年生を対象に実施される体験型の森林環境学習です。
子どもたちが森林への理解と関心を深めるとともに、人と豊かにかかわる力をはぐくむことを目的としています。
琵琶湖森林づくり県民税が使用されています。

森林環境学習「やまのこ」

県内には9つの森林体験交流施設あり「やまのこ」事業の実施施設としています。河辺いきものの森はその1つであり、遊林会は東近江市から委託事業を請け、年間約900人に指導を行っております。

「森林に親しみ、興味をもつ」「森林のはたらきの理解を深める」「森林の危険性に気づき、回避する力を身につける」「学びの中で優しさや思いやり、協力し合う心をはぐくむ」ことを一日の体験の中で学べるように学習プログラムを組んでいます。

楽しみながら森林を学ぶ「クイズラリー」や「森たんけん」では、見て・触って・聞いて・匂いで・時には味わって。五感をフル活用して、体全体で森を感じます。そうして、子どもたちは知らず知らずのうちに、自然のおもしろさ・不思議さに気づくことができます。また、「竹工作」や「焚き火」では、子どもたちに森の恵みの話をします。そして、森の恵みを活用するには道具が必要です。小刀やノコギリ、マッチなどの使い方も学びます。間違って使ったら怪我をするかもしれません。でも、使い方を覚えたらとっても便利な道具です。子どもたちはスタッフのレクチャーを真剣な表情で聞いてくれます。

わくわくする初めての体験は心を躍らせ、体中で自然を感じ、森林と仲良くなれる「やまのこ」は、子どもたちにとって最高の思い出になっています。

子どもたちの感想

  • いろんな虫にあえて前まではこわくてにげていたけど、虫がちょっとすきになった。
  • はじめは、森林はただの虫や生き物のすみかだと思っていたけど、人も森林や山があることで、家を建てられたりすることが分かりました。森は人にとってもいき物にとっても大切だと分かりました。
  • 森は本ではわからないよさがありました。竹でコップやお皿などのいろいろなものが作れるのは森があるからだと思いました。
  • ボランティアの人が森林をきれいにしてくれているから生き物たちもすごしやすいんだなと思った。

森林環境学習「やまのこ」事業の詳細は、滋賀県のホームページでご覧いただけます。