里山保全活動団体「遊林会」


保全活動日(河辺いきものの森)

2023.11.22

真っ青な空に色づいた木々が美しく映え作業日和の今日は、河辺いきものの森の保全活動日でした。
ボランティアメンバー8人とスタッフ4人で活動を行いました。

活動内容は
①竹林整備で出た竹を使い、「カブトムシのベッド」と呼んでいる、落ち葉かきをしたときに落ち葉をためておく竹柵の改修
➁ネイチャーセンター横の薪棚の整理と移動 を行いました。

▼まずは全員で改修する竹柵を見に行きました。
森には二つの竹柵があり、初代が2000年→二代目2008年→三代目2016年の写真左手の竹柵と、初代2002年→二代目2010年の写真奥の竹柵があり、今回は奥の竹柵の改修を行います。
(過去の活動の様子:2002年森の歳時記 2002年11月号 (yurinkai.org)、2010年森の歳時記 2010年2号 (yurinkai.org) )

▼前回までの竹林整備で出た竹は約230本ほど。竹柵を直すためには、1mの竹を300本と、7mほどの竹を16本必要です。

▼足りない分の竹は、第二駐車場付近の竹林を適度に間引きました。
 

▼こちらはもう一つの活動、薪棚整理です。ネイチャーセンターもここ数日の冷え込みで、毎日薪ストーブに火が入っています。薪を使いやすいように、屋外トイレ横から運んできました。4人で薪リレーを行い、あっという間に整理完了です!

▼じゃん、きれいに詰めました!これで寒い冬も安心です。

▼さて、竹の整備も終わり、竹柵の改修スタート。まずは古くなった竹柵を解体していきます。

▼すごいスピードで竹柵がなくなっていきます。

▼もともと支柱に使っていた杭は状態も良かったので再度打ち直して使いました。

▼番線をシノを使って締めていきます。緩まないようにきつく締めていただきました。

▼2本の長い竹で杭をはさみ、その間に1mに伐った竹を入れていきます。地面が平らではないため、同じ長さの竹でもびしっとは揃いません。そんな時でも皆さん楽しむ心があるため、「なんかいい感じにウェーブみたいになってきたぞ!」と楽しそうに作業してくださいました。

▼お昼ごはんを終え、今度は竹柵班のメンバーも全員で竹を1mに伐っていきました。

▼伐った竹は軽トラックの荷台いっぱい!さぁいくぞ、とみんな足早に竹柵へ向かいました。

▼竹が到着したら、さっそく設置開始。節止めしたほうを上にし、2本の竹の間に竹が設置されました。
  

▼三代目竹柵見事に完成しました!
出来上がった後に最後みんなで竹のバリがでているところがあれば丁寧にのこぎりで切り直し、子どもたちが触っても痛くないように仕上げを行いました。ここまできめ細かな仕事はさすが遊林会です!

▼最後みんなで記念撮影をしました!

今日は、竹柵を改修するための準備になるかなと思っていたのですがなんのその、あっという間に準備がおわり、美しい竹柵が完成しました!

12月から落ち葉かきの保全活動がはじまるため、この竹柵が大活躍すること間違いなし◎大切に、たくさん使わせていただきます!

活動に参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

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