森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2002年5月号 〜



2002年5月30日(木曜日)

ホタルブクロの花が咲きだしました。



2002年5月28日(火曜日)

5月上頃に最初のタケノコ(写真右上)が出てから、今もタケノコは育ち盛りです。

 写真左下は一番管理に力を入れているハチクの林。立派なタケノコが、切っても切っても生えてきます。

 右下は、道路を挟んで反対側の、ケヤキの林のタケ。ここではタケ退治に力を入れています。管理の手を入れ3年目。ササ状になったタケがところどころで吹き出すように生えています。






2002年5月26日(日曜日)

 みどりのつどい当日。

 遊林会メンバーは、遊林会グッズ(竹炭・木炭・森の鳥イラストコースター・表札受注など)の販売をしました。炭焼き窯で炭を焼きつつ、焼き鳥を焼きつつの、炭の実演販売は、人が集まり焼き鳥がどんどん食べられていくものの、売り上げはいまいち。炭の販売はまだまだこれからです。
 薫製おばさんの薫製も大人気で、薫製が載っていた皿は早々に空っぽになっていました。

 他には、森のコンサートや、グリーンアドベンチャー丸太伐り競争などのイベントがありました。
▲遊林会グッズ販売、薫製のふるまい
▲主力(?)販売商品
竹炭と杉炭(右上)。竹炭は100g 200円。杉炭は1kg 100円でした。杉炭は火がつきやすく、消火しやすく、バーベキュー向き。
▲森のコンサート(午前)
「ゆめたまご」の二人によるアカペラコンサート。
ファイヤーサークルまわりの長椅子は遊林会手作りです。
▲森のコンサート(午後)
ホットラインの演奏
▲グリーンアドベンチャー
今回はちょっと問題が難しかったかも...



2002年5月25日(土曜日)

 みどりのつどい前夜祭として、森の室内楽コンサートがありました。出演は昨年秋と同じく、リチェッタ・ムジカ
 この日のために特訓したという清水さんのトークが演奏を親しみ深くし、遊林会スタッフが特別ゲストに(一曲だけ)声で楽器で演奏に花(?)をそえ、もちろん演奏はすばらしく、来た人みんな大満足されたと思います。

曲目:
1.弦楽四重奏曲 k.156から第1楽章(モーツァルト)
2.二声のインベンションから4番・8番(バッハ)
3.バロック風「日本の四季」から「春」(早川正昭)
4.おどる子猫、ブルータンゴほか(アンダーソン)
5.弦楽四重奏曲「ひばり」(ハイドン)



2002年5月24日(金曜日)

今回は、林冠トレールを歩くことで見える、普段の視点ではなかなか見ることができないものを紹介します。

▲テイカカズラ
秋に種を紹介しましたが、今、花を咲かせています。
▲ネムノキ
早朝か夕方に歩くと、ネムノキの葉が閉じているのを見下ろすことができます。
▼アラカシ
ドングリができはじめています。アラカシのドングリは一年で実になります。
▼アベマキ
ドングリができてきています。アベマキ・コナラのドングリは結実するまでに2年かかります。これは2年目の実です。



2002年5月23日(木曜日)

天気がいいと、汗だくになるくらい気温が上がる今日この頃。

今、森で花を咲かせている植物を紹介したいと思います。
今回はあまり派手でない、白に近い色をした花をいくつか紹介します。
▲イボタノキ
丸みを帯びた葉と、固まってつく花が特徴的です。
▲カキ
今年もたくさん実ができそうです。また干し柿が作れるぞー。
▼ハイハマボッス(5/16に咲いているのを確認)
○詳しくは河辺林通信バックナンバーのこのへんを見てください...
▼ウツギ
枝を折ると枝の中身が空なのが特徴です。



2002年5月22日(水曜日)

 第四水曜日の定例活動日

 集合して最初の作業は、ハチクの林でタケノコ取り。次にみどりのつどいにそなえての準備作業。

 タケノコ取りの作業では、今年初めて蚊取り線香が導入され、蚊と格闘しながらの作業となりました。

 タケノコ取りの後、作業小屋で竹炭の製品化(洗って長さをそろえて袋詰め)や、炭焼き窯で焼けていた杉の炭出し・次の材詰めや、広場で丸太の長椅子づくり、を行いました。

 本日の参加者は、延べ24人(スタッフ含む)でした。




2002年5月17日(金曜日)

今日は小雨振る中、建部・松下OB会のメンバーが集まり、5月の作業日でやったのと同様に、セイタカアワダチソウ抜きやコウモリの巣箱作りをしました。

今回の幹事が遊林会でもお馴染みの井下さん(写真:ピースをしている人)だったことが、この森で会が開かれるきっかけとなりました。さっそく皆さんには遊林会のバッジを進呈し、竹の名札も作ってもらいました。その際にカンパを頂きました。ありがとうごさいます。

現在は第2土曜と第4水曜にしか、活動を行っていませんが、このような形での参加も歓迎しています。    
                                (E)

▲ 建部・松下OB会見参!
名前入りのコウモリの巣箱ができました。近日中に森にかけます。楽しみにしていて下さい!



2002年5月11日(土曜日)

雨の中の作業になるのではと、雨天時のメニューも用意されていましたが、集合時間には雨があがり、第二土曜の定例活動はいつも通り観察会から始まりました。

この日の作業メニューは...

1.今が旬、セイタカアワダチソウとクズ退治
2.炭焼き
3.杉丸太を利用した草原広場のベンチ作り
4.コウモリの巣箱作りと設置
5.昼食作り、本日は、ハチクの筍づくしです

でした。

▲ 作業前の観察会
本日もっとも力を入れる作業、セイタカアワダチソウ抜きに関しての話題を、スタッフ佐竹が(活動日観察会デビュー)説明しました。
▲丸太でベンチ作り
写真は、丸太を確保してあったところは、前日の雨でぬかるんでいたので動かしているところ。4つ完成までこぎ着けました。完成品は草原広場に。座って見てくださいね。
▲炭焼き
焼けていた杉の炭を取り出して、新しい材を詰めて火入れ。今回詰めた材は、杉がメインで、少し広葉樹の材も詰めました。
▲コウモリの巣箱作り
コウモリを森に呼ぶにはまだまだ住まいが足りません。さらに巣箱を追加です。午後からは丸ノコが導入され作業能率大幅アップ。チームリーダーはうどん名人でした。
▲雨宿りの竹炭の製材
10時半頃に雨が降り出したため、草抜きチームは、作業小屋に待避し、前に焼いた竹炭の寸法をそろえる作業をしました。整えることで商品価値アップ!。
▼雨にも負けず ▼材料の山に囲まれて ▼下ごしらえ中
▲昼食作り、本日は、ハチクの筍づくしです
今回はタケノコづくし。前回の活動日に引き続いての松本さん提供のモウソウチクのタケノコと、ぎりぎり間に合ったこの森のハチクのタケノコが調理されました。筍ご飯・筑前煮・筍のてんぷらと、筍料理の王道を行く料理で舌鼓を打ちました。
▲薫製名人の手作り薫製
いつも美味しい薫製をもってきてくれる薫製名人のおばさんが、今回は森で作ってくれました。焼きたてはジューシーさが違いました!みんな絶賛です。
▲今が旬、セイタカアワダチソウとクズ退治
前日の雨が草の間に残っていたため、草むらに入ると足下をびちゃびちゃに...。でも草抜きチームは頑張りました。草抜きチームが通り過ぎた後には、セイタカアワダチソウの山が築かれていました。



2002年5月8日(水曜日)

週末の活動相談ミーティング「森の居酒屋」開店。
今晩のメニューは餃子・スープ・焼きそばでした。

週末の活動の事から始まり、遊林会グッズをどうするかについてまで話し合いました。

今回も新人さん登場。滋賀県立大学 環境科学部 奥貫研究室の四回生、田中君が初参加。遊林会の活動に参加しながら里山の保全について卒業研究をするとのことです。




2002年5月5日(日曜日)

上から見ると大きいアポロチョコレートのように見えるスジオチバタケ。林床のところどころで見かけられます。



2002年5月2日(木曜日)

 河辺グリーンアドベンチャーは、毎日たくさんの人が楽しんでいます。
 この日は50人ほどの人がチャレンジしました。

 左下の写真はキビタキです。森の真ん中あたりで、さかんにさえずっている声を聞くことができます。

 そしてスタッフ佐竹によるチョウの観察会(写真右下)もありました。





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