森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2001年12月号 〜

2001年12月26日(水曜日)

第四水曜の定例活動日


 集合時間には雨が降っており、外に出られなかったので、作業小屋のストーブ端で遊林会の未来について話し会いました。

 十時半ごろになって雨が上がり、森南端にある竹林で、竹を間引く作業をしました。
 しかしお昼前になって、再び雨が降り出したので、ここで昼休みに。午前中は、実質一時間ほどの作業でした。

 お昼のメニューは澤田特製のカレーライスでした。カレーライス以外にも、鳥の丸焼きや甘エビの差し入れがあり、普通の昼休みのはずが期せずして忘年会モードになってしまいました。年の最後の作業日が雨降りで、外に出られずに忘年会をするはめになるとは、遊林会らしいのかもしれません。

 食べ物が一通りなくなったころに、また雨が上がったので作業再開。午後は切った竹から枝葉を落とす、整理作業を行いました。

 今回集めた竹材は、竹炭を焼くのに使われる予定です。

 寒い中、みなさんご苦労様でした。

ストーブ端で遊林会の未来を語らう

竹を切って
林から運び出す

忘年会モード
澤田特製カレー



2001年12月25日(火曜日)

 朝は冷え込んでおり、森の広場には霜が降りていました。(写真を撮るのを忘れていました。トホホ。)


 午後1時半より、ネイチャーセンターで、「(仮称)エコステーション設置検討市民会議」の第一回目の会合が行われました。

 遊林会から2人が会議メンバーとして参加。それぞれが、それぞれの、森や駅に対する思いを語りました。

 会議の後は現地を視察。それぞれが自分の足で森まで歩いて戻ることで、距離感を確かめたり、森までの道の雰囲気を味わったりしました。





2001年12月24日(月曜日)

落ち葉には霜がつき、日陰の道は地面まで凍っていました。ギザギザの大きな葉っぱは氷の結晶がとてもきれいです。

交流広場の前ではシジュウカラがたくさん、あっちへいったり、こっちへきたりと、忙しそうに飛び回っていました。

(佐竹)
霜の降りた落ち葉 霜の降りたフユイチゴ



積雪 2001年12月22日(土曜日)

午前中はみぞれが降り、ちょっとだけ雪になりました。この寒空の下、ヒヨドリだけが元気に鳴いています。
(佐竹)



2001年12月19日(水曜日)

 野神さんのところから、愛知川の河原に出て、東の山並みを見ると頂上付近では雪をかぶっていました。手前の橋はおなじみの八千代橋です。

 森にはいつ頃雪が降るかな。


 森は、落葉樹の葉が落ちて見通しが良くなって、野鳥観察が楽しいです。ヒヨドリシジュウカラエナガメジロウグイスモズイカルセグロセキレイジョウビタキキセキレイコゲラ(写真)アカゲラハシブトガラスなどが、ここのところよく見られます。



2001年12月16日(日曜日)

 第二駐車場前の入り口から入り、カシの林を抜けてセンターに向かう道に、テイカカズラの種が落ちています。
 その落ちている量と、ふさふさした綿毛に、きっと誰もが気づくと思います。

  長さ1cm以上の大きい種がぶら下がっていますが、さらに長いふさふさした綿毛のおかげで、落としてみるとゆ〜っ〜く〜〜りと滞空しながら落ちました。



2001年12月14日(金曜日)

今シーズン、初めて八日市市に雪が降りました。

なのに、そういう写真を撮るのを忘れていたので、この日の写真は野鳥観察小屋前のビオトープに来ていたセグロセキレイです。



2001年12月13日(木曜日)

日中はずっと雨でした。おかげで工事が休みとなり、静かな一日でした。午後になって滋賀県立大学の学生が調査に来ました(写真右)。様子は怪しげに見えますが、怪しいものではありません。囲いがされているところは、踏み荒らさないようご注意を。

実生・稚樹の調査中です。



2001年12月8日(土曜日)

第二土曜日は定例活動日。

主な作業として、
 (1)サクラの救出とほだ木と薪作り
 → サクラに光が当たるよう、まわりの木を切って、ほだ木や薪に。
 (2)落ち葉かき 
→ 地面に光が当たるように。カブトムシ虫の幼虫もおなかをすかせています。
 (3)木道沿いの杉の整理 → ファイヤーサークルで燃やす薪づくり。
 (4)炭焼き → 新しい炭窯が近々建設されるけど、今の炭窯だってまだまだ現役。
 忘年会、餅つきの準備 → このページ下参照...
をしました。
落ち葉かき
  ▼(3)木道沿いの杉の整理 ▲(2)落ち葉かき        (4)炭焼き▼
木道沿いの杉の整理 炭焼き中
  ▼(1)サクラの救出とほだ木と薪作り
サクラ救出と、ほだ木、薪作り

 忘年会は、筑前煮風の煮物で暖まり、○○○を飲み、つきをしました(○○○には数種類の飲み物名が当てはまります)。
 は、きな粉、大根下ろし、納豆、お汁粉、などのトッピングで楽しみました。納豆のトッピングはここではあまり一般的でなかったようで、ところどころから「こんなんはじめてやわぁ」という声が聞こえていましたが、人気は抜群でしっかり完売しました。
 前回の作業日には、あまり顔を出していなかったシイタケが、この日はたくさん顔を出してくれて、シイタケの直火あぶり焼きも楽しみました。

 お酒の入った後はうどんを打って酔い覚まし。水曜日は8人で小麦粉1kg分を食べたのを念頭に、今回は小麦粉3kg分作りました。前回の経験を生かして水加減を多めに、そして1kgずつ水分量を変えて、生地の堅さの違いについても実験しました。今度はちゃんと人間より先に生地が延び、うどんらしいうどんができました。3回目のうどんは、これまでの集大成とも言えるできで、誰もが「これはうどんだ!」と言っていました。
(後日談、遊林会の職人ヤマダさんがうどん打ちを特訓中とのことです。)

シイタケ直火焼き


お餅つき


うどん手打ち道場



2001年12月5日(水曜日)

 週末の活動内容を、飲みつつ食べつつ相談する「森の居酒屋」開店。この日のメニューは、お鍋と手打ちうどん。と、遊林会・外務大臣から差し入れの新鮮ピチピチのお造り。

 6時半ごろからメンバーがぽつりぽつりと現れ、来た人から居酒屋開店準備にとりかかりました。





 うどんに夢中になっていたため、いつもより少し遅い7時半ごろから会議が始まりました。会議の成果は、活動日に配られる「作業メニュー」を見て下さい。
   

 今日は手打ちうどん作りという重労働があり、若手はうどん作りに励みました。水加減がちょっと少なかった生地は、生地がのびる前に、人間が先にのびてしまう堅さでしたが、最後は何とか形にしました。



 会議のあとは居酒屋モード。秋の夜長に森では怪しい宴会が繰り広げられています...



2001年12月4日(月曜日)

木道からまっすぐのびている道は、 落葉して灰色がかってきた森の色景色のなかで、赤い彩りがきれいなコースです。

木道沿いの茂みには、たくさんのフユイチゴがなっています。

木道からさらにまっすぐ歩いて行くと、サネカズラの実がところどころに見られます。





2001年12月3日(月曜日)

昨日訪れたやまんばの森で干し柿を食べて、いたく感激したので、干し柿を作りました。

ちなみに、この河辺いきものの森には、実をつける柿の木が三本あります。



『やまんばの森』看板を囲んで 2001年12月2日(日曜日)

近江町で里山保全活動をしている「やまんばの森」へ、遊林会の職人山田氏(前列左から三番目)が作った看板を届けに行きました。

この日、この森では、やまんばの森学園祭というイベントが行われていて、大勢の子供達が訪れて、森はとてもにぎやかでした。

写真中段左は、できあがったピッツァに集まる子供達。

写真中段右は、松ぼっくりとペットボトルのフタで、ミニクリスマスツリーを作る工作教室。
ピッツァに集まる 森の工作教室
このやまんばの森学園祭へ、遊林会からは○○○持参で5人が参加。やまんばの森のスタッフからは「隠れて飲んで下さいね」と言われながらも、○○○片手につフィールドを徘徊。○○○を持っていたら遊林会メンバーと思え!という様な状況で、もしかすると○○○がおおっぴらに許されているのは遊林会だけなのかもしれません。

と言っても飲んでばかりいたわけではありません。じっとしてると落ち着かない性の遊林会メンバーは、ピッツァの生地づくり作業に進んで従事。ピッツァの生地は、ほとんど遊林会メンバーによって生産されました。「どうやったら丸く生地がのばせるんだ?」「考えてることが形になるんじゃない?」「うちらの森にもピザ焼き窯を作りたいな」、などと盛り上がりつつ生地延ばし作業に夢中でした。


イベントの後、看板と交換する約束をしていた、山土をもらいました。この土は、炭窯を作るときに使う予定です。

ということで、立派な交流をして来ました。

Pizza 生地作り

土をいただきます。

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