森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2002年4月号 〜



2002年4月28日(日曜日)

 ゴールデンウィーク(5/5 まで)中、河辺いきものの森では、クイズラリー「河辺グリーンアドベンチャー」を開催中。受付は AM10:00-PM3:00 ネイチャーセンターにて。参加費無料

 12問中10問以上正解の方には、プレゼントを用意しています。

 クリアした人のために上級チャレンジ編も用意!上級編をクリアした人は記念写真をネイチャーセンターに掲示・殿堂入り!(左の写真は上級編クリアの家族)



2002年4月24日(水曜日)

第四水曜日の定例活動日。

 雨降りになるのではと危ぶまれていましたが、天気は一日もちました。
 スギ・ヒノキ花粉のシーズンが終わったことで、2月末からお休みしていた二人が復帰し、新しい参加者が二人来て、今日もにぎやかな活動日になりました。

 作業の前に、30分ほど観察会。ところどころの林床で花をつけているホウチャクソウに始まり、新しく見つかったイチリンソウの群落、花をつけたジエビネ、この歳時記でも紹介したフデリンドウヤマツツジなどを見てまわりました。その道中に、例年はもっと暖かくなってから顔を出すサンコタケに遭遇。昨日は見かけなかったので、この一日で顔を出したみたいです。


 本日の作業の目的は、炭焼き窯の中に入っている焼き上がった炭を出し、次に焼くスギの割木をつめるというものでした。林内にころがっているスギを切って運ぶチーム、運ばれた丸太を割り、積んでいくチーム、炭焼き窯から炭を出し、スギを入れていくチーム、昼食を作るチームと分かれて作業は進みました。

 今日の昼食は、松本さんが朝堀りでモウソウチクのタケノコを持ってきて下さって、筑前煮タケノコの天ぷらタケノコの木の芽あえタケノコごはんと、タケノコづくしでした。
▲自然観察会
▲サンコタケ
▲杉を切って運び出し  炭出し▼ ▲薪割り  昼食の準備▼
 今日の作業では、新作業器のキャタピラカー(正式名称は知りません)が初お目見えしました。「丸太を運ぶのに、今までの人力で運んでいたのとはえらい違うと」好評でした。キャタピラなので林内にどんどん入っていけるのが頼もしい!(でも林床を必要以上に荒らさないよう注意)。

 最後には、これから3回炭焼きをできるくらいの量の薪を積むことができました。

 参加した皆様、お疲れさまでした。

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▼昼食と、新人さんの自己紹介



2002年4月20日(土曜日)

 写真上はフデリンドウ。一株だけ見つかっています。見つけてもそっとしておいて下さい。

 コゲラの巣穴にコゲラがいるのを発見。空でカラスカァカァ泣いているからか、怪しい奴がカメラを構えているからか、穴から顔を出し、外の様子をうかがっているようでした。

 今日は、森の定例観察会の日(第一、第三土曜日)でした。で、遊林会スタッフ井上自然観察指導員としてデビュー戦を飾りました。当日参加申し込みしてくれた二家族の人たちには、そこそこ楽しんでもらえたと思ってはいますが、自己採点は60点(かろうじて可)。いい勉強をさせてもらいました。次はもっと楽しんでもらえるようにがんばるぞ!

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2002年4月19日(金曜日)

 エビネの花も開きました。

 写真左下は、葉をもむとキュウリのにおいがするというキュウリグサ(個人的にすごく気に入っている)です。つぼみがくるっと巻いているのが特徴的です。花の直径は2mmほどの本当に小さな花をつけています。この花のように小さなかわいい花を咲かしている植物もたくさんみられます。ハコベオランダミミナグサノミノフスマヤマルリソウ、タネツケバナ、などなど。(これらはネイチャーセンターの案内板で紹介しています。)
普段は雑草の一言でかたづけられるこれらの花をじっくり見るのも、なかなか味わいがあります。

 ぐっと暖かくなって来たせいか、トカゲをよく見かけるようになりました。

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2002年4月18日(木曜日)

 ここのところ、歳時記で森の自然の紹介をサボっていたので、しばらく重点的に自然について紹介したいと思います。

 二日間の雨が上がった森でを歩いていると、キクラゲを見つけました。早速持ってかえって食べてみました。
(森で見つけたキノコを食べるのは自己責任で!)干さずに生のまま料理したキクラゲの触感は、とろりととろけるような不思議な食感でした。

 モミジの林から水辺に向かってすぐのところにあるヤマツツジの花が開きはじめました。

 右下の写真の黄色い花はジシバリです。森で咲いている黄色い花はいろいろありますが、タンポポタビラコヘビイチゴなどがよく目につきます。

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2002年4月13日(土曜日)

第二土曜日の活動日

この日の作業メニューは

1. キノコのほだ木づくり(菌打ち)
2. 炭焼きと次回材料のストック
3. 野鳥観察壁前の整理
4. 竹藪の整理
5. コウモリの巣箱作りと設置(写真取り落とした...)
6. 昼食作り、本日は、(野草)天ぷらとすいとんです

でした。

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▲作業前、春の森観察会
▲竹藪の整理(放置材の片づけ) ▲菌打ち
▲火をつける前に煙突の改良作業 ▲春と言えば、タラの芽のてんぷら
▲野鳥観察小屋前のアラカシの伐採 ▲新人さん紹介と、作業についてひとことふたこと



2002年4月10日(水曜日)

 週末の活動相談ミーティング「森の居酒屋」開店。

 今晩のメニューはチーズフォンデュ
 チーズを溶かす白ワインを目の前で暖めながらミーティング開始。週末の活動から、五月末のみどりのつどい(大凧祭りと同時開催)についてまで、空いたおなかを抱えながらも、しっかりと話合いました。

 この日は、居酒屋初参加のメンバーが3人加わり、非常ににぎやかでした。

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2002年4月6日(土曜日)

 春休みオープニングイベント、「木地ってなあに〜コマを作ろう〜」が行われました。

 旋盤にコマの元になる木材を固定し、それを特殊なノミのようなものを当て削っていきます。木地師の先生たちの手つきを見ていると簡単に削れそうに思うのですが、実際にやってみると、難しかった!

 子どもたちも掘るのに挑戦していましたが、実際のところ大人にも難しい技術と、根気のいる作業だったので、子どもたちには色つけや、コマを廻す方が楽しいみたいでした。

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2002年4月5日(金曜日)

 滋賀病院の看護婦・看護士の研修が、この森でありました。
 クイズラリー形式で森を一周し、次に森の中に人工物を紛れ込ませそれを見つけるカモフラージュというゲームをし、最後に、グループに別れ、この森らしいものを1つ取ってきて、この森を一言で表すとしたらどんな言葉で表すかというのを30分考え発表するワークショップを行いました。

 帰る前に提出してもらった感想文には、「久しぶり」に自然の中に入って「楽しかった」「懐かしかった」「和んだ」「リフレッシュした」という内容が多く見られ、自然は若い世代も必要としている空間なのだなと、思いました。

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道から1mほどの間に、いろいろなものを隠しています。



2002年4月4日(木曜日)

 河辺いきものの森、春休みオープニング企画、もりであそぼう(その4)が行われました。

 この日は、「森の大探検」と題した、写真と地図を手がかりに森に隠されたキーワードをさがすゲームと、背中に動物のかかれたカードを貼ってもらい?私は○○しますか?と他の人に聞いて、自分が何の動物かを当てる、動物当てゲームをしました。

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2002年4月2日(火曜日)

 河辺いきものの森、春休みオープニング企画、もりであそぼう(その3)が行われました。

 ゲームのメニューは、ネイチャービンゴ木の重さ順に並べてみよう、目隠し木当てゲーム。(どんなものかは想像してください。どうしても知りたい人は参加or掲示板へ書き込みして下さい。)

 参加した子どもたちは、これから森をどんな視点から見るようになるのか、楽しみです。
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