森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2002年3月号 〜



2002年3月27日(水曜日)

 定例活動日

 この日は朝から大雨でした。

 にも関わらず、4人(スタッフを除く)のメンバーがちゃんと現れました。また、オープン日に火入れをした炭窯の様子を取材しに、びわこ放送から2人が来ており、雨の中、にぎやかに作業は始まりました。

 雨でもできるメニューと言うことで、炭窯を開ける作業と、名札作り作業をすることにしました。

 まず、炭窯開けです。炭窯にふたをしてから、数日間炉があたたかいままだったので、炭焼き名人は「中で全部灰になってるんじゃないか」と心配していましたが、いざ蓋を開けてみると、中ではちゃんと炭ができていました。しかも、さわってもぼろぼろと崩れない、しっかり炭化した良質の炭が。

 炭を窯から運び出した後、午前中いっぱいは、大きさごとに分別する作業を進めました。炭同士をぶつけ合うと、金属をぶつけ合う時のような音がするほどうまく焼けたものもありました。いい炭が焼けると、ひとつひとつの炭を見るのがうれしく、分別作業がすごく楽しく感じられました。

 午後からは、名札かけと、名札を仕上げる作業をしました。竹の札の表面をなめらかになるよう削り、ボードに等間隔に釘を打ち、札をぶら下げていきました。右下の写真が完成した名札かけです。札の長さ幅がまちまちなのが、なんともいえないを出しています。

 次回の作業日に、初登場です。ご期待下さい。




2002年3月24日(日曜日)

 水辺で魚つかみの日。

 前日までとはうって変わって、気温がぐっと低くなっていました。集まった面々は「寒い寒い」と唸りながら、森の南の水路に向かいました。(おかげでこの日は、焚き火がとてもありがたかった。)

 この日曜日から、周りの田圃で田植えへの準備が始まったのか、水路の水量が増えていて、子どもの長靴にはちょっと厳しい魚つかみになってしまいました。

 肝心の魚つかみは、というと、カワムツの稚魚(3cmくらい)のものが100匹以上、タナゴのようなやつが2匹、カメマルタニシカワニナ、小さな巻き貝、各1匹、を捕まえることができました。

 下の写真はそれぞれを水槽に分けて観察し、説明しているところです。

 この日捕まえた魚や貝は森のビオトープに放しました。




2002年3月19日(火曜日)

 河辺いきものの森が公式に開園しました。関係者約80人が出席し式が行われました。

 開園して変わったこはネイチャーセンターの展示が完成したというところでしょうか。

 式の後、森の入り口に設置されたオブジェの除幕式がおこなわれました。(写真左下段)これからはこれが入り口の目印です。

 さらにその次には、炭焼き窯の火入れ式が行われました。写真中央左は市長で、右は炭焼き名人です。1月8日にスタートして、ちょうど70日で完成。71日目に火入れとなりました。









2002年3月18日(月曜日)

シュンランの花も咲き始めました。
写真左下はヒサカキの花。
右下はタチツボスミレの花です。


ほかにも、フキノトウが顔を出し、アオキの花も咲こうとしています。オオイヌノフグリは先週くらいから花を開けていたでしょうか。いたるところで春の花が咲いているのが見られます。



2002年3月14日(木曜日)

キクザキイチゲの花が今年も咲きました。

咲いている場所はネイチャーセンターまでお尋ね下さい。



2002年3月9日(土曜日)

第二土曜日の定例活動日

先月とは違い晴天に恵まれ、やる気十分!。

この日の作業は次のような感じでした。

1.きのこのほだ木作り(菌打ち)
 アベマキ・クヌギに穴をあけ、シイタケ菌・ナメコ菌を打ち込みました。

2.炭焼き窯建設&竹炭材料ストック
 炭焼きチームはいつものごとくちゃくちゃくと仕事を進めました。炉を囲む煉瓦がかなり積み上がりました。竹炭用の竹も少しずつ貯まってきました。(炭焼き窯作りの作業については、日誌をつけています。完成後は日誌を図書コーナーに置くので見てくださいね。)

3.モミジの林周辺で落ち葉かき
 先月の第四水曜の活動日に作った柵周辺での落ち葉かき。午前中はほとんど柵の補強でしたが、落ち葉かきをはじめると午後3時には、いっぱいになりました。

4.竹で名札作り
 道場の壁に掛けてあるような名札と、名札かけを作らへんかと、居酒屋で河辺のクマさんが提案。その名札作りをしました。平均年齢20代の若者が集まり、竹を切って、割って、内側の湾曲した部分を削り、角を落として、100枚ほどの名札ができました。

5.昼食作り。うどんといなり寿司。
 うどんの本場、讃岐出身の大将が手打ちうどんを披露。50人が同時に食べられるようにするため、湯がきたてのうどんを食べてもらえなかったのを残念がっておられましたが、美味しかったです。
▲ほだ木作り  名札作り▼
▼手打ちうどん準備中。生醤油うどん。 ▲モミジの林そばの落ち葉かき  おなじみ炭焼き窯▼ 



2002年3月6日(水曜日)

森の居酒屋(遊林会活動相談ミーティング)

春は出会いと別れの季節。
新スタッフとして、君(写真中央)が登場しました。

「よろしくお願いします」



2002年3月3日(日曜日)

3月に入り、河辺の森も春めいてきました。気の早いものは、もう新芽を出しています。


この芽は緑色ですが、木の種類によっていろいろ違います。モミジの新芽は赤くてきれいですよ。  
(E)




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