森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2002年2月号 〜



2002年2月27日(水曜日)

第四水曜の活動日。

 13人が集まって作業開始。

 この日は、いつもの炭窯作り作業と、落ち葉をためる柵作りをしました。

 落ち葉をためる柵作りは、竹を切り出すところから始めました。切り出した竹は長さ約1.5mに切りそろえました。このとき、特に材が厚いものは炭焼き用として長さ90cmに切りそろえました。

 今回、柵を作った場所は、林の一番西側のモミジの林付近。場所を決め、柵の四隅になるところに杭を打ち込み、杭から杭へ横向きに竹を二本わたします。そして渡した竹の間に、1.5mに切りそろえた竹を縦に挟んでいきました。
 柵作りは、縦に刺す竹が足りなくなったので9割完成のところで終了。成果は森で見てください。
 そのあとは、90cmにそろえた竹を置くための場を作り、柵作りチームの作業は終了でした。。

 炭窯作りチームは、煉瓦積み作業の残りと、目地磨き作業をしていました。この日で煉瓦積みはほぼ終了しました。




2002年2月24日(日曜日)

 群でやってくるシメは、ナツハゼ(ウルシの仲間)やモミジケヤキの種をよく食べています。彼らはバリバリ種を割って、中身を食べます。

 秋冬にはこの辺りでよく見られますが、春になると、北海道の方へと帰っていきます。
(E)




2002年2月22日(金曜日)

 ちょっと(かなり?)わかりにくい写真ですが、ヒヨドリです。春が近づき巷にエサが少なくなってきたせいか、ネイチャーセンターのすぐ横に生えているクロガネモチの木に数匹が同時に集まっている様子が、最近見られるようになりました。この木は赤い小さな実を多量つけていて、ぱっとみてもすぐわかります。
 この木に近づいた時、奴らは「バッ」と逃げていくこともありますが、こちらを全然気にしないで実をつつき続けていることもあります。

 こいつらがもっと空腹になると、センターの軒に干している干し柿をねらわれそうで心配です。



2002年2月19日(火曜日)

 雪が降ると、常緑樹に覆われた道は、雪のトンネルというような姿になります。

 今日は、ほぼ一日中雪が降りました。



2002年2月16日(土曜日)

 森に多く生えているヤブランは、鳥たちのえさになっています。鳥は紫の実だけ食べて、タネは食べません。この時期は、道に落ちた白い実見ることができます。

 野鳥観察の時には、地面も注意深く見てください。鳥たちの落とし物が、たくさん落ちていますよ。
(E)



2002年2月12日(火曜日)

 この森には2本だけウメの木があります。

 そのうちの一本、実をつける方の木が、花を咲かせていました。



2002年2月9日(土曜日)

 第二土曜日の定例活動日。


 朝から、不定期に局所的な雨が降っていて、森に降雨が無いときに「すごい雨やけど、今日は作業するの?」という問い合わせがあったりしました。

 集合時間の9時になって、人が集まって来たとき、森にもぽつぽつと雨がちらつき始めていました。

 その雨が降る中、自然観察会が行われました。今日の作業に絡んだ話題で、ヤブツバキが集中している地点で、ヤブツバキや、常緑樹についての話がされました。

 観察会の終わりになって、雨が強くなってきたため作業小屋に集合。

▲自然観察会
▼箸作り
▼炭窯チームは雨ニモ負ケズ
 降雨が強いため、用意した作業メニューを進めるのではなく、
  1. センターで昨年末に行われた「森のコンサート」を見る。
  2. 竹を削って箸を作る。
  3. 炭窯チームは雨にも負けません。
  4. 調理班も雨にまけません。
の4つに別れて、雨が弱まるまでの時間を過ごしました。

 11時頃になって雨が止んだので、数人が「森の小径作り」作業を始めました。この小径というのは、地図には道があるのに、森には道がない所があって、そこに道をつくるというものでした。


▲小径作り(成果は森で見て下さい)
▼キリタンポ鍋を囲んで立ち食い
▼小屋の中で昼食

▲クヌギの伐採・解体作業
 昼食は、メンバーから提供された鶏3匹を出汁に具にした(この鶏は、前日に焼き鳥名人によって鮮やかにさばかれたものです。手際の鮮やかさに、見習いの井上はただ見とれるばかりでした。)、キリタンポ鍋と、ふろふき大根でした。

 あいにくの天候にも関わらず、写真にあるように大勢の人が集まっていました。

 午後からは、森の小径作りが引き続き行われ、萌芽更新地区で昨年切れなかったクヌギの伐採・解体作業が行われました。

 もちろん炭窯作りの作業も引き続き行われていました。



2002年2月7日(水曜日)

 炭焼き小屋の棟上げの日。

 1月8日に炭窯作りがスタートしたので、作業が始まってちょうど一ヶ月目。14人のメンバーが集まり、山田棟梁の指示の下作業を行い、ちょうどお昼頃に棟上げ式が行われました。

 昼過ぎに一度強い雨が降り、午後からの作業が危ぶまもしましたが、雨はすぐに上がり、右下の写真のところまで組み上げられました。



2002年2月6日(水曜日)

 モズです。モミジの林のところで撮りました。

 なわばりを作っているらしく、一定の範囲で、飛んだり木に止まったりを繰り返していて、かなり近づいても逃げようとしませんでした。

 先月の活動日に、モミジの林で作業をしていた人たちは覚えているでしょうか?作業をしている周りを(心配そうに?)飛び回っていたのと同じ奴じゃないかと思います。



2002年2月3日(日曜日)

冬の森観察会

 「冬の森観察会」は予想を上回る35名もの参加がありました。タヌキの足跡や、モズのはやにえ、アカネズミの巣穴、土の中にあるオオスズメバチの巣などを見ながら、約2時間かけてじっくりと冬の森を楽しみました。

冬の森はいろいろな観察ができますよ!
(Y)



2002年2月2日(土曜日)

村松卓氏の陶芸教室(2回目)

 今回は、先週形を作ったお皿や湯飲みの削りをしました。
 前回よりも集中しているためか、かにを食べているときのように(!?)口数も少なく、もくもくと作業は進みました。
 結局、削りには作品を作ったのと同じくらいの時間がかかりました。
(E)



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