森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2002年1月号 〜



2002年1月31日(木曜日)

 一月最後の日は、雪の舞う一日になりました。雪の降る景色を背負った薪ストーブはなかなかのものです。

 今月は、センターの薪ストーブが一日にどれだけの薪を消費するか重量を測っていました。怠けずに、適度に燃えるだけ薪をくべ続けると、1日に30kg前後必要なことがわかりました。
 30kg×25日=750kg/月
一ヶ月(25日計算)でこれだけ薪を消費します。

作業小屋の薪ストーブのことも考えると、月に1トンは必要になるようです。


2002年1月26日(土曜日)

 村松卓氏の陶芸教室がありました。これは森林エネルギーを活用するという一環の活動で、陶芸教室の最後には薪を使って陶器を焼きあげます。

 粘土を手にすると、みんな真剣そのものになって、作品作りに打ち込んでいました。




2002年1月23日(水曜日)

第四水曜日の活動日。
朝は冷え込み、水たまりに氷が張っていました。

作業は、草原広場横の草刈りと、萌芽更新区画の柴刈りと、炭窯作りを行いました。

KBS滋賀の生放送、さんさんワイド滋賀の生収録がありました。
ファイヤーサークルに集まり、暖をとる。 センター横で草刈り
10時に生コンが届き、基礎のコンクリートを流します。 スエヒロタケ(話題:キノコ博士提供)
紙張りの扇の総称を末広といいますが、
形からこの名前が付いているとのことです。
KBS滋賀ラジオ「さんさんワイド滋賀」“生”収録中 突如現れた仮設住宅。
ではなくて、流したコンクリートが水をかぶらないように 
ブルーシートで覆いを作りました。



2002年1月22日(火曜日)

 冷たい風が吹き、昼過ぎには雪が宙を舞う、久々に冬らしい天気でした。

 そんな寒空の下、今日も炭窯づくりが進められました。作業の内容は、基礎のコンクリートを流す木の枠を作り、鉄筋を配置するというものでした。



2002年1月17日(木曜日)

 1月11日に森にやってきたシメの群が森に居着いているようです。ケヤキの広場周辺の木に何十匹もとまっているのがよく見られます。(右の写真に三匹写ってます)

 今日は雨が降らなかったので炭窯作りの作業が行われました。前日、前々日も炭焼きチームは森に来ていたのですが、雨のため作業ができなかったのです。

 炭焼きチームにも入っておられるキノコ博士に、話題を提供してもらいました。下の写真はエノキダケです。この森の、とある朽ち木にて撮影しました。菌糸が材にまわっているようで、去年と同じ朽ち木に発生したということです。

 今日の炭窯作りは、握り拳大小の石を基礎として積む作業が行われました。写真は、丸太でたたいて隙間を埋めているところです。(炭焼き作業については、名人に日誌作成をお願いしたので、次からはもっとリアルにお伝えできると思います。)



2002年1月16日(水曜日)

 午後1時半より、ネイチャーセンターで、「エコステーション設置検討市民会議」の第二回目の会合が行われました。
 駅の設備や、交通手段などの現実的な計画について意見が出し合われました。

 会議の終盤に、滋賀県立大学・環境科学部・環境社会計画学科・環境建築デザイン専攻の学生による、模型を使った計画案のプレゼンテーションがありました。あくまで案ですが、形を目にするとイメージが広がり、会議前半には出てこなかった意見が出て、駅設置への夢が広がるようでした。



2002年1月12日(土曜日)

年の最初の活動日。ヘルメットと名札を装着で、初心に帰って作業しました。

この日の主な作業は、
1.カシ・ナラ間伐、ほだ木、薪作り → サクラ・モミジを生かして、燃料と、キノコという楽しみ作り。
2.焚き火材料確保と森の整理 → 先月の続き。ファイヤーサークルで燃やす薪作り。
3.竹の間引き → 新しく作る炭窯で焼く竹材を確保。
4.落ち葉かき → 先月の続き。地面に光をあて種が発芽できるようにと、カブトムシの養殖。
5.炭焼き窯制作 → 今年度中に炉の立ち上げを目指す!。
6.昼食準備 → 本日は持ち寄った鏡餅を食べ尽くします。

▲作業の前にはまず準備体操
▲薪作り ▲炭窯作り
▼落ち葉かき ▼木道沿いに積まれた材の整理
▼昼食準備。
堅くなった餅を焼き、鍋ではお雑煮が作られています。
▲餅のトッピングは先月に引き続き、大根おろし、納豆、砂糖醤油、でした。ぜんざいもありました。



2002年1月9日(水曜日)

森の居酒屋オープン

この日の参加者はのべ10人。
辛子レンコン、柚餅子、手作りの干し柿・甘酒、17年ものの焼酎、などなど、メインの味噌鍋が霞む豪華メニューで営業しました。

今回は初めてスタッフ以外の女性の参加がありました。




2002年1月8日(火曜日)

炭窯作りが始まりました。
写真は、炭焼き名人が基礎を作るために穴を掘っているところ。

完成は年度内の予定です。




2002年1月4日(金曜日)

 第二駐車場前の入り口を通り、照葉樹のトンネルを抜けると、そこは雪国だった。雪国、というほど大げさな雪では無いですが、三箇日が過ぎ、4日に森に出てくると、2日から3日にかけて降った雪で、森は雪化粧をしていました。

 雪が積もった地面では、動物の足跡ウォッチングが楽しめます。
 ぐるっと森を一周する間に、巣種類の足跡を見つけることができました。キツネ?タヌキ?、のらイヌ?と、解らないなりにも足跡を追いかけるのには、普段は味わえない楽しさがあります。他にもリスと思われる小さな足跡や、何か解らないけれどトリの足跡がありました。

▲雪景色

▲キツネ?

何か解らないけれどトリ▼

▲リス?

木道を渡ったヤツ有り▼

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