森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2015年9月号 〜



2015年9月23日(水)
 

 遊林会活動日

 遊林会、作業日和です。
本日のメインはセンダンの伐採。

 左の写真で見るように、結構大きな木です。
直径30cm前後の木ですが、樹齢は13歳!

先駆種という明るくなった場所に一番に生えてくる木なので、ネイチャーセンター造成時に生えた木だと思われます。

 花はとっても綺麗なのですが、実が人体にも有毒で、毒性もかなりきつい(子どもは6〜8個で致死・農業研究機構引用)ということで、伐採することになりました。

 成長が速い=軽い木なので、さくさくと作業は進み、午前中だけで2本のセンダンを伐採することができました。

チルホール使用。スタッフが切りました。

かなり枝の量も多かったです

秋=サンマ。森の炭で焼いた炭火焼きのサンマは格別です。

昼からも作業。道向こうの竹林で竹を回収しました



2015年9月12日(土)
 

 遊林会活動日

残暑がそれほど厳しくはなく、おだやかな活動日となりました。

定例観察会は、森の植物図鑑コーナー。
森の今の見所を回って、簡単な図鑑を作りました。
一番人気は、ドングリ虫の卵探し!?大人も子どもも夢中です!

本日の作業メニューは?
1.竹林整備
2.草刈り
3.ナラ枯れ対策
4.食事

でした。


ナラ枯れ班。爪楊枝に薬をつけて、穴をふさぎます

竹林整備隊。子供達に竹工作の材料になります。

機械刈り部隊。ササを刈り、植物に光を当て、こどもたちがドングリを拾いやすいように刈ります。

クズやらセイタカやら、文字通り山ほど刈りました

みんな夢中の卵探し。ドングリ虫の卵って???

こちらくさや焼き。外で焼かないとエラい匂い!

午後からの小学生部隊。薄切りミッションにチャレンジです!

本日のお昼です。
差し入れのお野菜はいつものこと、おいしくいただきました。

今回の目玉は、くさや!
フナ寿司よりもきついなぁ〜といいながらもおいしくいただきました。

お昼の新人さん紹介タイム。森の職員も含め、5人も第二土曜に初参加です!




 お手紙、ありがとう▲ 

 2015年9月5日(土)
 

 夏のイベント サイドストーリー
 
 さて、今年の夏も終わりを迎えています。
今年の夏の主催イベントも満員御礼で終えることができました。

 そして昨日、森に地蔵盆に参加された方からお礼の手紙が届きました。

 森の地蔵盆は2005年から始まりました。様々な理由で地蔵盆をやめざるをえない地域があるなか、日本の民俗文化を続けていきたいという思い、また、森の初代炭焼き名人が木に地蔵菩薩像を彫って下さったのをきっかけに始めました。

 最初は30人からスタートし、現在では50人に参加者を増やしていますが、それでも、倍率は毎年2倍をこえます。また、抽選が終わった後でも、お盆に帰ってきた孫に行かせたい、という電話もほぼ毎年いただきます。

 このイベントに限った話ではないのですが、子供達に自然体験や、民俗文化の継承をしてほしいという願いがあるなか、全員にそのチャンスをあげられないのが実情です。

 そういった問題があるなか、お礼の手紙をいただくことで、参加された方が喜んでくれたという実感や経緯をスタッフで改めて共有することができました。

 手紙をくださった方、そして、森の地蔵盆を支えてくれてきた遊林会の方々に、改めて感謝を伝えたいと思います。 




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