森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2008年10月号 〜




 2008年10月30日(木)

 10月の森

 さて、10月といえば、森の利用は最高潮を迎えます。
今年は10月に来られた保・幼・小・中・高は28学校、約1,700人でした。
それでもいつもよりも少ない方です。

 本日は、小学校2校はクイズラリーやビンゴ、ドングリ工作。
中学校は、里山保全活動体験&焼き芋、大人は木ままクラブ、と賑やかな1日でした。

▲ドングリ工作、やじろべぇ。
シンプルなおもちゃですが、根強い人気があります

▲近くの中学校、作業体験です。常緑樹伐採、下草の林床管理・竹の整備、です。汗をかいた後は、焼き芋です!

▲こちらは木ままクラブ。竹置き場のセッティングを。




▲ 遊林会の自慢のお昼
芋ご飯・冬瓜のお味噌汁・手作りおから・豚の角煮・チンゲンサイと豚・唐揚げ・ハヤトウリのサラダ・ナスの生姜醤油などなど。
 
 2008年10月23日(水)

 
遊林会 平日活動日
 
 天気は少し曇り空・人数も少し少なめ遊林会です。

 本日の活動は竹切りがメイン。そろそろ竹伐りのシーズンにはいります。
今回はテングス病退治を含めた、竹林整備です。

その後は、雨の屋根作り・工房櫻はドングリライオン作り。
雨屋根作りは図面なし・金なし、あるのはアイデアと伐った竹、です。
みんなであーだーこーだ、ぎゃーぎゃー言いながらの作成となりました。

▲ そしてみな船頭さん。しかし、遊林会は違います。

▲ そして、これが完成形。あちこちにアイデアが詰まっています。

▲ 現役七輪。コ○リで980円なり

▲ ドングリライオン。木ままの作品です

▲ 竹切り



 
 2008年10月19日(日)

 
大人講座・森の恵みで染色講座

 秋晴れの続くなか、久々の大人講座です。

 今回は森の素材を使っての草木染め。
秋の草木染めの素材はいろいろありますが、この時期・いきものの森で、という条件で、今回は草原のメリケンカルカヤと、森のクヌギのドングリぼうし。

 草木2種類、染め布2種類、媒染2種類の中から森のスタッフイチオシの組み合わせををチョイスしてもらいます。

 作業小屋に集まり、説明を聞いた後、素材を選び、森に材料を取りに行くところから始まります。

▲ こちら、メリケンカルカヤの材料取り。場所は草原広場にて

▲ こんなかんじで染めていきます
▼ こちらはどんぐりぼうし班。子どもたちはドングリが本命ですが、こちらは帽子が本命です

▲ ドングリぼうし、煮出し中。
今回の一番人気は

どんぐりぼうし(草木)

ドングリの灰汁(媒染)

絹スカーフ

淡い金色

の組み合わせでした。

その他、ドングリぼうし+鉄+綿=薄い黒色の組み合わせも。

▲ メリケンカルカヤは鮮やかな!黄色でした

▲ こちらは森の染色観察会。まだまだ森の中には染めることのできる素材がたくさんあります。

▲ それぞれ森の恵み色に染まりました。




▲ クズ退治班は、ちびっ子達のいきもの探し教室でもあります
 2008年10月11日(土)

 
遊林会活動日

 10月の晴れの日遊林会です。朝方の雨が効いたのか、運動会と重なる人が多かったのか?少し人数少なめの40人くらいの活動となりました。

 本日の観察会は菊。秋の花といえば、キク、です。今の季節に見られるキクから、森をぐるりと散策し、アキノギンリョウソウなども見てまわりました。

 さて、本日の作業メニューは?
1.竹林整備
2.クズ退治
3.ササ機械刈り
4.竹酢液精製
5.食事

でした。

 

▲ 草刈り部隊。皆○し部隊とも言われているようですが…今回は???

▲ 秋といえば?そう、キクです。ということで、今回はキクシリーズ

▲ 木酢・竹酢部隊。遊林会自慢の透明液を仕上げます

▲ テングス退治班。油断をすると、すぐに病気がはびこるようです

▲ 今回の新作、ちびっ子専用ブランコです

〜お品書き〜
薪焚きカレー・冬瓜のそぼろ餡かけ・切り干し大根の炊いたの・焼き物3種・天ぷら5種、デザートに柿、ナシ、芋の巾着、です。

▲ いつもの食事風景。少し人数少なめです
 今日のお昼は、料理長が欠席のため、久々のカレーとなりましたが、その他の副食もなかなか豪華です。気温が20℃を下回り始めていますので、初物の椎茸やハタケシメジなど、森の恵みが満載です。ピザ窯に火も入り、こちらは焼き芋です。

 秋になり、日差しもゆるやかになってきていますので、午後からの作業も始まります。タケの始末、竹酢液の仕上げ、椎茸ほだ木の整理、などなど、延長戦組もかなり頑張って?いたようですが…
 
▲お昼の一言コーナー。初めての人も、久々の人も。




 2008年10月7日(火)

 
秋の森

 モズの高鳴き、ドングリの落ちる音、そして子ども達の声の季節です。

 今年も長距離を旅するというアサギマダラが森を通過中です。
浅葱色の、まだら模様、というわかりやすい名を持つ蝶で、ステンドグラス想像させますが、特記すべきは、旅をする蝶であるということ。

 春に南の方から飛んできて、秋になると、今度は北から南へと旅をする蝶なのです。旅の最長記録は、2000km。車の平均燃費を10kmとすると、ガソリン200Lという強者です。

 鳥のように同じ個体が移動するわけではなく、その子達が移動するらしいのですが…それでもよくわからない蝶です。
こちら、参考リンク



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