森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2006年2月号 〜




▲ コナラの萌芽更新を狙った伐採
遊林会精鋭?部隊が活躍し、一日で5本のコナラ(40〜50年生)を伐りました。春の萌芽を待ちます
 2006年2月22日(水)

 水曜活動日

 一足早い、春の陽気の活動日です。
ウグイスは鳴いているし、キチョウは飛ぶし、トカゲはひなたぼっこに出てくるわの、賑やかさんでした。

 本日は伐採班、落ち葉かき班、食事班の3つです。

 先日の里山七彩の講義を受け、健全な森林目指して若返りのための伐採作業です。この辺りは遊林会の機動力のなせる技でしょうか。伐った木はほだ木・薪。

 落ち葉かきも里山の大事な作業。テイカカヅラのツルと戦いながら、竹の熊手で落ち葉をかきました。

▲伐って、玉切り・柴仕、積み、おろし。軽トラで5往復くらいしまいた。穴の空いているものが多かったです。
▲ 落ち葉かき
このところ、雪やらなんやらで進んでいなかったので、落ち葉はどっさりあります

▲ 棟梁最後の仕上げ
森守堂の建設と料理班の棟梁。
 ▲ お料理班集合。今日はあと二人いました。
特攻隊長差し入れのキスを焼いています。



 2006年2月19日(日)

 里山七彩 「ナラが枯れていく」 

 いよいよ里山七彩が始まりました。
第一回目は黒田慶子さんによるナラ枯れの話です。

 内容は目からウロコのものばかり。

・なぜナラ枯れがこれだけ問題に?・里山の高齢化
・スギやヒノキ林も病気にやられている・無関心
・人と里山とのつきあい・里山は畑だった
・1930年代・大事にしすぎた薪炭林の末路
・森の健全性について・生物多様性の功罪

 などなど。
とても勉強になる、七彩でした。
 
 




▲ これは草原広場
 2006年2月15日(水)

 霞の森

 昨日は霜柱、今日は霧の朝の森でした。

昨日の夕方から降った雨の影響で、地表付近の湿った空気に、南からの暖かい空気が蓋をし、夜の冷え込みによって発
生したものと思われます。

 そんな森を歩くと、木や土の匂いでびっくりするほどむせかえります。森の匂い、というと春や夏のイメージですが、冬でも負けないくらいの匂いです。

 霧の冬の森、森林浴にオススメです。

▲ 交流広場付近
 
 
▲ 冬の森、天然のウォータードーム。わかるかな? 



 
 2006年2月11日(土)


 遊林会活動日

 まだ雪が残るなかですが、気温はほどほど。冬の活動日向けな一日です。
 観察会は冬の樹木を探す観察会。森のメジャーなドングリの木を樹形と木肌で覚えます。
そして今日は木登り名人への黙祷から始まりました。

 本日の作業メニューは?

1.竹林整備
2.タケ退治ゲリラ・ピラカンサ抜根
3.シイタケほだ木
4.炭焼準備・木酢蒸溜
5.昼食班

でした。

 
 樹木観察会。コナラ・クヌギ・アベマキ。
また春には葉っぱ観察会します

 竹林整備班。
テングス病が思っていたのよりもひどい状況らしいです。

 ほだ木班。
ドングリ広場で、萌芽しそうなやつを狙って伐りました。

 ピラカンサ→ゲリラ班。
仕事が早い!きっちりセンター裏が綺麗になりました。

 炭焼班。
今回の窯つめはアラカシ中心。運んで、詰めて。

 食事班。
今日はキリタンポがメインでした。揚げ物もたくさん
 久々に天気が良かったせいか、ノリにのったほだ木班などは、午前中の休憩なしでお昼に突入です。また、ファイヤーサークルでは、ピラカンサ、竹など、一日中炎が上がっていました。

 食事は昨日から仕込んでいたキリタンポ鍋。ご飯も炊いたので、お米の量はなんと4升!

 お昼は作業紹介、イベント紹介、新人さん紹介。新人さんが多いと、いつもよりも盛り上がります。

 そして、少し寒いですが、昼からも作業。
久しぶりに、作業の充実した活動日になりました。

 新人さん特集。
今日の新人さんはなんと7名!
 どんどん来て下さいね!


 
 2006年2月4日(土)


 冬の森で遊ぼう!その2

 今日は冬の森で遊ぼう!の日です。
このイベントの日は雪の日が多いのはなぜ?

 雪の上で火がつけられるか?実験、そして森の中に入るまもなく、滑り台作り・遊びに夢中な一日でした。

 雪を集めて、固めて、コースを作って。雪のシェルターは滑り台です。


 そして、センターに帰って、暖まった後は、プチかまくらを作り。時間をオーバーして遊び過ぎてしまいました。



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