森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2006年3月号 〜




▲ ノミを使う荒削り。ノミは垣見さんが研いで持ってきてくれました。なかなか上手に使います。凄い集中力。
 
 2006年3月29日(水)


 匂いのする木で彫りものをしよう!

 春休み、最初のイベント。
保全作業で出てきたクスノキを使って動物を彫りだします。クスノキは樟脳をとる木で有名ですが、防虫効果があるので、昔から仏像などに使用されてきたそうです。

 講師は遊林会の鈴木さんと垣見さん。
小学生には少し難しい内容ですが、こちらが思っているよりも上手くノミや彫刻刀を使う子どもがほとんど。

 今回は特別に昼からもやりました!
そのおかげで、ウサギやイヌ、いろんな動物が掘り出せました!
 

▲ ノコギリ・ノミ・ナイフ・彫刻刀、などなど安全な使い方についても学びます。

▲ 細かい所は彫刻刀を使って削ります。
クスノキはなかなか素直な、良い素材です。



 
 2006年3月25日(水)


里山保全活動セミナー 最終日

 今回の保全セミナーもいよいよ最終回。

 AMはアウトドアに関する講義、PMからは自然暮らしの懇談会です。遊林会からも松本美代子さんに講師をお願いしました。

 朽木暮らしの話や、愛東でのこだわり米作り、そして、遊林会でのご飯作り等など、自然の楽しみ方は様々で、広がりを感じることのできる懇談会でした。




 2006年3月23日(木)

 遊林会活動日

 今日はいつもの水曜日が休館日だったため、木曜の遊林会活動日となりました。

 そして、久しぶりの平日観察会。
キクザキイチゲはまだ咲いていませんでしたが、シュンランやアオイスミレ?などは既に咲き始めており、春を感じられる観察会でした。

 日が変わったせいか?人数は少なめでしたが、午前中はコナラの伐採、炭出し、昼からはタラの芽仕込み、染め物などなど、活動内容は盛りだくさんでした。

▲今年初咲き?シュンラン

▲左上から右に向かってきんぴら、ネギのぬた、おから、春の天ぷら盛り合わせ(ふき、ツクシetc)、唐揚げ、水菜の煮浸し、などなど。ご飯にお味噌汁もつきます。

▲作業帰り。道の木を拾って帰ります。





 2006年3月25日(水)

 里山七彩 最終日

 いよいよ里山七彩も最終日です。
最後は滋賀県立大学環境科学部 講師、野間直彦先生による「里山と獣たち」でした。

 獣害、という問題点に対し、「木を伐って獣害を防ぐ」という事で実践、成果を説明していただきました。

 人と獣の住む境界=「里山」が荒れており、見通しが悪く、獣たちがすぐ人家に近づける、ということで、手入れをしてやると、実際に獣害が減った、という事でした(個体数を減らすのは前提とする)。

 初めての試みなので、そこに至るまでは簡単ではなかったようですが、とても解りやすく解説していただきました。



 2006年3月15日(水)

 
湖東信用金庫新人研修

 毎年恒例となりつつある湖東信用金庫さんの新人研修がありました。日差しが春らしい、とてもいい日になりました。

 朝10時から、室内での自然についてのミニワーク、里山の話、そして昼からはゲームに実際に木を伐る、保全活動と、一日みっちりな日です。

 木の伐採はかなり大きいカシを伐りました。久しぶりにいい汗をかけたかな、と思います。




▲ 西原さんによる、カモさばき観察会。なかなか見れる機会はありません。長々と苦しまない、素晴らしい技です。
 
 
2006年3月11日(土)

 遊林会活動日

 春の活動日です。ぽかぽか陽気のなかでの活動日となりました。

 いつもの観察会、今回は焼き鳥名人によるカモのさばき実演講習です。技術の粋を見せていただきました。

 そして、本日の作業メニューは?
1.シイタケほだ木菌打ち
2.竹林整備
3.枯損木の処理
4.炭焼き
5.昼食班

 でした。別働隊で鴨さばきも。

▲ カモのロースト、香草詰め。担当は焼き鳥名人。

▲ 前日のカモさばき。たくさんの応援が来てくれました!

▲ 竹林班。人数は少なかったのですが、未開拓の地で、モリモリ働きました。

▲ 枯損木伐採班。道に近い、危ない奴を倒します。木を倒すと、バラバラになっていきました。

 炭焼班。直径15cm、高さ90cmの束を74束入れました!


シイタケほだ木班。この時期のメインの作業です。

 カモのローストを切り分けます。油と塩の相性が抜群でした!


 人数は50人弱。それでもどの部隊の作業も大忙し。活動日で汗をかいたのは久しぶりです。

 昼食は鴨鍋、鴨ロースト、鴨のスープ、鴨の臓物味噌炒め、鴨の刺身と鴨のフルコース。そしてカキなます、ご飯、ネギのぬた、差し入れの燻製、漬け物各種、でした。

 昼からも作業です。
炭窯は昼から火が入りました。

 今日もお疲れ様でした。
新人さん紹介コーナー。今日も新人さんが4人もきてくれました!




 2006年3月8日(水)


 春の森

 日向は春、日陰は冬。季節の変わり目を肌で感じることのできる季節です。
 
 今日は市内の幼稚園がお別れ遠足に森にきました。
今日は春!といってもいいくらいの暖かい日でした。

 冬眠していたスズメバチを見たり、チョウやカエル(!)などを見つけることができました。





▲ 日本の草はら、そして現在のシカの食害について。
狩猟免許を取りにいかなければ、と思うほどの深刻なお話しでした。
 2006年3月5日(日)

 七彩&里山保全活動セミナー

 3/4日に里山七彩、5日に保全セミナーがありました。

七彩は「草はらという原風景」というテーマで京都大学の加藤さんにお話しをしていただきました。

 

 大阪自然環境保全協会の道下さんを講師にお呼びし、午前は里山活動や里山について、昼からは旧永源寺の川嶋さんをお呼びして、ナタとノコギリの手入れの実習です。

 ナタを研ぐのに、刃を弱らせないようにグラインダーを使う方法など、現場ならではの技術をおそわりました。

 
 



 2006年3月1日(水)

 ひなまつり特集

 
もうすぐひな祭り、ということで、ひな祭り特集です。
 森の自然細工職人、野田さんの作品です。

 あれこれと森の素材を拾って帰ってきては、こんな素晴らしい作品を作ってきてくれます。

 親子イベントで、色々できないかなぁ、と考え中です。
 



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