森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2004年5月号 〜




▲ タケノコを間引く作業
2004年5月26日(水)

 
週日活動日

 梅雨を通り越して夏か?というお天気の中、20人ほどの人が集まりました。

 今日の活動メニューは、
1. 竹林の管理
2. 駅前広場の準備
3. 食事班

 
でした。

 竹林の管理班は、今年出たタケノコを間引く作業です。竹林は傘を差して通れるくらいの間隔を目指してタケノコを間引いていきます。
 竹になってしまうと、ノコギリがいりますが、今はまだタケノナギナタで払えるくらいです。小さいタケノコは早速今日のお昼ご飯になりました。

 駅前広場班は、土留めの竹作り。ワークショップとはまた別の作業です。こちらは竹を伐りだして、枝を払って半分に割る作業でした。


▲ 竹の土留め作り。ひたすら叩く! ▼

▲ 竹の伐りだし作業


▲ お昼の後のおやつタイム。森のヨモギモチ!▼

 そしてお昼からは全員が竹割り・くくりに入りました。

 半割にした竹をかけやで叩いて曲げやすくするのですが、何人も交替しながらの作業です。
「腰がはいっとらん!」など、ヤジを飛ばしあいながら、どうにかしあげました。
 そしてその割った竹を運びやすいよう、くくりました。作業の成果は右下の写真です。見てください、この量!

 最近は午後も作業をすることが多くなって、3時のおやつも恒例になってきましたが、今日のおやつは、森で摘んだヨモギを使ったヨモギモチ、3色ういろうでした。

 食事班はお昼作り、片付け、おやつ作りと、こちらも大変な作業です。縁の下の力持ちです。

▼ 作業の成果。昼からも頑張りました!



 2004年5月23日(日)

 
緑のつどい

 今日の森では八日市市の大凧祭りと合わせて緑のつどいがありました。大凧祭りの会場と、道をはさんで繋がっているので、森は一年で一番の人だかりになります。

 そして森では、遊林会の竹炭や木・竹酢液などのグッズ販売や、緑のつどいスペシャルクイズラリー垣見先生による絵手紙教室などがありました。

 その他、新エネルギー推進会議のメンバーによる、ペレット工作、炭を使った焼きそばや、花苗の無料配布などがありました。

 そして昼過ぎからはホットラインによる野外コンサートもありました。いつも来てもらっているホットラインさんですが、いつ聞いても和む演奏でした。



▲ 遊林会メンバーによる、グッズ販売

▲ クイズラリー、答え合わせ中です
▲ ふざけていてもやる時は真剣。絵手紙教室です ▲ おなじみ、ホットラインの森のコンサート



 2004年5月22日(土)

 第3回 いきものの森駅前広場 ワークショップ

 心配していた雨も前日に止み、総勢25名でいよいよ実際の作業に入りました。

 今回は梅雨に入る前に、斜面の土留めをしておこうということで、かけやでのくい打ち、土留めの竹をさし込んでいく作業、肥料と土を混ぜていく作業の3つをやりました。

 どれもが初めての作業で、手探り状態で始まった作業でしたが、体力、知力を総動員して進んでいきました。

 午前中で材料がなくなったので、午後からは森で竹を切って、持ち出す作業でした。

 かなりみっちりと作業をしたので、筋肉痛は間違いないでしょう。

 次回は6月5日(土)、9時にセンター集合です。自分の手で、駅前広場を作ってみませんか?



 2004年5月16日(日)
 
 春の室内楽コンサー

 春のおなじみ、リチェッタ・ムジカによる春の室内楽コンサート。第6回目にして初の雨降りでしたが、心配無用の満席でした!

 今回はヴィオラ奏者が一人増え、五重奏です。また、夕方から夜にかけて光の変化も楽しみながらのコンサートでした。

 毎度毎度、贅沢なコンサートです。
次回はクリスマスです。お楽しみに!



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 ▲ どれがいいだろう?
    こう見えて、タケノコを採るのは大変でした。
2004年5月15日(土)

 チャオ「初夏の竹取物語」

 最近不安定なお天気が続いて心配されましたが、今日は竹取日和。
 子育てサロン・チャオのイベント「初夏の竹取物語」が行われました。

午前中はタケづくし
1. 自分でタケノコをとって、
2. タケでお皿とおはしを作って、
3. そしてタケノコご飯を食べて!


午後はクイズラリーで森を歩きまわりました。
よく食べて、よく動いた一日でした。


※ タケノコはセンターで選んだものです。
   無断での採取は厳禁です!
 ▲ タケでお皿作り。おはしも一緒に作りました。  ▲ 自分で作ったお皿とおはしで、「いただきます!」




▲ 見にくいですが、イヌザクラ、まだ少し咲いてます

2004年5月8日(土)


 
遊林会活動日

 最近お天気続きの遊林会。作業をするには一番よい気候のなか、いつもの観察会から始まりました。
 ジエビネ・ホウチャクソウ・イヌザクラなどなどを巡り、綺麗に管理された竹林もまわりました。

 本日の作業メニューは

1.交流広場付近での常緑伐採

2.セイタカアワダチソウ退治

3.竹林整理

4.駅前広場の資材作り

5.緑の集い販売用の竹炭作り

6.昼食作り

別働隊でベンチ作り

でした。


▲ 常緑樹を伐採して林床に光を。今回はみんなで10m以上ある木を倒し、倒した木は薪・柴・チッパーと少しも無駄にすることなく利用しました。

▲ セイタカアワダチ退治。秋に向け、早々と退治が始まりました。森の入り口を中心に木道付近まで手抜き(大変!)で進みました。

▲ こちらは竹炭作り。前回、炭焼き名人絶賛の竹炭を切りそろえて、洗って、乾燥させます。今回の緑の集いには間に合いそうです!
▲ こちらは竹林整備班。作業している風景ではなく、作業の結果を!との希望がありましたので、早速。左は作業前、右は作業後です。これは道端だけですが、森の中も相当綺麗になっています。
▲ こちらは駅前広場を整備するための資材作り班です。写真は土留めの竹を作る作業です。竹を長いまま割る技術に感動!流しそうめんもこれでバッチリです。その後、掛矢で叩いて曲げやすくします。

 今回は若手の新人さんも多く、60人くらいの人が集まりました。昼食は部屋にはいりきらないほどの盛況ぶり。
暑かったせいか、冷蔵庫のビー○も完売しました!

 お昼は作業内容の報告、クマさんのおしゃべり?、春の森のコンサート(清水さん直々)ヘムスロイド村まつり(村長・宣伝部長直々?)の宣伝、新人さんの紹介や感想などなど、しゃべる時は笑いをとらなあかんねやろか、というくらい笑い声と楽しい話で盛り上がりました。
 
 
▲ 木道の整備も兼ねてのベンチ運びです。重い!もうすぐ草原広場に完成品がお目見えします!

▲ 満員御礼の作業小屋!

▲ 説明はもういらないかも?




 2004年5月2日(日)


 
初夏の森

 少し遅くなりましたが、今の森を彩る植物を紹介します。

 まずはジエビネ
自生のエビネは乱獲で随分と減っている植物ですが、この森ではもともとあったジエビネを県の農業試験場で増やしてもらったものを森に戻しています。



 モミジの林の道沿いで満開のヤマツツジが見られます。
鮮やかな朱色とやわらかそうな新緑のコントラストが綺麗です。森の中で赤の花がとても際だちます。

 最後はホウチャクソウ
ツツジが明るい場所を好むのに対して、ホウチャクソウはちょっと暗い、湿度のある場所を好みます。

 花が下向きについているので、あまり目立たない植物ですが、柔らかな色が特徴的な可愛らしい花です。

 詳細はスタッフまでどうぞ。
 
▲ホウチャクソウ



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