森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2003年2月号 〜




▲木を一本切ると、枝を整理するだけで、たくさんの薪や柴がとれます。 
2003年2月26日(水曜日)

第四水曜の定例活動日

この日の作業は、モミジの林の倒木整理と、炭出しでした。
大きな木を一本倒すと、割ってにする幹以外に、切ってにできる枝、集めて火付けなどに使うが大量にできます。

枝や柴を集めるのは地道な作業ですが、地道なせいか、気持ちはゆったりするように思います。

作業後はみちがえるほど林がすっきりしました。

▲炭焼き仕事はいつものメンバーで慣れたもの。

▲この炭は、八幡側の浄化に使うために後に引き取られてゆきます。

▲昼食には季節の素材、つみたてのヨモギの天ぷらがありました(写真中央手前の緑色のやつです)。

▲久しぶりに活動日に出てこられたYさんが甲津畑から持ってきてくれたセツブンソウ。




 ▲ 川に沈める袋に竹炭を詰める作業 
2003年2月15日(土曜日)


今日は前々から予定されていた県主催の親子炭焼き体験。ぽかぽか陽気で、森に来るのにぴったりな日でした。

 小学生達が先月の平日活動日に遊林会で焼いておいた竹(県からの持ち込み)を出し、袋詰めをした後、竹材入れ、火入れまで、順番が逆ですが、一連の炭焼き体験をしていきました。講師は森の炭焼き名人、城さんです。

 炭のでき具合が心配だったのですが、なかなか良く焼けていました。子どもたちも真剣に炭のでき具合を確かめながら袋詰めをしつつ、気に入ったものを持って帰っていました。

  この竹炭は近江八幡の八幡堀に水質浄化に使われます。
 公共事業で発生した竹を産廃で破棄するのではなく、有効利用する、と言葉で書くと簡単そうですが、実際は手間のかかる作業です。

 手間がかかっても、ささやかなことでも、行動する事が大事だということが伝われば嬉しいのですが…
 

炭焼き名人による説明 ▲ 
 炭焼き体験が終わった所で、久しぶりにセンターサークルでの焼き芋ネイチャーゲームをしました。

 焼き芋は時期が遅いので味が心配でしたが、大人、子供とも好評でした。

 ネイチャーゲームはカモフラージュをやりました。
自然の色にうまく隠れているクリップなどの人工物を探し当てるゲームです。
 これは大人で子供もできるゲームなのですが、大人の方が熱中するみたいです。
 表情が明るくて、見ている方も楽しくなる日でした。

 ▲ 久しぶり?のネイチャーゲーム




 ▲ ついに登場、4ヶ月ぶりの武藤さんです 
2003年2月8日(土曜日)

第二土曜の定例活動日
この日の作業メニュー

1. 萌芽更新区域の伐採
2. 竹炭用モウソウチクの伐採
3. 落ち葉かき
4. 柵づくり
5. 昼食づくり


でした。

 萌芽更新のための伐採は前回、第四水曜の続きです。
切った場所では見事に空が開けました。切った材は全てシイタケのホダ木にしました。


 モウソウチクの伐採は相変わらず大変。測ってみると、いちばん太いので直径18cmでした。今度の作業では炭用に割らないといけないのですが…大変です。
しかし、あまりにも立派な竹。見事なヤツは何かに使えないでしょうか?

 冬の定番メニュー落ち葉かきは引き続き交流広場で。前回と今回でかなり林床が見えてきました。落ち葉かきは軽作業と思っていたのですが、かなりの重労働だ、との声がありました。もう少し作業メニューも考えないといけないです。

 前回までの作業で木を切って見通しと日当たりのよくなった野鳥観察壁の奥で新しい柵を作りました。落ち葉かきのできる範囲がどんどん広がります

 昼食は、初挑戦の赤飯、豚汁、天ぷらなどでした。
初めての人の紹介、前日から仕込んでいただいた若吉さんのコンニャクの話の後に久々に武藤さんの昼食挨拶が。作業に参加するのはまだ先のことになりそうですが、顔(口も?)は出してくれると思います。

 今回はどこの場所でも、3時までみっちりと作業をしました。来月もこの調子で…いくのはちょっとしんどいので、休憩を増やしていきましょう。

若吉さんのコンニャク仕込み ▲ 

 ▲ 野鳥観察壁付近での新柵作り 
交流広場での落ち葉かき ▼ 
 ▼ 小学校1年生も参加です




2003年2月7日(金曜日)

 朝は激しく冷え込みました。昼からは3月なみの陽気になるらしいのですが...。

 竹や木のチップで舗装してある森の道は、そのチップの間の水分が凍って、高さ1cmを超えるような霜柱がいたるところにできていました。シャクシャクとした足触りが楽しい。




▲ 染谷部長によるペットボトルの説明

2003年2月1日(土曜日)

 今日で森の環境学習講座は最終回でした。


 教師向けの講座だったのですが、忙しいのか、連絡がうまくいっていないのか、先生方のご参加が少なかったのが残念です。もちろん、意欲のある先生方はきておられますが、来年はもっと来てもらうように考えないといけません。


 最終回は八日市市生活環境課の染谷部長に「地域の環境問題(特にゴミ)の実態」の題で話をしてもらいました。



 八日市のゴミの現状、焼却にかかる費用、ペットボトル、不法投棄の話など、あらゆるゴミの話でしたが、良い意味での生々しい話が聞けました。


 その後は2つに分かれてのグループワーク。
「冬の森の楽しみ発見」というテーマで2時間のプログラムを作る、という内容でした。

 真ん中の写真は、冬の森で思いつく物をあげていったものです。落ち葉、足跡(雪)、鳥などが主でしたが、からっかぜ、冬芽、寂しいなどもでてきました。

 それらを参考にしてイベント案をつくったのですが、やきいも、焚き火を売りにしたもの、季節の変化を売りにしたものができましたが…

 さて。子供の評価はどうなのでしょう?
 

▲ 冬の森って?

▲ グループワークの模様



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