森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2002年10月号 〜



2002年10月30日(水曜日)

今、森で見られる植物の中から、目立つものをちょっとだけ紹介します。

▲リュウノウギク
葉を揉むと竜脳の臭いがします。

▲コウヤボウキの花
細い茎は高野山では箒として使われたそうです。

▲ナワシログミの花
苗代を作る頃に実ができます。
グミの仲間、アキグミは今実をつけています。

▲ヤブコウジ
高さ30以内ぐらいで地表を這っています。
葉の裏に赤い実が見え隠れしています。




西小宝物探し▲
2002年10月29日(火曜日)

今日は小学校3校が来園。

めっきり寒くなった所に雨がかさなり、あまりいい日ではありませんでしたが、センターサークルに焚き火の火が入り、子供に大人気

 西小学校3年生は午前から午後まで、グリーンアドベンチャー森の宝物探しドングリ工作と、秋の森を味わい尽くすプランでした。

また、職員横山さんが秋の小学校イベント、初引率。
「もう少し先生と打ち合わせしておけば…」
とのことでした。

 雨が降ったり止んだりという天気にもかかわらず、水辺に入る子供もおり、子供のエネルギーを思い知らされる一日でした。


                              (K)
横山さんデビュー▼




2002年10月26日(土曜日)

 第2回目の森の環境学習講座が行われました。先生は長谷川先生で、「イヤーゲームの実践 その1」でした。

 写真を撮るのを忘れてゲームに参加してしまい、この写真は最後の所です。

 講座を受けた先生方にも好評ででしたので、次の講座にも是非参加して下さい。

                             (K)

みんなで作った俳句と音マップ▲



2002年10月23日(水曜日)

第四水曜日の定例活動日
朝は水辺の観察会ではじまりました。(写真上段)

この日の作業は...

・炭窯から炭出し&煙突のタール落とし
 炭焼き名人の久々の作。納得の炭が焼けたようでした。タール落としは、煙突の下で火を焚いて、熱でタールを溶かして落とすというもの。中段の写真、光のラインが見えているのは、タール落としで焚いたときに出た煙があたりを漂っているところに日が差しているところです。

・シイタケホダ木の組み替え
 井型に組んであるものを、木を横に渡して人型にもたれさせました。地面との設置面を減らして雑菌が侵入しないようにするためです。ぼちぼち菌打ちした木からキノコが顔を出してきました。(この日の昼食は、キノコご飯にキノコ入りみそ汁。シイタケの炭火焼きも)

・柴づくり
 木道からまっすぐ西に突き当たったところで、刈ったまま置き去りにされていたアラカシの枝葉を集めて束ねました。林の整理と焚き付けの確保。頭上で聞こえる鳥の鳴き声が、なんともいい心地。

・前日、高校生の体験学習で伐ったアラカシの片づけ
 枝葉を落として、使えそうな太い幹・枝を薪に選別。

・ネイチャーセンター横に積んである薪を寄せる。
 昨年積んだ薪を片側に集めて、この冬の薪作りに備えました。下の写真はバケツリレーならぬ薪リレーの様子です。

(s)



水辺の観察会▲

頭を出し始めたキノコのホダ木観察▲

▲作業の間やたらと盛り上がった薪リレー



2002年10月18日(金曜日)

朝晩の冷え込みが、きいているのでしょうか
モミジがすこしずつ紅葉を始めました。





2002年10月12日(土曜日)

第二土曜の定例活動日

この日の作業メニューは...

1.草地の弱い物いじめ。セイタカアワダチソウ刈り
2.アラカシを伐って薪作り
3.テングス病の竹の徹底駆除
4.炭だし、炭焼き
5.昼食の用意

でした。


 セイタカアワダチソウは刈ろうと最初は言っていたのですが、結局手抜きに変更し、ひたすら抜きました。
 もし今刈ったとしても、来年そこから枝別れして生えてくると思ったら、抜かずにはいられなかった、とは参加者の談です。

 アラカシ伐りは名人の巧みなチェーンソーさばきで、大きな木を伐り、みんなで細い枝まで伐って薪にしました。太い幹は中が空洞になっていたのですが、それを見た山田親方…形を整え、植木鉢へと変身させました。
▲今回、作業の写真はこれだけ。アラカシで薪作り
▲芋掘して、イモを洗う子供達
(活動とは直接関係ありません)
▲釜を見守る料理長。芋ご飯と、焼きなす ▲拡声器を持ってお昼休みデビューの丸橋さん



2002年10月11日(金曜日)

 ネイチャーセンターには、「なっちゃん」という名のマムシがいます。「なっちゃん」は、怖い物見たさで、子どもたちに大人気です。

 最近、近くの小学校の生徒が、学校で捕まえたというシマヘビを持ってきました。このシマヘビは、捕まえてきた子によって「きんちゃん」と名付けられました。

 写真はもちろん「きんちゃん」です。
(s)



2002年10月9日(水曜日)

森の居酒屋
 今日はクマさん抜きの森の居酒屋でした。いつもなら、協議事項はそこそこに、あとはいろんな話題が飛び交って気づけば10時・・ということになるのですが、今日はなぜかかなり真面目な話し合いが続きました。

 改めて考えてみると、クマさんがいるときは結局みんなどこかでクマさん頼りの部分があって、クマさんにまかせておけば大丈夫!という思いが生まれ、協議事項もほどほどになるのかなと・・

 それが、クマさん抜きで「じゃあ今週の遊林会の作業メニューは何しようか」などの議論をはじめると、結構たいへんなことに気づきます。だからこそ、今日の参加者は結構真剣に議論したのだと思うのです。

 今日はいろいろと議論が出ましたが、最大の懸案事項は昨年行った「里山フォーラム」を(クマさんがいないので)今年開催すべきか?中止すべきか?についてでした。かなり議論した結果、今年も「里山フォーラム」をやるぞ!という結論に達しました。内容は、近々またこのホームページでお知らせします。11月の9日(土)、10日(日)の2日間で、メインは10日です。お楽しみに。

(いきものの森の伝言板、まるはし書き込みより)




2002年10月5日(土曜日)

ドングリのできる木は、この森には五種類あります。
全ての種類の木が、同時期に一斉に実を落とすのではなく、それぞれ実を落とす時期は違うようです。

観察していると、
 1. アベマキ・クヌギ
 2. コナラ・ナラガシワ
 3 .アラカシ
の順番に落ちています。

この時期、たくさんおちているドングリは、アベマキ・クヌギです。アベマキ・クヌギドングリは、写真左上のキャラクターのようなまんまるな形をしているものが多いです。でも、木によってつけるドングリの大きさ形は様々で、右下のウサギの耳のような細長い実をつけるアベマキもあります。

どんぐりを拾って、こんな工作をするのはどうでしょう。使う道具は、キリ(小さめの四ツ目キリが良い)・爪楊枝ポスターカラーです。(ボンドがあると、葉をつけたりできますが、これはちょっと難しいのでこれは大人向きだと思います。)

(s)




 今日は多賀小学校の2年生、62人がドングリ拾いをして、その後ドングリ工作をしました。

 ドングリを夢中で拾っていて、置いてけぼりにされて焦る子供や、赤白帽一杯にドングリを拾う子供など、など。
自分の拾ったお気に入りのドングリでペンダントを作り、その後は思い思いの動物こまを作っていました。

 時間が短かったので、今度はもっとゆっくり来て下さいね。
                                 (K)
ちょっとこれ見て〜▼

▲自信満々の表情

動物なんかも作りました▲



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