森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2002年8月号 〜



2002年8月28日(水曜日)

 第四水曜日の定例活動日

 蒔いてから18日目の森のソバ畑での観察会から、今日の活動は始まりました。
 今日の作業メニューは、クズ退治病気の竹の伐採おくどさんの上屋作り、でした。

 昼からチェーンソーの講習会があり、参加者は真剣に話を聞いていました。

 ボランティア活動とは別に、守山・栗東・中主・野洲の「緑の少年団」総勢75人が森に来ました。2グループに分けて、交互にクイズラリーと竹のクラフトをやりました。やたら工作が上手な子が一人いて、竹とんぼを自力で作って飛ばしていたのには驚かされました。

 他に、テレビの取材が来たりして、かなり慌ただしい一日でした。

ソバ畑で観察会▼

▲チェーンソー講習の一こま

子どもたちにクラフトの説明▲



2002年8月23日(金曜日)

 八日市市の幼稚園の先生が森へ研修に来ました。
 写真は、自然の中に潜ませた人工物を見つけるカモフラージュというネイチャーゲームをしているところ。

 近所の子供をのぞいて、子供が(特に小学校低学年以下)ここに来るには大人が連れてくるしかありません。たくさんの子供がこの森で自然を体験できる為にも、もっと大人の人に森を体験してもらえればと思います。

ソバ畑、観察記(その3)

 蒔いてから13日目

ソバはすくすくと成長しています。
ほとんどの芽で、双葉の次の葉が開きました。




2002年8月18日(日曜日)の夜

・夏休みイベント 夜の森を歩こう

 夕方から雨が降りだし、主催者側では「雨が強ければ室内で話しだけやな」というようなことも言っていましたが、来られた参加者の姿を見ると、カッパを着たり、長靴を履いたりと、森に出かける準備万全で来る方が多く、参加者の意欲は、スタッフとして嬉しいものがありました。

 はじめはセンター内でちょっとした話をしましたが、そのうち幸いにも雨が上がり、夜の森をしっかり歩くことができました。

 ライトを振り回して虫を見つけたり(なぜか子どもたちはうまいことカブトムシを見つけるように思った)、鳴き声を手がかりに虫を探したり、懐中電灯を消してホタルの幼虫が光るのを見たり。

 普段はなかなか足を踏み入れにくい夜の森で、参加者はそれぞれ、なにか新しい発見をしたのではないかと思います。






2002年8月18日(日曜日)

・蒔いてから8日目

ソバ畑、観察記(その2)
双葉の丈がぐっと伸びてきました。

蒔いたところ一面、ソバの双葉がひろがっています。




2002年8月14日(水曜日)

先日の活動日に蒔いた、ソバの成長の様子を報告していきたいと思います。

・蒔いてから4日目

ソバ畑、観察記(その1)
双葉が出てきました。

地面が見えますが、ぽつぽつとソバの双葉が開いています。




2002年8月10日(土曜日)

第二土曜の定例活動日

この日の作業メニューは...

 1.竹林整備
 2.テングス病にかかった竹の駆除
 3.ソバ撒き準備。ケヤキの林で地ごしらえ。
 4.草地の強いものいじめ。クズ抜き。
 5.おくどさん・ピザ窯上屋、棟上げ
 6.昼食作り。麦飯のとろろかけ・野菜の煮物

でした。

▲テングス病にかかった竹の駆除
作業した場所では、ほとんどの竹が病気にかかっており、伐っても伐っても病気の竹を駆逐することはできず、次回に持ち越し。



▲ケヤキ林で地ごしらえ。
森の中に畑が誕生しました。これは前から話題にあがっている、「ソバを蒔けば竹の進出を抑えられる」という話を実際に試してみようという目的のためにつくられたものです。午後から種を蒔きました。



▲クズ抜き。
日当たりが良い草地での作業だったので、かなり大変だったと思います。しかし、この作業のリーダーK氏は女性陣5人に囲まれて幸せそうだったといいます。



▲ピザ窯上屋作り(朝)
作業の初めの頃はこんな様子だったのが(後半写真に続く...)

▲昼食作り
いつも力の素をいただいています。この日のメニューは、麦飯とろろかけごはん・オクラスライス入り肉じゃがカモウリの煮付けキュウリとワカメの酢の物ゴーヤのピリ辛炒めキューリの醤油漬け(参加者の差し入れ)でした。うーん。豪華。

▲昼食時の様子
お盆ということもあり、参加者はいつもより少し少ない感じでしたが、それでもこれだけの参加者がいました。
8月は暑いので、いつも午後からの作業は無しなのです。だから、午後からは作業でなく、酔いざましを兼ねて、図書館で借りてきたビデオの上映会を行ったのですが、上映会の方に人はあまり集まらず、ソバの種まきピザ窯の上屋作りに、たくさんの人が参加し、結局午後からも作業をしたような形になりました。



▲ソバの種撒き
昼食後、ケヤキ林の地ごしらえしたところに、ソバの種を蒔きました。この日、夕方にすごい夕立が降ったので、「バッチリ発芽するで」と、発芽については種を持ってきたK氏の太鼓判をもらいました。果たして、竹の進出は抑えられるのでしょうか...。

▲ピザ窯の上屋作り(夕方)
(つづき)夕方4時頃にはここまでできました。後は少々の補強を加えるだけで、ほぼ完成です。



2002年8月7日(水曜日)

 猛暑続いています。
 天気は晴れ続きで雨が降らず、森の植物は水不足に陥っているようです。
 草原ひろばのケヤキなんかは、見るからに葉に元気がありません。

 センター周りのケヤキや鉢植え、センター裏に植えた果樹については、枯らすわけには行かないので、日、ネイチャーセンタースタッフにより懸命の散水作業が行われています。



2002年8月3日(土曜日)

 早朝5時からの早朝の虫たちを探そう!に親子あわせて40人以上の人が集まりました。

 生き物の森公式記録員フンコロガシ氏の引率で、うす暗いうちから動き始めたものの、残念ながらカブトムシは見つけられませんでした。

 その代わりに、今さっき食べられたばかりの、まだ動いている頭だけのカブトムシを見つけたり、氏の専門であるフン虫の話を聞いたり、3人一組になってのカブトムシの歩き方をやってみたり、落ちていた羽を使ってカブトムシの羽のおりたたみ方の話など、参加した子供達には新しい発見がたくさんあったんじゃないかと思います。



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