森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2002年7月号 〜



2002年7月27日(土曜日)

 夏休みのイベント「水辺のいきものをさがそう」に、親子33人が集まりました。

 今日の講師は澤田さん。この地域でトンボと言えばこの!な人です。

 水辺に出て、トンボを捕まることになり、初めのうち網を振るう子どもたちの中から「捕まえられへん」と声があがっていましたが、しばらくするとどの子もそれなりにトンボを捕まえるようになっていました。子供の適応力には驚かされます。

 ショウジョウトンボ・シオカラトンボ・ハグロトンボ・イトトンボなど、8種類のトンボが捕まりました。

 しばらくはトンボを捕まえていました子どもたちでしたが、次第に意識は水の中のことに移っていったようで、後半は、ミズカマキリ・タイコウチ・ヤゴ・マツモムシなどの水生昆虫を捕まえたり、メダカやフナやオタマジャクシなどをすくうことに夢中になっていました。



2002年7月25日(木曜日)

 夏休みのイベント「夏の植物を見てみよう」に、親子33人が集まりました。

 まず森をぐるりと回った後で、今回の講師である遊林会の西村氏から説明を受けた子どもたちが、それぞれ自分の好きな植物を採取し、標本作りをしました。

 新聞紙をうまくちぎれない子供、4つも5つも黙々と作る子供、うれしそうに見せてくれる子供など、いろいろな子供がいました。

 この講座は2回の連続ものなのですが、次回である 8月8日にはどんなものが作られるのか楽しみです。



2002年7月24日(水曜日)

第四水曜の活動日


 最初は観察会で始まります。朝はいつもいるというカワセミを見ることができるかと、水辺に向かいました。カワセミは見られませんでしたが、下流の方まで歩き、水中で立派に育っている魚類や、水辺を飛び回っているトンボ類を観察しました。

 作業は、作業小屋裏に完成予定のおくどさん(かまど)づくりと、草原広場でソバ撒きの準備を行いました。

 昼からは酷暑の為、林内の作業はおしまいで、映像作家氏作の、五周年記念日の活動風景ビデオの鑑賞会を行いました。

本日の参加者はスタッフを含め20人でした。
▲大人も子どもになる観察会
▲ソバ撒きの準備
 この森の管理をする上で、常にには悩まされています。そこに、ソバを蒔くと竹の進出を抑えることができるという話を聞きました。本当に効くのか疑問に思うところですが、「やってみないとわからない!」、ということで、ソバを蒔くため場所づくりをしました。
 ソバを蒔く場所は、レンジャー隊長(丸橋)のたっての希望で、○○○でつくることになりました。今日は○○○範囲にロープを張り内側と、外側3mの草を刈りました。ロープの外側は幅3mの○○帯です。内側は次回活動日に○○○ます。お楽しみに!(文中の○は虫に食われました。)
▲小屋作り
柱のほぞを切っています。完成までの道のりは遠いか?
毎水曜日には親方が来て作業を進めています。
サポート人員は常に募集中
▲本日のメニュー
素麺・棒々鶏・コンニャクの炒め物・キュウリの浅漬け等...。素材は全て国産(主に八日市産)です。



2002年7月20日(土曜日)

森中で、いろいろなキノコが発生しているようです。
今週は雨がたっぷり降って、気温が高ったせいでしょうか。

作業小屋裏のところでは、テングタケが大発生。幼菌から成菌までいろんな成長段階のものが並んでいます。


▲マンネンタケ


▲?


▲キヒダタケと?

▲テングダケ 手前:幼菌 奥:成菌


▲テングダケ群生


▲?



2002年7月17日(水曜日)

いつもホームページの写真は植物ばかり、たまにはキノコも載せてや、というキノコ博士のリクエストに応えて、今回は博士推薦のキノコを紹介します。
竹の工作中▼
▲ヤマドリタケモドキ
 中〜大型のキノコ。比較用に井上の手を写し込んでみました。これはまだ小さい奴で、この手より一回り大きな個体も見られます。雨で濡れているせいか、表面をさわるとぺとぺとしていて気持ちいい。図鑑では可食とされています。

さらに詳しい解説は、掲示板でキノコ博士にお任せしたいと思います!
 先週の木曜日と本日と、北小四年生の総合学習の授業で竹を使った工作をしました。それから、学校が終わってから、工作をしに森へ子どもたちが現れるようになりました。
 写真は別に来ていた家族連れも一緒に竹工作をしているところ。紺色のシャツを着た背のたかいのはスタッフの泉です。



2002年7月13日(土曜日)

遊林会活動日


活動五年目に突入!

今回の作業メニューは...


▲雨天にもかかわらず、大勢の方がいつも通り集まりました。写真の右の方の青いシートは雨よけに作った屋根です。 ▲草原広場でクズ抜き
▲竹林の整理
病気の竹間引き・密度管理・切株の整理
▲ところどころに生えてきている竹刈り遊撃隊
昼食準備チーム
▲朝7時からさばき始めた鳥を焼き鳥に。 ▲鳥ガラスープ作り。油をすくうこと2時間。 ▲手打ちうどん作り。
▲5年目突入を記念して、第一回活動メンバー(5人)のひとり、黄地氏のスピーチ。その後、乾杯! ▲悪天候の中、本当に大勢集まりました。本日の参加者、約60人でした。



2002年7月10日(水曜日)

森の居酒屋オープン


いつも飲んでいるところの写真ばかり...と指摘を受け、今回はミーティング中の様子をお見せします。恥ずかしがり屋さんが2人いますが...

相談内容は、週末の活動と、NPO法人化した場合の会費などのことを。

居酒屋閉店の後、森へカブトムシ・クワガタ探しに。空を雲が覆っていたせいか森はうっすらと明るく、樹木と空の境目は普通にわかり、懐中電灯が無くても道を歩くことができるくらいの明るさがありました。

蜜が出る木を2本見てまわりました。成果は...ひみつです。
▲これが居酒屋の真の姿です ▲ちょっと(かなり?)怪しい集団



2002年7月3日(水曜日)

最近、森で観察できる花を紹介します。


ヤブカンゾウ
暑い時期に暑苦しい色だと、森のクマ氏は言いますが、鮮やかな橙色が森の中でひときわ目立っています。林内の少し陽当たりの良い所で花を咲かせています。
ミツバ
野菜売り場でお馴染みのミツバですが、この森にもあります。もともとは湿り気のある林内や林縁などにはえるようです。花を咲かせているものを見つけました。直径2ミリほどの小さな花です。
ジャノヒゲ
林床のいたるところで花を咲かせ始めました。上から見降ろすのでは、この小さい花に気付かないかもしれません。冬に紫色の小さな実を付けますが、そちらの方がお馴染みかもしれません。
ヒメヒオウギズイセン
ハリヨ池から流れ出て、最初の淀みのところで花を咲かせています。明治時代に渡来した園芸植物で、野生化したものです。水辺に一株二株あるのが、なんとも趣があります。



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