森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2001年11月号 〜




2001年11月28日(水曜日)

第四水曜の活動日。

寒い朝でしたが、ファイヤーサークルで焚き火をして暖をとりました。9時集合にもかかわらず、8時半になる前から焚き火に夢中になる火付け名人が数人おりました。
このファイヤーサークルでは、薪ストーブでは利用できない針葉樹の材を燃やします。

この日の作業内容は...

作業その1.キノコのほだ木の引っ越し
これまでほだ木があったところの周りは落葉樹ばかりで、落葉して日当たりが良くなったため、木が乾燥てしまうからです。ネイチャーセンター前の常緑樹の下に引っ越ししました。あと、たまにキノコ泥棒におそわれていたので、盗難対策も兼ねて。

作業その2.森に散らばる宝物集め
宝物というのは薪になりそうな材のことです。薪ストーブを焚いていると、森に転がる木材は宝物に見えるのです。第二土曜の作業時に処理仕切れなかった材を、集めてまわりました。



2001年11月26日(月曜日)

モミジが紅葉してきました。



2001年11月19日(月曜日)

この土日でアベマキ・クヌギ・コナラの葉の変化がハッキリと感じられるようになりました(写真左下)。歩くと、森がすごく明るくなったのがわかります。

イタヤカエデの黄葉(写真右)がみごろです。


ナラ類黄葉 イタヤカエデ黄葉




2001年11月18日(日曜日)

湖国21世紀記念事業の閉会イベント、クロージング「はじまり宣言」へ、遊林会から7名参加。うぉーたんと記念撮影してきました。


うぉーたんと一緒




2001年11月16日(金曜日)

スズメウリ(写真右)の実。実をスズメの卵にみたててこの名前がついているらしい。直径1cmくらいの灰白色の実。見ているとマーブルキャンディーのように思えてきて、どうしても味見をしてみたくなったので口にほおりこんでみた。アケビの甘みを薄くしたようなほんのりした甘みがした。(口に入れるのは自己責任で。)

ナラガシワの黄葉(写真下)。

ナラガシワの黄葉

スズメウリの実




2001年11月12日(月曜日)

キチジョウソウ(吉祥草)の花。吉事があると開花するという伝説に由来してこの名前がついている。この森に何かいいことがあるのかな。

キチジョウソウ



2001年11月11日(日曜日)



湖国ぐるり里山フォーラムへ
多数のご参加ありがとうございました。

フォーラムは大盛況の内に終了しました。
フォーラムの最後に、次のような宣言文が出されました。

宣 言 文

 わたしたちは、先人から受けついだ湖国の郷土資産である里山と付き合い生かされる活動を、あせらず、たゆまず、たのしみながら手をたずさえて、継続することを宣言します。

 自然環境をいかすことを通じて、わたしたちの心と体の健康を保ち、次代をになう子どもたちといっしょに、環境学習や自然体験の場として活用します。

 里山にまつわる自然に、21世紀的な価値観で新たな価値を吹き込み、里山の生産機能を維持し広げながら地域や世代を越えて人と物を動かすように努めます。

 第9回世界湖沼会議の年にあたり、琵琶湖のまわりの森に関わる仲間がつどい、今後もこの輪を広げることに努めます。
2001年11月11日
「湖国ぐるり里山フォーラム」
あいば里山の会
(社)大阪自然環境保全協会里山委員会
こんぜ桃源郷
杣の会
びわ湖バレイ自然塾
やまんばの会
遊林会

参加者一同




イカタケ 2001年11月10日(土曜日)

作業小屋横の道沿いに立派なイカタケがありました。
しばらく後には無惨に崩れた姿になってしまっていましたが...。

下は定例活動で、常緑樹の間伐と薪作りをしているところの写真。ぐるり180度の様子です。
作業風景−薪づくり



スズメバチと毒 2001年11月8日(木曜日)

 寒くなってきたことで、森でスズメバチを見かけることがだいぶ少なくなってきました。でもたまに、瀕死な様子で地面を這っているものを見つけることがあります。
 今日は、林冠トレールの道の真ん中で、そのようなスズメバチにでくわしました。近づくと、そいつは足を引きずりつつも、お尻から毒液を飛ばしてきました。写真中央下の水滴はスズメバチが飛ばした毒液です。
 林間トレールを渡りきりたかったので、またいで行こうとすると飛んで逃げていきました。あの弱ったふりはなんだったんだろう...。

 弱ったスズメバチでも、油断大敵のようです。




2001年11月5日(月曜日)

ずいぶん寒くなってきているのがわかります。
ネイチャーセンターのストーブには、火が入るようになってきました。

火の入ったストーブ
センター横に積まれた薪

数日ストーブに火を入れたことで、 現在ストックしている量の薪では、この冬を越すことが不可能なことが解りました。薪作りの作業にもっと力をいれなければ!。

※11月1日に、ミゾソバの写真を追加しました。よく見るとまだ花は開いてませんでした。




2001年11月2日(金曜日)

活動時に菌を植えたほだ木から、最近、シイタケ(下)・ヒラタケ(右)・ナメコ(撮影まだ)が顔を出しています。

シイタケ

ヒラタケ



ムラサキシキブの実

群生するミゾソバのつぼみ

2001年11月1日(木曜日)

ムラサキシキブ(写真上)やシャシャンボ(下)の実が熟してきました。

森の南の水路沿いでは、群生するミゾソバを見ることができます。

シャシャンボの実

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