里山保全活動団体「遊林会」


20周年記念事業②を開催しました!

2023.02.11

今日は、冬眠中のカナヘビが起きてくるような、ポカポカ陽気でした。

河辺いきものの森・20周年事業「次世代につなげる里山づくり」(2日目)を開催いたしました。普段保全活動で、河辺いきものの森に来てくださる方だけでなく、はじめて保全活動や河辺いきものの森に興味をもってくださった方も参加してくださいました。前回の活動日(2月9日)と比べ、親子での参加が多く、23組58名の方が参加してくださいました。

はじめに、東近江市 森と水の政策課の丸橋課長から、いきものクイズから始まり、木を伐ることが里山を守るために、なぜ大切なのかを話していただきました。また、ノコギリの使い方を説明していただきました。

その後、萌芽更新(木を伐採することで、木や森の若返りを図ること)を行っている場所に向かい、2班に分かれて1株ずつ、伐採作業を行いました。木を倒したい方向に確実に倒すために、基本に忠実に受け口・追い口を作って、伐り倒しました。木が太かったので、皆さんで交代しながら伐っていきました。「木を伐るのが楽しかった!」「筋肉痛になりそう」「ストレス発散になりそう」など、様々なコメントがありました。

2班とも、無事に倒したい方向に倒すことができました。

 

伐り倒した木を測ってみると、約8.2mと約12.1mでした。

切り倒した後は、木の太い箇所は、(しいたけの栽培時などで使用する)ほだ木用に長さ90cmで伐り分けました。少し細い箇所は、薪用に長さ30cmで切り分けました。

切り分けた後は、軽トラに、運びました。子どもたちも太い枝を一生懸命運んでくれていました。

伐採作業のほかに、「落ち葉かき」も行いました。落ち葉かきは、落ち葉の下に埋もれてしまっている植物の種に太陽の光を当てるために行いました。

作業終了後は、ぜんざいとたくあんを、いただきました。コロナ禍前の保全活動で炊き出しを行っていただいていた方に、ぜんざい班をお願いしました!「久しぶりに、みんなで集まれて嬉しかった」と喜んでくださっていました。とても美味しかったです!ごちそうさまでした!

今回の活動には、河辺いきものの森に初めて来ていただいた方や、久しぶりに来ていただいた方など、様々な世代の方が来ていただきました。萌芽更新は、およそ15~20年ごとに行う保全活動です。この森を守りたい残したいと思ってくださった方の活動のおかげで今の森があります。この森を次世代につなげるためにも、保全活動を応援していただけたら嬉しいなと思います。また、春には、今日伐った木の切り株から芽が出てくるので、その様子をぜひ見に来ていただけたらなと思います。本日は、ご参加いただき、ありがとうございました。 小海

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