里山保全活動団体「遊林会」


第42回森の室内楽コンサート、素敵な時間でした♪

2024.07.04

6月30日に第42回森の室内楽コンサートを開催いたしました。
今回のコンサートは、森で初めての「チェンバロ」のコンサートということもあり、6月上旬にはキャンセル待ちが出るくらい多くの方が楽しみにしてくださっていました。当日、朝は雨が降っていましたが、開場時には雨もあがり、雨に濡れしっとりとした緑の森をバックに、76名の観客の方が平出さんの演奏と解説に聞きほれました。


チェンバロ奏者の平出智子さんは東近江市出身で、遊林会の代表理事である井田(元教員)の小学生時代の生徒さんということと、お父様がいつも森のコンサートを聞きにきてくださっているという縁があり、今回のコンサートに出演していただくこととなりました。


チェンバロという楽器は、見た目はピアノに似ていますが、弦をつま弾いて音が出る「撥弦楽器」で、中世イタリアで発展し、18 世紀中頃まで欧州中で使用された古楽器です。平出さんのチェンバロもイタリアの職人さんに作っていただいたもので、今日のために森へ運んでくださいました。日本の建築物(お寺など)にも合うようにと選ばれたすみれ色、森の木の雰囲気と、バックの緑にとってもマッチしていて、楽器をセッティングしただけでキュンキュンしました。


演奏していただいた楽曲は1500年代~1700年代のもので、作曲家の方の名前も初めてお目にかかる方ばかり…ということで、1曲1曲に、平出さんから曲の成り立ちや解説をしていただきました。アンケートでも、平出さんのMCが面白かった、説明がわかりやすかった、という感想が見られました。


チェンバロ、湿気など日本の夏の気候にはあまり不向きなようで、休憩時間にも、平出さんが調律をしてくださったのですが、「チェンバロを初めて見た!」という方も多かったので、みなさん興味津々。


チェンバロの音色は、私は「とっても可愛らしい!」と思いました。語彙力がないことを悔やみます。曲を聴きながら、「私、今パリの教会にいる!」と感じた曲もあったのですが、アンケートにも「目を閉じるとヴェルサイユ宮殿が目の前に広がった」「礼拝堂にいるような神聖な気持ちになった」という、私と同じような感覚をお持ちの方もおられたようです。


演奏後も、平出さんとチェンバロのまわりにはたくさんの方でにぎわっていました。

アンケートには、
「チェンバロとい楽器を知っていたけど、演奏を聴くのはじめてで、こんな音色なんだと知りました。日ごろの疲れを癒してもらいました」
「チェンバロとピアノの違いもよくわかりました。独特な音色が醸し出す雰囲気にどっぷりつからせていただきました」
「音楽は心を豊かにしてくれます」
「最後の曲になるにつれ自分が恐ろしいほど酔いしれました」
と、皆さまそれぞれ感じた想いをいただきました。演奏者の平出さんにも見ていただきましたよ。
お越しいただいた皆さま、雨にもかかわらず、ありがとうございました!

最後になりますが、演奏していただいた平出智子さま、素敵な演奏をありがとうございました!
(平出智子さんのインスタグラムはこちら)

室内楽コンサートは、年に2回開催しています。
次回は12月に開催予定。決定次第、お知らせやFacebookにてお伝えさせていただきますね。お楽しみに~♪

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