里山保全活動団体「遊林会」


森の研究室「アカネズミちょうさたい!」

2023.12.09

今日は、東近江市 布引の森で、森の研究室「アカネズミちょうさたい!」のイベントを行いました。
①自己紹介②アカネズミクイズ③森でアカネズミちょうさ!④ふりかえりの順に行いました。


▲①自己紹介
僕(スタッフ;小海)は、約8年間アカネズミの研究をしていたんだよと伝えると、「長いなー」、
「研究室って知ってる?」と聞くと、「(薬とか混ぜると)ボンってなるやつ?」「理科室みたいなところ?骨(人体模型)が怖い・・・」、と様々なコメントが。


▲②アカネズミクイズ
最初は、比較的簡単な問題で「アカネズミはどっち?」。だんだん難しくなり、最後には「みんなは、お家から学校行ったりスーパーに行ったりすると思うけど、アカネズミの行動範囲はどのくらい?」の難問も。実際に、アカネズミの行動範囲は、どのくらいなのか計測して確かめてみました。


▲調査場所に行く途中、赤い実(フユイチゴ)を発見!みんなで食べてみました。美味しかったみたいで、「もう一個食べて良い?」と大好評。


▲今の布引の森は、落ち葉たくさん積もっています。落ち葉シャワーをして楽しみました。


▲③森でアカネズミちょうさ!
アカネズミの痕跡(フィールドサイン)を探します。お家(巣穴)やドングリの食べた跡(食痕)などを探しました。最初は見つかるまで少し時間がかかっていたのですが、1個見つけると、目が慣れてきたのか次々に見つけていました!


▲みんなが見つけていたフィールドサインは、アカネズミを捕獲する時に役立って、フィールドサインの近くにシャーマントラップと呼ばれる箱罠を仕掛けるんだよと伝えました。


▲部屋に戻った後は、捕まえるためには捕獲許可が必要なことや、どうやってシャーマントラップに捕まるのかや、捕まえた時にはどんなことを計測しているのかを、手作りのアカネズミのぬいぐるみを使いながら説明しました。


▲実は事前にアカネズミを捕まえることができていたので、実際に見てもらいました。
アカネズミは恥ずかしがり屋さんだから静かに見てあげてねと事前伝えていたのもあってか、小声で「かわいい!」と言いながらじっと見つめていました。
このアカネズミは、体重が19gぐらいだから少し大人くらいかなというと、「じゃあ、高校生くらい?」とコメントが。
「アカネズミは、脚の指は何本?」と質問があったので、実際に何本か確かめてみました。前脚は4本、後脚は5本でした。

▲④ふりかえり
何が楽しかった?と聞くと、「フィールドサイン探し」「あかん場所に入ったこと(普段は一般の方は入ることのできない遊歩道脇で調査をしたため?)」
アカネズミについて何が知れた?と聞くと、「本物がかわいいかった!」「(体より)しっぽの方が、カナヘビみたいに長いと思ってた(けど体の方が長かった)」
最後に、アカネズミキーホルダーをプレゼント!
今日の体験を通じて、アカネズミを好きになったり、アカネズミが森でどのように暮らしているのかを感じてくれたかな?

今後も、定期的にアカネズミイベントを実施しようと考えています。その際には、ぜひご参加ください。

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