里山保全活動団体「遊林会」


保全活動日(河辺いきものの森)

2026.06.13

今日は河辺いきものの森の保全活動日でした。
初参加の4人を含む参加者20人とスタッフ5人の合計25人での活動になりました。

さて、第2土曜日は保全活動の前に約1時間程度、森の観察会を行っています。これまでは、スタッフが持ち回りで行っていたのですが、今回は遊林会会員で日本自然保護協会の観察指導員でもある垣見さんに観察会を行っていただきました。会員さんが行う第2土曜日の観察会、実は今回初めてでした!いろんないきものに詳しく、捕まえるのが上手な垣見さんに虫の見つけ方、つかみかたのコツを教えていただきました。

私たちスタッフもなるほど!と思った虫つかみのコツ・その①「とるまえに見てみよう!」。すぐに捕まえてしまうといきものたちがどのように自然の中で過ごしているのか見えなくなってしまうので、フィールドに出たのなら、見つけたいきものの動きをじっくり観察してから捕まえるといいと教えてもらったので、移動しながらみんなで森の中をじっくりと観察しました。

なんかいそう⁉と思ったところでは「ビーティング」といういきものつかみ用のアイテムを使用。葉っぱの下において木をゆすると、コロンと虫たちが落ちてきました。こういったいきものつかみをしたことがなかったのでどんないきものに出会えるのかドキドキしました。

ネイチャーセンターから水辺までを歩いているうちにいろんないきものたちにも出会えましたね。これは、枝にそっくりな蛾の幼虫。

飛ぶ虫を見つけたので、プロも使用する大きな網を垣見さんから借りてキャッチ!

女性陣はミニビーティングをつかって、ゾウムシの仲間を発見。

他にも、生まれたての小さなバッタやカマキリ、なんだろ?これと思うようなヨモギの葉(3枚目写真)についているのは「ヒメジンガサハムシ」の幼虫。黒いかたまりはウンチなのですが、それをどっこらしょと持ち上げて歩いていました。

そして、もうそろそろ出るかなぁ?と思っていたホタルも見つかりました。一つ目の写真がメス、二つ目の写真がオスなんですが、見分け方のポイントはおしりで区別できます。

観察が楽しすぎて、あっという間に時間が過ぎていました。どうして垣見さんは虫つかみが上手いのだろう?と思っていたのですが、どんな風に森を見るのか?色んなアイテムをその場に合わせて使われていること、よく観察するための手作りケースで虫たちの生態を知ること、そういったことを繰り返し行われていることで、虫たちとの出会いをより多く増やされているのだなと思いました。個人的に一番心に残っているのは、虫たちにはドラマがあること。虫たちが喋ったりするわけではないのですが、動きを観察していると、もしかしたらこう思っているのかもしれない?どうしてその行動をするのか?を垣見さんの視点で虫の想いを言葉にされていて、現実的なこと、それと同時に虫たちの世界観を教えてくださって、自然を愛でる大切な気持ちを知ることができました。垣見さん、楽しく、そして多くの学びをありがとうございました!お世話になりました。

観察会の後は保全活動でした。
1つは、萌芽更新エリアの草刈りを行いました。膝ぐらいのササの中にホタルブクロやツリガネニンジンなどの野草もあるので、刈らないエリア、刈るエリア、どの場所を担当するかを打合せをしてから草刈り機で刈っていきました。

萌芽更新は木も草も一気に伸びてくるので、萌芽している木の成長を促すために夏場は何度も草刈りをして管理をしています。

どんどんすっきりしていきました!

草刈り、完了‼ 草刈り前にはササが茂りすぎて見えなかったのですが、草刈り後は木々の影が出来ていました。風も通って、木が気持ち良さそうに見えました。

草刈り隊の皆さん、お疲れ様でした☆

もう一つは水辺の整備隊です。観察会をした水辺に色んな草が生えてくるのですが、今年はドクダミが例年以上に繁茂していて水路を塞いでしまっていたので、そのエリアを中心にみんなで抜きました。

作業中には、ヤゴがたくさん出てきたり、河辺の森ではあまり見つからないオケラがいたり、石の周りにたくさんのサワガニがいたり、川のいきものにもたくさん触れ合えて子どもたちは大喜びでした。作業から戻る時には、「あっちにもドクダミ、こっちにもドクダミ~」と言っている子がたくさんいて、ドクダミがとても心に残ったようでした。
 

水辺では、ハイハマボッスも咲きかけてきました。ハイハマボッス周辺の草も抜いていただいたので、さらに観察しやすくなりました。

そして、こちらが、川のafterです↓ ドクダミを抜いたことで、水がすーっと流れていきました。

水辺の整備隊の皆さん、お疲れ様でした☆

だんだん気温が上がってきた中、予定していた作業を全て終えることができました。どちらの作業も大変お疲れ様でした!

最後の報告会での、初参加の方の感想を一部紹介します↓
・(観察会も含めて)普段自分たちだけでは見つからないものがたくさん見つかりました。モリイコ!が終わってからずっと保全活動に行きたいと思っていたので、今日は来れて良かったです。
・子どもたちがいきものを見つけるのが早くてびっくりしました。今日は初めて参加しましたが、近くに住んでいるので、また参加したいと思います。

遊林会の保全活動は1998年6月13日(土)から始まったのですが、今日、6月13日(土)でちょうど丸28年になりました。そして、河辺いきものの森の保全活動は2002年のネイチャーセンター開館時から数えると1,053回になりました。未来の子どもたちのためにこの森を残したいとの想いで老若男女問わず、「楽しくなければつづかない」を合言葉に、地元住民や企業、行政、ボランティアの方々など、本当にたくさんの方と一緒に河辺の森を守ってきました。こつこつとした活動を続けられたことで豊かな森が蘇り、多くの方が利用できる森になっています。それは、一緒に森を守ってくださった皆さまのお陰です。本当にありがとうございます。
これからも、皆さまと一緒に活動を続けていけますと幸いです。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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