里山保全活動団体「遊林会」


保全活動日(河辺いきものの森)

2023.09.09

今日、9月9日(土)は河辺いきものの森の保全活動でした。
子どもから大人まで15人での活動になりました。
まずはじめは、森の観察会から。
テーマは「トカゲとカナヘビ」。担当は山﨑、今回が観察会デビューでした。
まずは、トカゲ類の話から、この森にすんでいるニホントカゲとカナヘビの違いなどをスライドで説明。
実際にみんなでつかまえて、最後は観察を行いました。

▼トカゲの仲間はおしっこしない!ニホントカゲは卵をお母さんが守る!頭頂眼(とうちょうがん)という第三の目がある!などみんな「へぇ~」と声があがる内容でした。

▼センター前のデッキ付近にはニホントカゲがよく見られます。見つけた!けど逃がしてしまった!くやしい!!

▼くさはら広場では、めちゃくちゃたくさんのカナヘビを見つけることができました!

▼くさはらには他にもいきものがたくさん。ショウリョウバッタのオスとメスの体の大きさを見比べるために同じケースに入れたら、なんと…♡
これで来年も森でショウリョウバッタを見られそうです!

▼作業小屋に帰ってから、虫眼鏡を使い第三の目「頭頂眼」を確認しました。小さいけれども・(小さな黒い点)が見られました。ここで光を感じているそうです。

観察会の後は保全活動を行いました。

①水辺整備隊。
ネイチャーセンター裏の水辺に「タコノアシ」という植物が生えています。滋賀県では準絶滅危惧種で、今白い花が咲き、このあと花柄が赤く色づき、タコが足を開いているような姿になるのでその名がついています。
そのタコノアシの周りに「キショウブ」がたくさん生えています。種もたくさんつけ、繁殖力も強いため、根っこから抜く作業を行いました。同時に水草の「カナダモ」も繁茂するため、抜く作業を行いました。

▼タコノアシのまわりは杭とロープでかこって守っています。

▼泥んこになる作業です、と事前に告知をしていましたが、本当にみんな泥んこになって頑張ってくださいました。

▼引っこ抜いたキショウブのねっこがハチのおしりに見えるよ!と教えてくれました。ほかにもカナダモがヘビに見えたようで、毒蛇だ!これはいいヘビ!なんて笑い合いながら、作業が進みました。

▼こんなにたくさんのキショウブやカナダモを抜くことができました。

▼作業後。本当にスッキリしました!

②くさはら整備隊。
くさはら広場のシェルター付近で「セイタカアワダチソウ」をこちらも根っこから、「クズ」も広場に進出してきていたのでひっぱって抜きました。
また、広場の奥は、草刈り機を使い、草を刈ってくだいました。

▼作業を始めようと思ったら、ススキの上にシマヘビを発見!
ヘビつかみ名人(弟子?)が、パパっとつかんでくれました。
毒がないヘビなので、みんなでかわるがわる触らせてもらいました。全身筋肉質なヘビは力強い動きでくねくねしてきます。
きゃぁ~と言いつつもみんないい顔で触っていました。背比べもしましたよ。
 

▼その後はくさはら広場に生えたセイタカアワダチソウやクズを抜きました。

▼その奥では、草刈り機ですっきりと草を刈ってくださいました。

▼作業がスムーズに進んだので、今森で一番一押しのお花畑があるモミジの林へ行ってきました。
「ヤブラン畑」です。
先月草を刈っていただき、枯れ枝を回収していただいたので、林の下一面に花が咲いていてとても素敵です。

9月に入り、暑さがマシになり、作業のしやすい日となりました。
作業だけでなく、作業中に出会ったいきものや植物で楽しむ姿も見られ、笑いあふれる作業日となったのではないでしょうか。
今日もご参加いただきましてありがとうございました。

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