里山保全活動団体「遊林会」


保全活動日(河辺いきものの森)

2025.10.11

今日は河辺いきものの森の保全活動日でした。
9時すぎ~10時半は森の観察会、10時半~12時までは森の保全活動を行いました。
本日はなんと、参加者は今年度最多の25名(!)+スタッフを合わせて29名での活動になりました。

《本日のメニュー》
・柴刈り
・水路の落ち葉拾い

まずは、森の観察会。
▼今日はスタッフ熊木による「コオロギの観察会」。

コオロギの生物学上の分類、音のなら仕方、体の器官の名前などをクイズ形式で教えてもらいました。
また、過去の調査でこの森には5種類のコオロギ(フィンガー5ならぬ、コオロギ5!)が生息していることが分かっているそうで、5種類の特徴と見分け方も観察シートも配布されました。
月一回の観察会で使ったかんさつシートはネイチャーセンターの事務所窓口前にも置かれています。もらいそびれたり、興味がある方はご自由にお取りください。

▼説明の後はくさはら広場でコオロギ探しです。虫つかみカップをつかってコオロギやその他いきものを捕まえました。

▼捕まえたコオロギをじっくり観察し、観察シートや図鑑と見比べて種類毎に分類しました。

▼さらに体の特徴からオス・メスも分けました。

いつもよく見かけるエンマコオロギや後脚の色が特徴的なクマコオロギは残念ながら捕まえられませんでしたが、京都や大阪では絶滅危惧種とされているセグロイナゴという希少な昆虫が捕まり、改めてこの森の豊かさを感じました。

▼観察会の後は保全活動です。こちらは水路の落ち葉拾いチーム。

夏が終わりそろそろ葉っぱが散り始め、森を流れる水路にも流れ込んできています。そのままにすると詰まって水が流れなくなってしまうので・・・

▼レーキやスコップ、素手で水路に落ちた落ち葉や落枝を回収していただきました。

▼今日は参加者も多かった影響か、あっという間に綺麗にしてもらいました。

▼想定より早く落ち葉拾いが終わったので、木道近くの立ち枯れた木を伐ってもらいました。

木が倒れてくる危険性がなくなるだけでなく、巻き付いたツタも一緒に撤去してもらったので、見た目もスッキリとしました。

こちらは柴刈り班。
先日の強風でたくさんの枝が落ちたので、林内整備と焚き火の燃料調達を兼ねての作業です。

▼大きな枝も落ちていたので、ノコギリで丁度良い長さにします。

▼枝を切る人、枝を運ぶ人、まとめて束にする人、束を運ぶ人と役割分担をして、スムーズに作業が進みました。

▼最後にみんな揃って振り返り。

本当にたくさんの方に参加して頂いたお陰で、予定通り作業を終えることが出来ました。ご参加いただきまして、ありがとうございました。

良い季候になり森を散策される方や、校外学習で林内に子どもたちが入る頻度も増えてきました。ボランティアの皆さんのお陰で快適に森で過ごしてもらえると思います。いつも本当にありがとうございます。

次回の定期活動日は10月16日(木)です。またFacebookでもご案内します。またご参加いただけたら幸いです。お待ちしています。

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