里山保全活動団体「遊林会」


保全活動日(河辺いきものの森)

2025.07.12

今日は河辺いきものの森の保全活動日でした。
9時すぎ~10時半は森の観察会、10時半~12時までは森の保全活動を行いました。
暑い日でしたが、参加者10名+スタッフを合わせ14名での活動になりました。

まずは、森の観察会からご紹介。
▼今回のテーマは「クモとクモの巣」。スタッフの長谷川が担当してくれました。
どちらかと言えば苦手な方が多いと言われるクモですが、「知れば楽しい!」ということで、クモは害虫を食べること、クモの巣の形には種類があること、一匹のクモからでる糸の種類にはなんと6種類あることなどをクイズ形式で教えてもらいました。模様があるクモの巣を見かけることがありますが、あれは「かくれおび」と呼ばれ、紫外線を反射したり、虫をおびき寄せたりする効果があるなど、知らなかったことがいっぱいでした‼

▼説明の後は、周辺にいるクモを探して、捕まえました。これは、大きな巣を作る「コガネグモ」。体の表と裏で模様がずいぶん違いましたね。

▼霧吹きで水をかけるとクモの巣がよく見えました。逃げ足が速いので、そーっと近づいてキャッチ!

▼「何、つかまえたんですか~?」と、レア度の高いカバキコマチグモとジグモを捕まえていたお2人さん。

▼地面に巣を作る「ジグモ」を捕まえて観察中です。

▼指を近づけると威嚇するジグモ。つやつやボディです。

▼噛みつく恐れのあるカバキコマチグモは革手をはめて中を見させていただきました。中にはもちろんクモがいたのですが、この時期は産卵時期なので卵が入っていました!ごめんなさいをして、中を観察させていただきました。クモの卵、初めて見ました!驚きでした。

▼顕微鏡のファーブルを使って、クモを観察しました。体の模様が思っていたより複雑で綺麗でした。

▼身近なところにたくさんのクモが棲んでいることが分かりましたね!

▼観察会の後は保全活動です。こちらは、水辺を守り隊の皆さん。水面に浮いたトロロ昆布のような藻をレーキで取り除いてくれました。これで、水が流れやすくなります。

▼すっきりしました!ありがとうございました。

▼こちらは、モミジの林をも守り隊の皆さん。森を歩いていたら、カブトムシ(オス)を見つけました。

▼モミジの林では、枯木処理と間引き剪定を行いました。伐りすぎてしまわないように、樹形をみながら伐っていきました。

▼伐った木を運んで、短く切り分けます。切り分けは子どもたちが大活躍!ノコギリを上手に使えましたね。

▼今日は木の伐採や剪定を職業にしている方が、この日のために活動に来てくださいました、高枝ノコで届かないところは木に登って伐ってくださいました!いやぁ、カッコ良かったですねぇ☆

▼暑い中、みんなで頑張りました!こちらの作業もありがとうございました。

▼剪定した11歳のモミジの木と11歳の少年

今日も30度を超える暑い中での活動でしたが、「木を切るのが楽しかった!」「水辺の作業中に大きなどんぐり見つけた!」など、楽しみを見つけながら作業をしてくださっていました。
久しぶりに出会えた方がいたり、専門職の方が手伝いに来てくださったり、皆さんのお陰で楽しい活動になりました。今回もご参加くださり本当にありがとうございました!

次回は7月17日(木)です。活動内容は、伐採木の処理を行う予定です。暑い中での活動になりますが、ご協力いただけますと幸いです。
どうぞ、よろしくお願いいたします!

一覧に戻る