
保全活動日(河辺いきものの森)
2025.05.10
今日は河辺いきものの森の保全活動日でした。
レイカディア大学の実習生の方も来てくださり、22名の方がご参加くださり、事務局スタッフ5名を合わせて27名での活動となりました。
9時~10時15分まではスタッフ山北による観察会「5月の森たんけん」
10時30分~12時までは保全活動「水辺のスギナ・ドクダミ抜き」と「ススキ刈り、モメンヅル守り隊」、「枯枝処理」を行いました。
▼まずはスタッフ山北の観察会から。
今日はまずネイチャーセンター前にあるどんぐりの木を観察。
よく見ると葉っぱがクルクルと巻かれています。これはオトシブミという虫が作った葉っぱのゆりかご。作業小屋でどのように作られているかの動画を見た後に実際に本物を見に行きました。
▼次に、たんけんカードづくり。色鮮やかな5月の森。どんな色があるか予想して、森に出発です。
▼カードには、「わたしのワンピース」という絵本のウサギさん風のイラストが。ワンピースがいろんな色に変身していきます。
▼森の中には様々な花が咲いています。ピンクのタニウツギやモチツツジはよく目立ちますが、キミドリ色のコマユミはあまり目立たないため、スタッフが足をとめて紹介しました。
観察会は、知らなかった植物がたくさん!という声や、カラスノエンドウで笛をふいていると、子どものころにはよく遊んだな、という声、カナヘビもバッタも見つけられたよ!など素敵な感想が多かったです。
▼観察会の後はラジオ体操をして保全活動でした。こちらは水辺隊。
水辺の林の浅い水路にはびこる、スギナとドクダミを抜きました。
▼草を抜きながら、参加者さん同士が楽しそうにお話されていました。子どもさんも同年代で、似たような趣味の方が自然と集まってこられているのかもしれません。
▼水辺の作業、一生懸命に草を抜いたり、川を走り回ったら、長靴の中にお水いっぱい!!!
▼水辺の作業しながらはそこまでカニに出会えなかったので、休憩時間にカニ探しも行いました。どろんこになるまで、ありがとう!
▼こちらは、枯れたススキ刈り隊。今年の青々としたススキが生えてきたため、昨年の枯れたススキのみ丁寧に剪定ばさみで刈り取りました。
▼手際よく作業していただいたので、もう一か所今度はカマを使い、モメンヅルエリアの草刈りを行いました。
▼モメンヅルの葉っぱはこんな形。夏に淡い黄色の花が咲きます。滋賀県のレッドデータブックにも載っている希少な植物です。周りにある草を刈ることで、モメンヅルに光が当たります。花がさくのが楽しみです。!
▼今日は参加者が多かったので、もう一部隊、枯枝処理隊。高枝切りノコギリを持って歩道の上の枯れ枝を伐ってまわりました。伸ばしたノコギリは重たいし、思うようには動かなかったようですが、時間の限り作業してくださいました。
▼作業小屋に帰ると、カナヘビとアオダイショウがお出迎え。なかなか触る機会がないヘビさん。ひと時の戯れタイムになりました。(この後森へ返しました。)
今日は、思っていたより気温は上がらず、活動しやすかったです。
レイカディア大学の皆さんの中には、市内に住んでいるけれど初めてで、こんなところがあったんやね!と驚かれていました。そうなんです、こんなところがあるんです。そしてこの森は皆さんの力でたくさんの動植物が生息する森になっています。本日もご協力いただきまして、本当にありがとうございました。
次回の活動は5月14日(水)です。皆さまのご参加をお待ちしております!