里山保全活動団体「遊林会」


保全活動日(河辺いきものの森)

2024.11.20

今日は河辺いきものの森の保全活動日でした。スタッフを合わせ15人での活動となりました。

内容は、枯れた竹林再生にむけ、竹以外の植物を刈る作業を行いました。

この竹林は、昨年(2023年)5月、竹の花が咲き、桿(緑の幹の部分)が枯れてしまった場所です。
放っておくと作業が大変になるため、昨年の5月から9月にかけてボランティアの皆さんと一緒に竹伐りを行いました。
去年の夏からですが、伐った場所からは細いササのような竹が一斉に伸びてきて、竹林再生のために成長を続けています。
約1年半で竹以外の植物も大きく成長しています。今回は再びこの場所を竹林に戻すために、生やしておくと困る樹種の伐採を行いました。

▼まずは、2020年に枯れた竹林を見に行きました。この場所は手入れをしていないため、竹は立ち枯れの状態です。林床には光が差し、パイオニア植物とよばれる、カラスザンショウ、ヤマハゼ、タラノキ、アカメガシワなどが見上げるほど高く成長している姿が見られました。

▼本日の活動場所。2023年に枯れたのですが、一斉に枯れ竹を伐採したため、新たな竹が生えてきています。

▼竹は残して、生えてきている植物をノコギリやカマを使い伐採しました。

今日の作業は「痛い!痛い!」という声が連発。それもそのはず、明るいところに真っ先に葉を出し始めるパイオニア植物の仲間には若い芽を食べられないように「トゲ」が装備されています!
▼左より、タラノキ、カラスザンショウ、上がヤマハゼ、下はクサギ。トゲは痛いのですが、よく見ると葉っぱを落とした痕がお顔に見えて可愛らしいのです。ヤマハゼやクサギは、きれいな色をしています!大変な作業でしたが、そういったちょっとした気づきにニコッとさせられました。

▼午後からも引き続き竹林へ!なんと手入れしたことで、近道発見!!

▼皆様の頑張りのおかげで、カシの林との境界の竹林だけでなく、南口へ向かう道沿いの竹林も整備することができました!!
 

▼①Before → After

▼②Before → After
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今日は寒い中の活動かと思いましたが、活動していると体が暑くなり、汗をかくほどでした。
たくさんの方の参加もあり、予定していた以上に活動を進めることができました。
今後このエリアは、引き続き手入れをしていく予定です。次回は春先の芽吹きの時かな。カマで刈れるときに作業できたらいいなと考えています。

今日も本当にありがとうございました。

次回の活動日は、来週11月27日(水)9:00~15:00

たくさんのご参加を心よりお待ちしております。

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