里山保全活動団体「遊林会」


保全活動日(河辺いきものの森)

2024.06.08

今日、6/8は河辺いきものの森の保全活動日でした。
初めての方1人を含む25人の方がご参加くださり、事務局スタッフ6人(インターン生含む)を合わせて31人でのにぎやかな活動となりました。

はじめは、スタッフ山北による観察会「旬をめぐる森散策」でした。
・旬の花の観察
今大河ドラマでも有名なムラサキシキブの花やホタルブクロなど今の季節に咲く花を見つけ匂いをかいだりしました。
・草花を使った遊び
葉っぱの笛やオオバコ相撲を大人も子どもも楽しみました。
・若竹退治
冬に竹を伐採した箇所(竹林ではなく生えて欲しくない場所)のニョキっと生えてきた若竹をのこぎりで伐ったり、ちびっこいタケノコは折ったりしました。
・草や木の実を味わう
クサイチゴや桑の実が食べごろで、美味しく頂きました。ヘビイチゴも食べたのですが、今日のはみずみずしいやつでした。

▼森を散策していると地面に穴を発見!モグラの穴です。みんなで探すといろんな箇所に見つかりました。

▼アオキの葉っぱで音鳴らし。

保全活動のメニューでもお馴染みのアオキ。暗い場所でも成長ができるため、他の植物を優先的に守るエリアではアオキ刈りをよく行っています。しかし、散策路付近のアオキは、葉っぱの音鳴らしだけでなく、文字が浮かび上がる葉っぱとして、環境学習の一つとして活用しています。大人でも子どもでも音が出たらとっても嬉しいですね!

▼道端に生えていたオオバコでオオバコ相撲。

だったはずが…いつの間にかオオバコvsシャガの葉!?どっちが勝ったんでしょうか。

▼若竹退治は5分という短い時間でしたが、奥の石積みの堤防「ニューサルオ」が道から見えるくらいすっきりしました!

▼クサイチゴの実を見つけました。食べてみると「甘いやんか!」とびっくり。「子どもの頃にこんなふうに見つけて食べてたな」「そんなんしたことないわ」など会話が広がります。

▼森を歩いているとオオスズメバチにも出会いました。男の子の周りをブーンブーンと飛ぶスズメバチ。

その姿を男の子だけでなく、全員で固まって見守り、飛んで行ったときには「よく頑張った!」と拍手。
なんかチームみたいだなと胸が熱くなりました。

▼水辺に生えているクワの木にも実がなりました。黒っぽいのが甘いのですが「赤いの食べたらやっぱりすっぱかった」そうです。
「子どもの頃の通学路でよく食べたな。食べたら口元でわかるねん」「家で蚕飼ってたわ」などクワの木をもとに記憶が蘇る皆さまでした。

森散策の観察会を終え、ラジオ体操を行ったら、今日の保全活動、竹伐採です。竹の材をとる季節は冬ですが、やまのこ活動で使用する竹工作用の材が足りなくなってきたので、普段あまり入らない竹林で整備を兼ねて竹伐採を行いました。

▼今日伐採を行った竹林は、太くて長い竹が多かったように思います。

1本の竹から工作材料が3本ほどとれたらいいなと思っていましたが、5本ほどとれました!

▼竹林で伐採し道まで運び出してもらうチーム。

▼運び出してもらった竹の枝を払い、工作材料用の長さに伐っていくチーム。

と最初は分かれていましたが、伐りだしチームがあっという間に伐採をすませてくれたので、最後はみんなで枝払いや長さにきり揃える活動を行いました。

▼長く竹林に立っていた竹だからか、切り倒したものをノコギリで切るのも大変でしたが、子どもたちも頑張ってノコギリで伐ってくれました!

▼たくさんの竹材、やまのこ活動で利用させていただきます。お箸に、入れ物に、花瓶に…どんなものに生まれ変わるかな。

▼最後はいつものミーティング。今日は代表理事も久しぶりに活動に参加、大勢の方の参加に驚きと喜びがありました。

代表の言葉にもありましたが、自然の中に入っていって、触れたり、遊んだり、食べたり、そういうことができる場所は少なくなっています。この森でのことをぜひお知り合いの方たちにもお話いただき、今後も森や身近な自然で触れて遊んで楽しんでいただけたら嬉しいです。

観察会の森散策は日陰では風が吹いて気持ちが良かったのですが、お昼に向かって気温が上がってきましたね。蚊取り線香も出始め、いよいよ夏まであと少しという感じです。本日も皆さんのお陰で竹林整備と材取りを行うことができました。
今回もご協力いただきまして、本当にありがとうございました!

来月の土曜日の活動は7月13日になります。この日は滋賀銀行さんの職員の方たちが保全活動に参加してくださる日で、大勢での活動になる予定です。今日よりも暑くなると思いますが、ぜひご協力いただけると嬉しいです。次回もお待ちしております。

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