里山保全活動団体「遊林会」


保全活動日(河辺いきものの森)

2024.05.11

今日、5/11は河辺いきものの森の保全活動日でした。
初めての方2組7人を含む23人の方がご参加くださり、事務局スタッフ4人を合わせて27人でのにぎやかな活動となりました。

はじめは、スタッフ青木による観察会「大調査!ハルジオンは森のレストラン?」でした。

▼水辺のはやしの方まで移動すると、満開のハルジオンが群生しています。ハルジオンの蜜をすったり、花粉を食べたり、葉を食べたりとたくさんの虫が集まってきますが、その虫たちの種類はどのぐらいいるのか?ハルジオンのレストランは多くの虫たちの大衆レストランなのか?はたまた、こだわり派の専門店なのか?
それを調べるため、まずはみんなで虫つかみです!時間は15分。さて、どのぐらい見つかるのでしょう?

▼お惣菜カップを使って、子どもだけでなく大人も楽しく、真剣に虫つかみ☆

▼虫つかみから戻ってきたら、図鑑などを使い、分かる範囲で種類を分けていきました。

▼調査の結果、15分間、23人で84匹38種類の虫たちを見つけることができました。
ということで、ハルジオンは色んな虫たちに愛される森の大衆レストランだということが分かり、ご参加いただいた皆さまにも承認をいただくことができました‼

▼今回は観察会兼大調査にご協力いただきまして、ありがとうございました。この結果をまとめて、集合写真と一緒にネイチャーセンターに展示する予定です。ぜひ、見にいらしてくださいね!

▼観察会の後は、2隊に分かれて水辺の保全活動を行いました。
こちらは、ネイチャーセンターの水辺整備隊。水辺に繁茂してきた藻や水草(カナダモ)を駆除しました。力仕事をしたい方や大人の方が中心に頑張ってくださいました。

▼子どもたちは長靴の中に水が入りながら、ドロドロ、ドボドボになりながらも頑張って抜いてくれました。ありがとう‼

▼ネイチャーセンター裏には外来種のキショウブが増えてきていたので、クワを使い、根から抜いていきます。しかし、この作業は力がいって本当に大変なんです。すっきりなくなりました!丁寧に作業してくださってありがとうございました。

▼こちらは、水辺のはやしの整備隊。川の水が止まっていたので、積もった落ち葉をどけてくださると一気に水が流れていきました。

▼浅い水辺には毎年スギナが繁茂してきます。ここには、長年保全しているハイハマボッスがあるので、三角ホーやカマを使って、できるだけスギナを根から抜き、ハイハマボッスの生育環境を保持できるようにしています。

▼そして、この隊のお楽しみの一つ。水辺のいきものつかみ。カナダモなどの水草の中はサワガニやカワゲラ、ヤゴたちが棲みかにしているので、いきものつかみもできて一石二鳥だねと言いながら、増えすぎた水草も抜きました。

▼「見にきて!」と呼ばれると、「これ、僕1人で抜いてん!」とてんこ盛りになったスギナを見せてくれました。コツコツと頑張ってくれて本当にありがとうね!嬉しかったです。

▼ハイハマボッス周辺の草を抜いてくださったので、しっかり光が当たるようになりました。今年もすくすく繁っていきそうです。

▼繁茂していたスギナもすっきりなくなりました!

今日は日向だと暑いくらいの陽気でしたが気持ちよく汗をかき、皆さんのお陰で水辺環境を整えることができました。
今回もご協力いただきまして、本当にありがとうございました!
来月の土曜日の活動は6月8日になります。また、次回もお待ちしております。

キショウブの花が綺麗に咲いていました。せっかく綺麗に咲いているのだから、お花は花束で楽しみたいと言ってくれました。お家に飾ってくれるそうです。自然を大切にしてくれて、どうもありがとうね!

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