里山保全活動団体「遊林会」


保全活動日(河辺いきものの森)

2024.04.13

4/13の今日は河辺いきものの森の保全活動日でした。

今日は初めての方5組13人を含む24人の方がご参加くださり、事務局スタッフ4人を合わせて28人でのにぎやかな活動となりました。

はじめは、スタッフ熊木による観察会「春のお花見ツアー」

▼今回のツアーは「五感」を使って春を感じるツアーということで早速向かった先では「口」を使い、道草を食ってみました!

食べたのは、「くせがなく美味しい」という紹介されたハコベの葉っぱ。「おいしい!」と何枚も食べる方、「草の味やな」という声、「う~ん」という顔。皆さん思い思いの感想を持たれたようです。

▼くさはら広場にやってきたら、アマガエルさんがお出迎え!靴の足先にちょこんと乗ってくれました。

▼次は「目」を使って探してみました。シェルター付近で、ドングリの1年生を発見!昨年落ちたドングリから根っこが秋の間に出て、この春に芽が生えてきていました。地面に顔を近づけて、「こっちにもあった!」「これは2年生かな」たくさんのドングリの木の子どもたちを見つけてくださいました。

▼「今日は、カナヘビにたくさん出会えるはずです!つかまえ放題ですよ!」とアナウンスがあり、気付いたら次々と子どもたちの手の中や頭の上に収まったカナヘビ達。春になり、冬眠からさめたカナヘビさんは、1年の中でもつかまえやすいんです。今年も変わらずかわいい姿を見せてくれました。

▼もう一つ、春の味をかじる!こちらは、2019年や2022年に萌芽更新したエリアで多く見られるヤブカンゾウの葉っぱです。みずみずしい葉っぱで、甘草と書くので苦みがなく、熊木曰く「森のレタスのよう!」と教えてくれました。実際食べてみた感想は…「おいしい!」でした。

▼生まれたての新葉や、咲きたてのお花などはそっと触っていただいたり、においをかいでもらったり、写真を撮ったりゆっくり観察したりと、今しか見られない、食べられない、触れない、特別なお花見ツアーとなりました。

▼観察会のあとは、ラジオ体操を行いウォーミングアップです。青空の下の体操はより気持ちが良い!

体操の後は本日の作業
①くさはら広場周辺での植物守り隊
②ケヤキの林周辺の竹伐り隊
の2つを行いました。

▼こちらは、くさはら広場での植物守り隊!このエリアはロープで囲われた場所で、6月頃に白色のオカトラノオが咲くところ。
このエリアは周りの環境を明るくしたので、今年はたくさんオカトラノオが咲いてくれるはず!という期待をこめて、咲いたときにより美しく花を見てもらえるよう、枯れたススキの葉や枝を丁寧にカマや剪定バサミを使い地際で切りそろえたり、芽の出てきたセイタカアワダチソウを根っこから抜く作業を行いました。

▼くさはら広場での作業もひと段落したので、観察会でも訪れた萌芽更新エリアに場所を移動し、生えてきた小さな常緑樹刈りを行いました。作業しつつ、草も食べつつ、楽しい作業となりました。

▼こちらは、ケヤキの林周辺で見られた竹を切りだしました。このエリアには、もともとは竹は生えていませんでしたが、気付いたら地面の下で根っこを伸ばし、あちらこちらに竹が出現するようになりました。

▼伐った竹は、森林環境学習「やまのこ」事業で訪れてくれる小学4年生の子どもたちが行う、竹工作で使用させていただきます。

▼休憩時間も木登りをしたり、水に橋をかけたり!山王神社の桜をみたり素敵な時間を過ごせました。
  

▼活動のビフォーアフター写真。竹がなくなり、奥に形の良いアラカシの木が発見され、森の新たな名所になりそうです。
 

▼最後は作業小屋にもどり、それぞれどのような活動を行ったか、ミーティングを行い終了しました。
「いろんな草がおいしかったよ」「森の中が気持ち良かったです」「楽しかった」などの感想もいただきました。

天気にも恵まれて、気持ちの良い森の中での活動となりました。
本日も活動へのご協力いただきまして、本当にありがとうございました。

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