里山保全活動団体「遊林会」


保全活動日(河辺いきものの森)

2024.02.10

2/10の今日は河辺いきものの森の保全活動日でした。
今日は初めての方2人を含む24人の方がご参加くださり、事務局スタッフ5人を合わせ29人での活動になりました。

▼はじめは、スタッフ山北の「ススキ」の観察会でした。
ススキってどんな植物っていうお話から始まりました。すくすくと伸びていく木「す(く)す(く)き」から名前がついたとも言われているススキは、お月見やカヤ葺き屋根に使用されたり、暮らしの中に必要とされてきた植物でした。
いきものたちの営みにも欠かせないススキにはどんないきものがやってくるのか?、枯れ葉になったススキにはその中で越冬しているツチイナゴやクビキリギスがいますよというお話を聞いた後、草原広場のススキを観察にいきました。

▼さぁ、草原広場のススキにはどんないきものが見つかるのか?

▼ススキの中を開けて、早速見つけたのはツチイナゴ。クビキリギスも見つけることができました!

▼観察会後の作業では枯れたススキの葉を刈り取る予定なのですが、ススキにはカマキリが卵を産み付けていることがあるので、いきもの見つけと同時にカマキリの卵を見つけて刈り取る前に救出をしました。
今日は29人の目があったので、あっと言う間に5個の卵を見つけることができました。子どもだけでなく、大人の方も見つけることができてとても嬉しそうでした!
そして、ススキと言えばカヤネズミ。森に毎日来ているスタッフでもなかなか見つけることがないカヤネズミの巣も見つけてくださいました。

▼「観察会、楽しかった~」のお顔で「はい、カマキリ~!」。素敵な集合写真が撮れました★

▼観察会の後は作業開始です。
今日の作業は①ススキ刈り②落ち葉かき③アラカシの株元の萌芽伐りの3つ。それぞれの班に分かれて作業場所に移動しました。
途中おいてあったバケツに氷を発見。まるで、氷のお盆のよう!寒い日ならではのお楽しみでした。

▼ススキ刈り班は、少しずつ伸びている新芽を切らないようにカマで刈り取っていきました。

▼ススキ刈りが終了した後は、エビネの周りの落ち葉をよけて太陽の光が当たるようにしました。

▼アラカシの株元の萌芽伐り班は大人10人での活動でした。皆さん、チームワークがいいのと積極的に作業してくださるのでどんどんはかどり、予定していなかった場所の萌芽も伐ることができました。

▼木道の終わりにはイチリンソウの自生地があり、4月上旬に開花します。葉っぱをよけると小さな小さな芽が出ているのを皆さんと観察しました。

▼こちらは、落ち葉かき班。今日は中学生、高校生の子たちも来てくれていたので、賑やかでとても楽しそうでした!

▼そして、作業中にたくさん見つかったのはウサギのうんち。「今年はあまり見かけないね…」と話していたのですが、この場所でたくさん見つけることができました。

▼その他にもツチイナゴ、そしてこの時期には滅多に見れないカナヘビをJKのお嬢さんが素早くキャッチしてくれたので、みんなで見ることができました。

▼作業を頑張ったので、一息ついた後はテイカカズラのツルでターザンごっこも楽しみました。さすが、平均年齢が一番若い班★

▼まだまだ、続く若い方たち。最後の遊びは落ち葉のシャワーで締めくくりました(笑)

▼こちらは、ドラム缶を切る作業。2/15の活動日にドラム缶とペール缶を使った炭焼きをする予定になっており、そのためにドラム缶を切っていただきました。大変な作業を1人で黙々とありがとうございました!

▼活動の最後は報告会をしました。たくさんの方がご参加くださったので、色んな作業がとてもはかどりました。それぞれの場所で色んなお話をして盛り上がり、笑いあい、みんなで協力するって楽しいなぁと改めて感じました。
そして、こういった活動ができる森、コミュニティが生まれる森があるということは、やっぱりいいなぁと心から思った一日でした。
今日も活動へのご協力&楽しい時間をいただきまして、本当にありがとうございました!
今後の活動のご参加もお待ちしております★

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