里山保全活動団体「遊林会」


保全活動日(河辺いきものの森)

2023.05.13

今日、5月13日(土)は河辺いきものの森の保全活動でした。
子どもから大人まで24人での活動になりました。
まずはじめは、森の観察会から。
テーマは「竹」。今、河辺いきものの森では、120年に一度咲くといわれているハチク(竹)の花が咲いています。
森に20年近く来られている80代の参加者の方でも「初めてみた」といわれているほど、なかなか見ることができない竹の花。
竹の特徴など、竹はどんな植物なのか、花が咲いた後どうなるのか?などの話をした後、実際に竹の花の観察にいきました。

▼これは、竹が属するイネ科の植物の観察

▼外にでると、さっそくイネ科を見つけることができました。

▼新緑の森。みんなで気持ちよく歩きました。

▼なんと!森の道に落ちていた「竹の花」を早々と発見。

▼今年の2月から4月にかけて行った萌芽更新区域です。切り株からたくさんの芽が出ていました!

▼森の「野神さん」で竹の花の観察をしました。

▼2020年に花が咲いた竹林です。花後枯れてしまった竹林は、3年目たった今、タラノキ、カラスザンショウ、ハリギリといったパイオニアプランツが勢いよく生えてきています。

▼先月までは見なかったのですが、新しい竹の芽が出てきていました。

▼この時期見られる「オニノヤガラ」も出てきていました。オレンジ色のアスパラガスのよう。

観察会の後は保全活動を行いました。野神さんの竹林ではない場所も花が咲き、竹林全体が枯れてきています。
竹林を新しく生まれ変わらせるため、伐採を行っています。
▼力持ちの男性たちは竹伐り部隊。

▼子どもと保護者さんたちで、伐った竹を切り分け、軽トラに積んで運び出しました。

▼作業後はノコギリの片付けまでしっかり。昨年、モリイコ!に来ていたお兄ちゃんは、初めて参加した子にノコギリのお手入れ方法を教えてくれていました。頼もしく、嬉しい姿でした!

▼おじいちゃんと孫?ではないです(笑)今日、初めて出会ったお二人。どうやら意気投合されたようです。すごく自然な姿でカワイイ♡お母さんが「助かります(o^―^o)」と喜ばれていました。自然に人と人をつなげてくれている森はやっぱり素敵だなと思います。

少し蒸しっとする日でしたね。暑かったと思いますが、ヘルメットをしっかりかぶり安全への注意点も気にしていただきながら活動してくださいました。
今日一日でまた少し森が開けてきて、伐採がしやすくなってきました。
枯れた竹林の面積は広いので、すぐには片付きませんが、どんな竹林に生まれ変わるのか、楽しみにしながら活動していきたいです。
今日もご参加いただきましてありがとうございました。

少し先のお知らせですが、来月の6月10日(土)は湖東信用金庫様と河辺いきものの森で合同保全活動日となります。
約80名の従業員の方がお越しくださり、遊林会のボランティアメンバーと一緒に活動します。
毎月行っている森の観察会はお休みして、9時から11時まで保全活動を行う予定ですので、こちらもご参加いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします!

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