
保全活動日&第15回大人の森あそび
2025.01.22
今日は保全活動と同時にエコツアー「大人の森あそび」を開催しました。朝は少し曇っていましたが、だんだん晴れてきて小春日和の一日になり、どちらも活動日和となりました。
まずは、大人の森あそびの紹介から。このイベントは東近江市のエコツーリズム(http://higashiomi-ecotourism.blog.jp/ )の一環として取り組んでいます。
今回は第15回目「冬の森散策&竹でご飯づくり」がテーマです。
午前は羽釜で豚汁を炊き、竹飯盒を作りご飯を炊きました。午後からは冬の森散策をしました。
▼スギ葉、柴、薪を使用し、かまどに火を熾します。「災害がきて、電気やガス使えない時のためにも出来るといいよね~!」と言いながら火を熾してくださっていました。
▼次は竹飯盒の準備です。焚き火の火で底が燃えてしまわないように、できるだけ太い竹を使うため切るのに力がいりました。切った後は、内側の薄皮をめくります。
▼今度は焚き火台に火を熾し、ガンガンの火でお米を炊きます。
▼竹飯盒の中でふつふつ沸騰してから15分燃やし続けた後は、10分蒸らしました。ちゃんと炊けているのでしょうか。。。
▼ご飯、炊けてるかなぁ…のドキドキの瞬間。蓋を開けるとふっくら美味しそうなご飯が炊けていました。
▼ご飯完成で~す☆食材はゴボウ以外は東近江市、近江八幡市で栽培されたものを使用しました。ご飯は東近江市産やなぜファームさんの古代米「黒米」を混ぜて炊きました。ご飯がふっくらもちもちになり、とても美味でした!お天気もいいので水辺のベンチでランチです。美味しいご飯と楽しいおしゃべりでお腹も心も満腹になりました。
▼ちなみに、竹飯盒の底はこんな感じ。あれだけ火にかけても燃えずにご飯が炊けて、竹って強い!と思いました。
▼午後からは冬の森散策へ。この時期のヨモギが見たいとの事で探してみました。落ち葉の下に小さくて新しい芽が出始めているヨモギを見つける事ができました。
▼ヤマコウバシの木。少し枝をいただき、ポキッと折ってみるとすーっとしたいい香りがします。
▼ゼリーのようなぷにぷにキノコ、瓦が重なっているように見えるカワラタケを見つけました。
▼4月初めに咲くイチリンソウ。もう芽が出てるかな?と落ち葉をよけてみたら、小さな芽が出始めていました。「えぇ~、4月に咲くのに、もう芽が出てるの?」「こんなに寒くてもちゃんと準備をしてるんだね~」と眺められていました。
▼最後はお茶タイム(イセトウさんのもみじのパイと政所茶の紅茶)と振り返りの時間です。
・黒米の入ったお米が上手く炊けて良かった
・久しぶりの森散策が良かった。贅沢な時間でした
・来るたびに発見があることがいい
・花が咲く何カ月も前から芽が出て準備をしている姿を知れた
などの感想をお話してくださいました。
6年近くリピーターでお越しくださっているお2人ですが、いつも森を新鮮に感じてくださり、とても嬉しいなぁと思いました。また、森に遊びにいらしてくださいね♪
保全活動は、参加者とスタッフを合わせ11人での活動となりました。作業は、
①萌芽更新エリアの林内整備
②落ち葉かき
を行いました。

▼木の周りのササを切りスッキリしました。こうしておくと仮払い機を使用した際、大切な木を切ってしまう心配がなくなります。細かい作業をありがとうございます!

たくさんの落ち葉をかいてくださってありがとうございます。ますます、下草の成長がよくなり、虫や鳥などのいきものたちも喜ぶと思います。ありがとうございました!


どちらの参加者様も森ですごす時間を楽しみにお越しいただいており、私たちスタッフもとても楽しく過ごせた森時間でした。
森を守ること、森を活用すること、どちらも森にとっては大切なことです。
皆さま、今日も森にお越しくださり、本当にありがとうございました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。