
保全活動日&大人の森あそび
2024.12.25
今日は今年最後の保全活動と同時にエコツアー「大人の森あそび」を開催しました。昨日は雨が降ったり止んだりの一日でしたが、今日はお天気に恵まれ、どちらも活動日和となりました。
保全活動は、参加者とスタッフを合わせ15人での活動となりました。作業は、
①草原広場からポポハウスに抜ける道付け
②イチリンソウ付近の整備
③第3駐車場出口横のケヤキの大木の下草の整備
を行いました。
▼①の草原広場からポポハウスに抜ける道付けです。道を付けるために不要な木を伐っていきました。
▼繁った木で見えなかったポポハウスが見えるようになりました。これで、こちら側からもイチリンソウの自生地の観察に行けるようになります!
▼②のイチリンソウ付近の整備です。イチリンソウ自生地までの場所がササで生い茂っていたので、丁寧にササ刈りをしてくださいました。山地性のイヌガヤも自生していますが、枯れ枝を伐って樹形を整えてくださいました。
▼午後からは③の第3駐車場出口横のケヤキの大木の下草の整備です。太く硬くなったササの株元が残っているので、草刈り機で刈っていただきました。
▼他業者からチップをいただいていたので、それをグリーンバックに入れてケヤキの大木まで運びます。かなりの重労働でした。。
▼今日のところは時間がきたので作業を終了しました。このケヤキは森の中でもかなりの大木で樹形がとても美しいです。森にお越しいただいた皆さまにケヤキの雄大さを知っていただける、よい場所に変わりました☆時間いっぱい大変な作業をお手伝いいただきまして、本当にありがとうございました。
ここからは、大人の森あそびの様子もご紹介します。
このイベントは東近江市のエコツーリズム(http://higashiomi-ecotourism.blog.jp/ )の一環として取り組んでいます。
今回は「冬の森散策&竹灯篭づくり」がテーマです。
午前は冬の森散策、午後からは竹灯篭づくりをしました。
▼まずはヤブニッケイの葉っぱのにおいをかぎ、森を体で感じていただきました。
▼こちらは、河辺いきものの森の保全活動が始まった場所「かくれが」。活動当初使われていた炭焼き窯を紹介しています。「こんな風に炭を焼くんやね」と見てくださっていました。
▼青く囲っている場所は山地性のリュウノウギクが自生しています。落ち葉をよけるとリュウノウギクの株元に新しい芽がたくさん出ていました。落ち葉がつもると新芽に光が当たらず株が育ちにくいので、冬はこの落ち葉をどける作業「落ち葉かき」をする説明をさせていただきました。
▼今日は雨上がりでお天気もよく、あちこちで可愛いキノコを見ることができました。「あっ、こっちにもある。あっちにもある!」と色んなキノコを見つけてくださっていました。
▼赤くて美味しそうなガマズミの実。少し前までは甘酸っぱい実でしたが、今日食べてみると梅干しかと思うぐらい酸っぱくてびっくりしました。。
▼午後からは竹灯篭づくりのワークショップをしました。その前に、おやつの焼き芋の準備も忘れずに。。
▼まずは、好きな型紙を選び、インパクトドライバーのドリルビットを変えながら大・中・小の穴を開けていきます。慣れてないと初めは怖い作業でしたね。途中、腕も痛くなってきましたが慎重に丁寧に頑張ってくださいました。
▼穴が空いた後は、穴付近のささくれをヤスリで処理しました。穴が多いほど大変ですが、出来上がりは一番華やかです。
▼穴の処理ができた後は、カセットコンロの火で油抜きをしました。磨くとどんどん綺麗になっていきましたね。
▼作業開始から約1時間30分。コツコツと頑張られ、素敵な素敵な竹灯篭が完成しました‼今夜からベットサイドに置いて楽しみます♪と言ってくださっていました。きっと毎晩、素敵な眠りにつかれることと思います。
▼おやつの焼き芋も美味しく焼けていました。保全活動のメンバーの皆さんも一緒にいただきました。
今日は保全活動にエコツアーと、多くの皆さまに森で過ごしていただいた一日になりました。
保全も活用も両方あって森の活動は続いています。そして、どちらの活動も皆さまが楽しそうにされておられた事が私たちスタッフにとっても嬉しい出来事でした。
今年の保全活動もイベントも今日で終了です。
今年も多くの皆さまに助けていただき、支えていただき、お陰さまで無事事業を終えることができました。
本当にありがとうございます‼
来年も皆さまと活動できますことを楽しみに、また応援いただけることを心の支えにさせていただきながら尽力してまいります。
来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
それでは、皆さま、よいお年をお迎えください☆