里山保全活動団体「遊林会」


保全活動日(河辺いきものの森)

2025.03.08

今日は河辺いきものの森の保全活動日でした。
18名の方がご参加くださり、事務局スタッフ6名を合わせて24名での活動となりました。

9時~10時30分まではスタッフ山北による観察会「足元にあるおもしろそうな何かを見つける」
10時50分~12時までは保全活動「くさはら広場の草刈り」と「柴刈り」を行いました。

▼まずはスタッフ山北の観察会から。
冬は足元をじっくり見ると発見がいっぱいあるので見つけてみよう!とのことで、ぺたんこ姿のロゼットの形はどうしてそうなのか?草の葉っぱが赤くなる秘密、実は毛がいっぱいな葉っぱ、フリフリの葉っぱなど、色んな形には色んな意味がありますよと説明を聞きました。

▼その後は足元にあるおもしろそうなものを見つけるため外に出ました。

▼早速、花が低い位置で咲き始めたタンポポ、芽生えて少し大きくなった毛のいっぱい生えたヤエムグラを見つけました。

▼見つけたものをチェックしたり、地面に張り付くぐらい観察したり、皆さん足元の面白さをどんどん見つけてくださっていました。

▼カブトムシベットでは、落ち葉が土になる過程を見てみようと掘っていたらカブトムシの幼虫が見つかりました!

▼ふかふかの腐葉土は栄養たっぷり。カブトムシの幼虫は大きくてずっしりと立派でした。

▼さて、カブトムシベットの落ち葉はどう変化していたのか?全員で振り返り。昨年末に落ち葉かきをして集めた落ち葉はぺたんこ、一昨年は少~しだけ葉っぱが分かるぐらいの土に、2年前のものはすっかり土に変わっていました。

▼観察会の後は保全活動でした。こちらは柴刈り隊。
林内の落下枝を集めて短く切ったり、折ったりして紐で縛っていきます。太い木はお父さんと力を合わせて頑張っている姿も見られました。

▼約1時間の作業で15束の柴ができました!今後の森の活動で大切に使わせていただきます。

▼リヤカーを引っ張る姿が頼もしい!頑張ってくれてどうもありがとう☆

▼こちらは、草刈り隊。ススキやイタドリ、増えすぎて欲しくない木の幼樹などを草刈り機で刈ってくださいました。

▼刈った後はグリーンバックに入れて運び出しました。

▼すっきり綺麗に刈ってくださいました。この場所はオカトラノオ、ヤマジノホトトギス、ホタルブクロなどの野草が自生しています。ススキやクズ、他の樹種の勢いに負けて生育場所が少なくなっていたので刈りました。草地管理を続けて、少しずつ生育場所が戻ってくるといいなと思います。
 
▼約1時間の作業でグリーンバック6袋の草を刈りました。お疲れ様でした!

▼作業終了後の振り返りでは、
・農作業の草刈りはしんどいけど、森の草刈りは楽しかった
・久しぶりに木を切って楽しかった
・親子で普段経験できないことができて良かった
・モリイコ!を参加した流れで保全活動に初参加しましたが、子どもがノコギリを上手く使えていて、モリイコ!を経験したお陰だなと思いました

などの感想をいただきました。

▼最後は、先月8日(土)に保全活動1000回記念イベントの中で鑑賞した「プロジェクトY」の動画を皆さんと鑑賞しました。ご覧いただいておられない方も多かったので、遊林会の軌跡を一緒に共有でき良い時間になりました。

今日は久しぶりにご参加いただいた方も多く、どうしてた?お元気でしたか?受験お疲れ様!など、作業しながらあちこちで話しが盛り上がっていた一日でした。

また、久しぶりにご参加いただいた方は「久しぶりに来たけどやっぱり遊林会っていいなと思ったわ」とおっしゃってくださっていました。皆さまにとって、いつでもこれる森ではなく、いつでも帰ってこれる森でありたいと思います。これは長年森に携わってくださっている参加者さんが「この森はそんな森なんですよ」と教えてくださったお言葉です。色んな方との心のやりとりが楽しめる遊林会の活動はこれからも続きます♪

次回の活動は3月19日(水)です。皆さまのご参加をお待ちしております!

本日もご協力いただきまして、本当にありがとうございました。

 

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