里山保全活動団体「遊林会」


モリイコ!第9回こなら隊

2023.01.28

こなら隊9回目はたっぷりの雪が積もった森での活動となりました。
雪の上に残されたいきものの足跡の特徴や、屋根や木の上からの落雪、川や池の淵が分かりにくくなっているので注意が必要等のお話を聞いてから雪の森たんけんに出発しました。

雪の温度を温度計で計ってみたら0℃でした。

出発すると早速いきもののの足跡を見つけて「キツネかな?たぬきかな?」と話をしたり、雪合戦をしたりしながら水辺に向かって歩いていきました。

水辺では「雪を使って水切り」をしました。最初は上手くできなかった子どもたちも、どら焼きみたいな形の雪の塊を作って投げると良いと教えてもらうと、上手に水切りができるようになりました。

一人で小さな雪をコロコロ転がし始めて、途中からは3人で力を合わせて大きな雪玉を作ったグループも。
上に座っても壊れないぐらい丈夫な大玉ができました!

フカフカの雪の上に寝転がったり、綺麗な氷柱を見つけたり、森の中ならではの雪あそびを楽しみながら進んでいきました。

池の奥の方まで行くと凍っている場所がありました。
「上に立てるかな?」「氷の厚さはどれぐらいかな?」と木の枝や、足で突いて割ってみました。
氷の上に立つことはできませんでしたが、2cm近くの分厚い氷ができている場所もありました。

池から取り出した大きな氷と、折れていた木の枝を雪に刺して、雪でできた丸い実を付けたオブジェを作って、その前で記念撮影しました。

たくさん雪あそびをして、お昼ご飯を食べたら午後からはミッションです!
タライを的にして、雪玉を投げて当てることができたら隊長からお年玉袋がもらえます。

全員が見事に雪玉を命中させることができ、お年玉袋をゲットすることができました。
早速、お年玉袋の中身を確認してみると、、、何やら文字の書かれた紙が入っていました。
全員の紙を並べてみると、「寒さをふっとばそう!河辺の森温泉」となりました。
本日午後からのミッションはみんなで協力して、足湯を作って入ろうということです。

「温泉に使うお湯はどうしたら良い?」と聞くと「川とか池の水!?」「あ!雪や!」といった答えが返ってきました。
そうです、今回はみんなで焚き火をして、雪を溶かして、お湯をつくります。マッチでの着火、火を大きくしていく手順など、みんなこれまでのモリイコでの経験を思い出しながら安全にすることができました。

次に、お湯にするための雪をバケツで集めて、羽釜いっぱいに入れて火にかけました。
羽釜いっぱいにした雪でしたが、溶けて水になると量が少なかったので、途中でもう一回雪を足しました。

火を大きくするために以前の焚き火の活動ではうちわを使って扇いでいましたが、今回は竹を使って「火吹き棒」を作り、その火吹き棒を使って焚き火の火力を強くします。ノコギリを使って竹を切り、節を取り除き、空気が出て行く小さな穴をドリルで開けました。

完成した火吹き棒を使って焚き火に空気を送ってみると、ボーッ!と大きな音をたてて火の勢いが強くなりました。

雪を溶かしたお湯をタライに移しました。少し雪を加えて温度調整をして、さらに以前の活動でみんなが作ったセイタカアワダチソウの入浴剤を投入したら
河辺の森温泉の完成です!
最後はみんなで一緒に足湯に浸かり、雪あそびで疲れた足や冷えた体を温めることができました。

今日の感想を聞いてみると、「羽釜を初めてみた!」「雪からお湯を作ったのは初めてで楽しかった!」「竹で火吹き棒を作ったのが面白かった!」など言ってくれました。今回もこの時期ならではの活動を、みんなで協力しながら楽しくすることができて良かったと思います。

次回2月18日(土)はいよいよモリイコ!こなら隊の最終回です。
最後はどんな活動をするのか?ミッションは?森はどんな様子になっているのか?など楽しみにしていてください。
隊長たちもみんなと一緒に活動できるのを楽しみにしています。

ささき

 

 

 

 

 

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