
モリイコ!第8回こなら隊
2025.02.22
今日は、こなら隊の第8 回目、最終回の活動日でした。
今回のテーマは「保全(森をそだてる)」。
午前は、ミッション1「木を伐って森を守ろう」
午後は、ミッション2「伐った木で鉛筆を作ろう」でした。
▼今日の最初のお話は、雪の中で見られるいきものの足跡のお話から。雪の上に足跡見られるかな?
▼雪の森たんけん、どこに行くかは子どもたちに決めてもらいます。シェルター、トレイル、水辺など。どこに行こうか相談中。「動物の足跡をたどって歩くのはどう?」といった意見もでていました。
▼こちらは卵を温める恐竜さん。この後、卵泥棒の恐竜が・・・・。
▼ここにもあった!たねこちゃんを守るために落ち葉かきをしたところで、たくさんの足跡を見つけたね!
▼カブトムシのベッドの竹に氷を見つけたよ!角が丸くて綺麗な形。
▼「これ何~?」「毛だ!」「ガチドリだ!」
何かが何かに襲われた現場を発見しました!毛が辺りに散っていました。
▼ウサギの足跡も発見!チョンチョンパの足跡が続いていました。
▼水辺まで来ると、ミッションを発見!
「木を伐って森を守ろう!」
今日伐る木は、アラカシのひこばえです。(ひこばえ:切り株や根本から生えてくる若芽のこと)
アラカシの木はひこばえが勢いよく生えてきます。森の中にはひこばえが立派に育ってブロッコリーの木のようになることもあるのですが、今日伐る木は立派な木の根元に細いひこばえがたくさん生え、その根元に落ち葉がたまっています。また道沿いであるため、ひこばえが道に張り出してきていたこともあり、伐ることにしました。
▼お昼からは、「木を伐って森を守る」とはどういうことなのかを、紙芝居でお話ししました。
河辺いきものの森では、私たち遊林会がボランティアの皆さんと一緒に保全活動を行っています。1998年6月から26年間、毎月ずっと続けており、昨日2月8日(土)に保全活動1000回目を迎えました。活動が始まった当初からの合言葉は「木を伐って森を守ろう!」。森(里山)は放っておくと木が生い茂り、動植物の種類も少なくなり、豊かな自然は失われていきます。なので、豊かな自然を守るにはずっと人の手を入れる必要があります。私たちの髪の毛や爪と一緒。森もお手入れが必要なんだよと言うお話をさせていただきました。
▼木は伐ったら終わりではなく、活用をすることで森を守ることにつながります。今日は自分たちで伐った木でいろえんぴつを作りました!伐った木の中から作りたい枝を選び、ドリルで穴を開け、色芯を入れて、小刀で削りました。
「かたい!」「指がいたい!」といいながらも、がんばって削って素敵な色鉛筆を完成させてくれました。この色鉛筆を見るたび、モリイコ!の事、森の事を思い出してもらえると嬉しいです。
▼さいごは、美味しいおやつの時間。森の横の建部北町在住の方がご自分で育てた大豆をくださったので、その豆を使って「きなこ」を作ります。大豆をミルでひくと、きなこが出来あがり!みんなで挽き立てのきなこの安倍川餅をいただきました。
▼のびる~~!いい顔して食べてくれました!
▼モリイコ!の最後は「モリイコ!卒業式」。保護者の方も一緒に一年間の活動をスライドショーで振り返りました。
保護者の皆様にはモリイコ!活動の趣旨をご理解いただき、1年間の活動を温かく見守ってくださり、本当にありがとうございました。
当日の送迎、着替えやお弁当などのサポートのお陰で、私たちも安心してお子さまたちの対応をさせていただくことができました。
これからもご家族皆さまで自然の中ですごす時間を大切にしていただけたら幸いです。
お子さまの成長をこれからもずっと応援しています。
こなら隊のみんなへ
一年間、色んなことをしましたね。何が楽しかったと聞くと「つるりん!」「森たんけん!」「雪遊び!」などと元気よく教えてくれたみんな。どの回も楽しかったね!!!
隊長たちもみんなと素敵な時間を過ごすことが出来て嬉しかったです。自然の中でもっともっといろんな体験をしてほしいです。
またいつでも森に遊び来てくださいね。隊長みんなで待っています。
それでは、また会う日まで! 1年間、どうもありがとうございました。
隊長一同