里山保全活動団体「遊林会」


モリイコ!第5回ならがしわ隊

2023.09.17

今日は、ならがしわ隊の第5回目の活動日でした。
今回のテーマは「工作」。

午前中は、森たんけんに行き、途中でミッション①「どんぐりで あそぼう! つくろう!」を発見。
森でドングリを拾って戻り、どんぐり工作をしました。
午後からは、ミッション②「のこぎりを つかって つるりんを つくろう!!」をしました。

▼森たんけんに出発すると、黄色い花を見つけました。これは、朝のお話でも紹介された「キンミズヒキ」。実の部分がくっつき虫になっていて、服につきます。お菓子の「アポロチョコ」のような形をしています。

▼木の幹にハチがいたのですが、ずっと飛ばずに歩いているのを見かけました。じっとみんなで観察していると、「片方の羽が無いから飛べへんのちゃう?」と飛べない原因を発見していました。

▼みんなで紫色の「ヤブラン」がたくさん生えているところを見に行きました。

▼ミッション①「どんぐりで あそぼう! つくろう!」を発見!
「工作に向いているドングリが、どんなものなのか」というお話と、「ドングリを採り過ぎると森に棲んでいるアカネズミなどドングリを食べるいきものたちが困ってしまうから、ドングリは必要な量だけに採ろうね」というお話を隊長から聞きました。

▼みんなで落ちているドングリを拾って「びく」というカゴに集めました。ドングリよりも大きなツバキの実も見つけました。

▼ドングリを拾い終わると、隊長が何やら捕まえたようです。
手のひらを開けるとなんとアカネズミ(ぬいぐるみ)が!このアカネズミは本物のアカネズミと同じ大きさ同じ重さなんだよと教えてくれました。
 

持って帰ってきたドングリで工作をしました。作れるものはドングリゴマ、ヤジロベー、ドングリカーの3種類。それ以外にも、用意された道具でできるものならば作る事が出来ます。

▼完成したドングリゴマ。子どもたちはどちらのコマがより長く回っていられるか競争したり、好きな模様をつけてみたりしていました。

▼ドングリカーも自分の好きな形や色にしました。ボディの紙コップの中に落ち葉やドングリを入れるとより速くなるようで、工夫しながら、お友達と競争をしていました。
 

▼ドングリのヤジロベー。ヤジロベーの上にヤジロベーを乗せてみたり、自分のお鼻の上に乗せてみたりと、様々な所に乗せることができるかチャレンジしていました。

▼午後からは、ミッション②「のこぎりを つかって つるりんを つくろう!!」
これから使うのこぎりは、便利であると同時に正しく使わないと危険な道具でもあります。隊長が使い方を説明するのを、しっかり聞きいてくれていました。

▼お友達にしっかりと押さえてもらって、協力して枝を切ります。

▼切り落とした枝で「つるりん」作りに挑戦!
自分で切った枝の片面を紙ヤスリでつるつるにしていきます。
荒い紙ヤスリから、目の細かいものへと、3段階で磨きました。
1枚につき約7分磨きました。磨いた後は1枚につき3分休憩があるのですが、休憩中にも時間を惜しんでやっている子もいました。

▼つるりん完成!できた後はひもをつけてネックレスにします。磨いた側と磨いていない側を何度も自分で触って比べていたり、何度も隊長に見せに来てくれたりと、とても満足そうでした。

最後に、今日の感想を聞いてみると、「ドングリ工作もつるりん作りも時間がかかって大変やったけど、楽しかった!」と教えてくれました。

さて、次回のならがしわ隊の活動は10月15日(日)です。今度は秋の森。いきものや木々の様子はどうなっているかな?元気なみんなに会えるのを楽しみにしています。

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