里山保全活動団体「遊林会」


モリイコ!第5回あらかし隊

2023.09.24

今日は、あらかし隊の第5回目の活動日でした。
今回のテーマは「工作」。

午前中は、森たんけんに行き、途中でミッション①「どんぐりで あそぼう! つくろう!」を発見。
森でドングリを拾って戻り、どんぐり工作をしました。
午後からは、ミッション②「のこぎりを つかって つるりんを つくろう!!」をしました。

▼森たんけんに出発すると、黄色い花を見つけました。これは、朝のお話でも紹介された「キンミズヒキ」。実の部分がくっつき虫になっていて、服につきます。お菓子の「アポロチョコ」のような形をしています。

▼水辺に向かうと、こんどはくっつく葉っぱをみつけて、ぺったん。実をみつけたらぺったん。

▼こんなにいっぱいくっつきました!

▼川では葉っぱの舟を流して遊ぶ子も。いろんな種類の葉っぱで舟を作ってみました。

▼水辺の林では、いきもの探しを楽しんでいたみんな。カナヘビやかまきり、タイコウチを発見し捕まえたり、小さなカニを見つけて「かわいい!」と歓声があがったりと、自由時間を満喫しました。

▼ミッション①「どんぐりで あそぼう! つくろう!」を発見!
「工作に向いているドングリが、どんなものなのか」というお話と、「ドングリを採り過ぎると森に棲んでいるアカネズミなどドングリを食べるいきものたちが困ってしまうから、ドングリは必要な量だけに採ろうね」というお話を隊長から聞きました。

▼みんなで落ちているドングリを拾って「びく」というカゴに集めました。ミッションを見つける前から手にたっぷりのドングリを拾っていた子もいます。みんなで使うように「びく」にもそのドングリわけてくれました。

持って帰ってきたドングリで工作をしました。作れるものはドングリゴマ、ヤジロベー、ドングリカーの3種類。それ以外にも、用意された道具でできるものならば作る事が出来ます。

▼完成したドングリゴマ。仲間や隊長とコマ回し競争をしたり、好きな模様をつけてみたりしていました。

▼ドングリカーも自分の好きな形や色にしました。風を受ける紙コップに少し模様をつけたら完成!の子もいれば、紙コップやドングリカーの土台の段ボールをペンやモール、マスキングテープを使い、かわいく飾っている子も、みんなそれぞれ、素敵な作品ができました。
   

▼ドングリのヤジロベー。初めは指、その次は鼻、そして最終は足に!という順でレベルアップしていくヤジロベー。まるでサッカーのリフティングをしているようなポーズですね。

▼ドングリコロコロというおもちゃも人気です。ドングリを転がすのですが、木のダボや竹をトンカチで打ち込んで、コースを変えたりして遊びます。今日はこのあとお花や木の実なんかもコース内に打ち込まれていました。

▼秋の遠足ではお馴染みのドングリマン。昨年、学校で来ていて作ったのを覚えていて、今日用意してあった道具で作れるものだったので、作ってくれました。なんと16人ものドングリマンが連なりました!

▼午後からは、ミッション②「のこぎりを つかって つるりんを つくろう!!」
これから使うのこぎりは、便利であると同時に正しく使わないと危険な道具でもあります。隊長が使い方を説明するのを、しっかり聞きいてくれていました。

▼お友達にしっかりと押さえてもらって、協力して枝を切ります。

▼切り落とした枝で「つるりん」作りに挑戦!
自分で切った枝の片面を紙ヤスリでつるつるにしていきます。
荒い紙ヤスリから、目の細かいものへと、3段階で磨きました。
1枚につき約7分磨きました。磨いた後は1枚につき2分休憩があるのですが、休憩中にも時間を惜しんでやっている子もいました。

▼つるりん完成!さて触り心地はいかがなものか… 隊長の顔から想像してください!

▼できた後はひもをつけてネックレスにしました。紐はリボン結びにするの。と仲良し二人はいろいろおそろい。なんと腕についたくっつき虫の場所までおそろいでした。

最後に、今日の感想を聞いてみると、
「ドングリで車つくったのが嬉しかった!」
「ヤジロベーを二つでクワガタみたいになっておもしろかった」
「ノコギリが大変やったけど、また使いたい」
「ヤスリで磨くの大変やけど、ストレス解消になった」などなどいろんな意見を伝えてくれました。

さて、次回のあらかし隊の活動は10月22日(日)です。
今日も朝は少し肌寒いくらいの季節になってきましたが、次回はどうでしょうか。もっと秋が深まった森になり、いきものや木々の様子も違うかもしれませんね。次回も元気なみんなに会えるのを楽しみにしています。

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