里山保全活動団体「遊林会」


モリイコ!第4回目ならがしわ隊

2023.08.13

今日は、ならがしわ隊の4回目の活動日でした。
今回のテーマは「植物であそぼう」。

午前中は、森たんけんに行き、途中でミッション①「そめものにちょうせん!」。染め物に使用する竹をとって戻りました。
午後からは、ミッション①の続きと、ミッション②「タケやササであそぼう!」を楽しみました。

▼森に出るとすぐに「ならがしわ」の木があります。今のドングリの大きさをみんなで見てみました。まだ小さくてかわいらしかったです。来月はどれだけ大きくなっているかな?

▼セミがいた!木にとまっているセミを見つけました!羽が透明のセミだったね。

▼セミの抜け殻もたくさん見つかりました。大きさや形の違う抜け殻、みんなで見比べて見ました。

▼森の中でミッションを見つけました。
いつもとは違う木箱のミッションが二つあったのですが、同じ子が両方見つけたので、「見つけたことない子に一つあげる、欲しい人?」「はぁ~い!!!」のシーン。」

▼ジャンケンをして、開ける子を決めました。最初はみんなでジャンケンをしてたのですが、なかなか決まらず。半分にわけるといいんじゃない?となり、無事に開ける子決定!

ミッション①「そめものにちょうせん!」
今日は、箱の中に綺麗に染まったカバンが入っていました!
花が咲いて枯れ、伐採した明るい竹林に、小さな竹がたくさん生えてきたので、その竹を使って染色をします。

▼剪定ばさみを上手に使って、竹を刈り取りました。

▼協力して、竹を細かくカットしていきます。

▼細かく切った竹をネットに入れ、熱湯の中にそーっと入れました。
やけどしないように慎重に、棒で沈めて煮出します。一人ずつツンツンしました。

▼煮だしている間、カバンに模様をつけました。輪ゴムを使いぐるぐる縛っていきます。さぁどんな模様が出来上がるかな?

▼煮出した液「染液」完成!!あれ~?くさい??「豆のにおい・お茶のにおい・ラーメンのにおい」など人それぞれのにおいに感じたようです。このあと、お鍋の中に模様をつけたカバンを入れました。

▼染物の工程の中に「媒染液」が出てきます。
この媒染を分かり易く伝えるために、遊林会劇団が登場しました!
みんな、分かってくれたかな?

▼劇にも出てきた「どうばいせん」。さぁ、ここで染液に銅媒染を入れて色を定着させます。色が変わってきたね。

▼カバンが染まるのを待つ間に、ミッション②「タケやササであそぼう!」。
ササぶねを作って、たらいに浮かべて遊びました。
今日初めてササぶねを作ったという子は少なかったのですが、最初は、どうするん?できひん!と嘆いていたのですが、作り方を覚えると何個も作っていました。

▼こんな小さいのも作れたで!最初は大きいのからでしたが、だんだんと小さいふねづくりにチャレンジしてくれました。

▼ドラえもんの秘密道具「ササぶねながしキット」登場! 子どもたち、ポカーン・・・

▼キットを組み立ててみると大喜び!
最後の竹に穴があいててふねがとまる~!とぷりぷりしながらも、みんな楽しそうに何度も上から流していました。

▼そうこうしているうちに、みんなのバックが染め上がりました。
どんな模様になっているのでしょうか。輪ゴムを外すのはドキドキです。

▼それぞれに素敵なバックが完成しました!

草木染は同じ材料を使っても、毎回色が違ってきます。
今日出来上がった色は、本当に今日しか出来ない色。特別なカバンです。
ぜひ大切に使ってもらえると隊長たちは嬉しいです。

最後に、楽しかったことや、初めてのことを聞いてみると。
「カマキリの抜け殻、初めて見つけた!」
「いろんな虫が見つかったのがビックリした。」
「ムシのお家(クヌギハマルタマフシという赤い虫こぶ)がたくさん落ちていた。」
「染色楽しかった」
などなど教えてくれました。
最後に「今日、暑かったけど疲れた人?」と聞くとほとんどの子が手を挙げていました。
日陰を通って森にいったり、竹を刈ったり、お昼休みには鬼ごっこをしたり、ササぶねを作ったりと普段していないことを全力で楽しみながら活動してくれました。慣れない暑い中での活動、本当にお疲れさまでした。今日はゆっくりと休んでくださいね。

次回は9月17日(日)です。今度は秋に移り変わっていく森。赤とんぼ見つかるかな?ドングリは落ちているかな?楽しみですね。元気なみんなに会えるのを楽しみに待っています!

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