里山保全活動団体「遊林会」


モリイコ!第3回目あらかし隊

2023.07.23

今日は、あらかし隊の第3回目の活動でした。

今回のテーマは「川あそび」
午前中は自分たちで蚊取り線香をつけて森たんけんを行い、早めにお昼ごはんを食べて午後からミッション①「川のいきものにさわってみよう!」とミッション②「森の水族館をつくろう!」を行いました。

▼森の源流のあたる場所の水をみんなで触ってみました。湧き出てくる水は冷たくてとても気持ちが良いです。

▼ハグロトンボ捕獲!しっかりと前回のいきものつかみで隊長たちに教わったように手をチョキにしてトンボの羽を傷めないように持っています。

▼樹液をなめに来ていたカブトムシを発見!夏の森には動物が食べ残したカブトムシの角やクワガタの頭がよく落ちており、生きているカブトムシにも出会えました。

▼キノコが折れた状態で落ちていたのでじっくり観察中。触ってみるとひんやりしていることに気がつきました。

▼森の中で「今日のミッション①」を見つけました。
難しい場所にありましたが見事に見つけました!ミッションの中身は「川のいきものにさわってみよう!」すぐにやりたい気持ちを抑えて、一旦お昼休憩にしました。
 

▼お昼ごはんを食べた後はミッション①「川のいきものにさわってみよう!」に挑戦しました。触るいきものはサワガニ・ザリガニ・ドンコの3種類。隊長に触り方を教わった後実際に触ってみました。

カニのつかみ方をレクチャー中。小さい者は手に乗せます。大きいものは甲羅の側面をつかみます。つかみ方以外にもオスとメスの見分け方も教わりました。オスはお腹の殻の幅が狭いですが、メスは卵や赤ちゃんを抱えておくためにお腹の殻の幅が広くなっています。

▼ザリガニを見事にキャッチ!ザリガニは前からつかもうとするとエビのように後ろに素早く逃げていく上に、ハサミを使って反撃してきたりもするため、後ろからハサミの届かない甲羅の後方の側面をつかみます。

▼ドンコつかみに挑戦中。ドンコはサワガニやザリガニと違って甲羅が無く、人間の手の体温ですぐに弱ってしまうため、水の入ったバケツに手を10秒間つけて冷やしてから触りました。また、魚はえら呼吸で陸上では息が出来ないため、優しく水の中で触りました。

▼「川のいきものにさわってみよう!」で3種類のいきものを触り、ミッションをクリアした後は再びミッション探し!ミッション②は「森の水族館をつくろう!」でした。

▼水族館に入れるいきものは①水辺の林②ネイチャーセンター裏③ハリヨ池の順につかまえに行きました。
①水辺の林ではみんなでサワガニやヤゴ、ザリガニ、ドンコなどをつかまえました。ここは森たんけんでも何度か来ているため、みんな慣れた様子でカニの隠れていそうな石をどかしたりしていきものをつかまえていました。この川にはたくさんサワガニがいましたね。

▼次は②ネイチャーセンター裏の川へ行きました。今度は網を使っていきものを捕まえていきます。を使ったを使った「ガサガサ」というつかまえ方を教わました。みんなでいきもののいそうな場所をガサガサ。ここではドンコやミズカマキリ、ゲンゴロウの仲間などが捕まりました。さらに、珍しいことにカメの赤ちゃんも一匹捕まりました。

▼スポーツドリンクを飲んですこし日陰で休憩した後、最後の③ハリヨ池に行きました。みんなで一通りガサガサをした後、大網を使って追い込み漁をしました。みんなで池の端から網を構えて一直線に並んで進んで行き、大網に魚を追い込みます。
 

▼捕まえたいきものを水槽に移し、水族館完成!自分たちで捕まえたいきものをじっくりと観察します。
 

▼最後はみんなで記念撮影!

今日の振り返りでは
・さかなをつかまえられた
・カニに触れるようになった
・はじめてあんなに深い所までいけた
などの感想を聞くことが出来ました。

今日は暑い日だったので地面から出てきて大人になった蝉たちがたくさん鳴いていました。森では蝉の幼虫が出てきた穴や、セミの幼虫の抜け殻もたくさん見つかりました。暑い中水に入って遊ぶのもとても楽しかったですね。他にも色々と夏ならではの発見や楽しみがあったと思います。今日のことをお家の方にもお話してもらえると嬉しいです。

次回の活動は8月20日(日)です。次回も夏真っ盛りですので、また色々な出会いや発見があるかもしれませんね。隊長たちもみんなと会えるのを楽しみに待っています。

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