里山保全活動団体「遊林会」


モリイコ!第4回目こなら隊

2023.08.26

今日はこなら隊の4回目の活動日でした。
今回のテーマは「植物であそぼう」。

午前中は森たんけんに行き、途中でミッション①「そめものにちょうせん!」。染め物に使用する竹をとって戻りました。
午後からはミッション①の続きと、ミッション②「タケやササであそぼう!」を楽しみました。

▼赤い実のような物を発見!これはクヌギハマルタマバチというハチがクヌギやあべまきの葉に卵を産むと出来るこぶで、中には幼虫が入っています。今の時期は葉にたくさんついていたり、地面に落ちているのが見られます。

▼緑色のドングリが落ちていました。これはドングリの夏の姿で、今は見なれた茶色ではなく、青々とした状態で枝についています。これが秋になると、地面に落ちてきます。

▼セミを見つけました!死んでしまっていましたが、まだ虫にも食べられておらず、とても綺麗な状態です。このセミ以外にも、鳴き声や抜け殻、セミの幼虫の出てきた穴など、様々な物が見られました。

▼森の中でミッションを発見!
ミッション①「そめものにちょうせん!」
今日はいつもの星柄の筒ではなく、木の箱に綺麗に染まったカバンが入っていました!
竹林が枯れて生えてきた小さな若い竹を使って染色をします。

▼剪定バサミを使って若い竹を切り取っていきます。

▼切り取った若い竹を作業小屋に持ち帰って細かく切ります。竹を抑える役と伐る役で協力して作業を行いました。

▼細かく切った竹をネットに入れて鍋の中へ。熱湯が入っているので慎重に入れました。ネットを入れた後は一人ずつ棒でつついて煮出しました。つついている内に少しづつ色が出てきて、なんだか匂いもしてきました。「枝豆みたい!」という声が多かったです。

▼カバンを輪ゴムで縛っていきます。輪ゴムで縛ったところの跡が模様になります。

▼色をつけるためにカバンを先ほどの竹を煮出した液に入れていきます。今度も熱湯がはねないように慎重に。

▼そめもの工程の中で色を定着させる「銅媒染」が出てきます。その役割や仕組みについて分かりやすいように遊林会劇団で劇をしました!子どもたちは大盛り上がりでした。

▼カバンにつけるタグを作り中。タグにはそれぞれの好きな模様や絵を描いていきます。

▼カバンに竹の色が付いたところで銅媒染を入れて色を定着させていきます。

▼カバンが染まるのを待つ間にミッション②「タケやササであそぼう!」。
隊長たちから作り方を教わってササ舟を作っていきます。できたササ舟はたらいに浮かべてみました。

▼浮かべるだけでは物足りないので、ドラえもんに頼んで「ささ舟流しキット」を出してもらいました。出来上がると子どもたちは大興奮。何度も何度も流して遊んでいました。

▼子どもたちの興奮は徐々に熱を帯びていき、途中からほとんど水遊びになりました。そして、結局最後はみんなでずぶ濡れになりながら遊びました。

▼着替えが終わったら いよいよ染色が終わり、カバンを縛っていた輪ゴムを外します。どんな模様になっているかな?

▼世界に一つだけのカバン完成!みんなそれぞれ個性のあるカバンになりました!

今日一日の振り返りで楽しかった事や印象に残ったことについて聞いてみると、
「劇が楽しかった!」
「青木隊長の銅媒染役がおもしろかった」
等、遊林会劇団の感想が多かったですが、最後に「今日楽しかった人?」と聞くとみんなそろって「楽しかった!」と言ってくれました。今日は暑い日でしたが、全力で活動してくれましたね。ゆっくりと休んで下さい。

次回は9月30日(土)です。今度は秋に移り変わっていく森。赤とんぼがみつかるかな?ドングリはおちているかな?楽しみですね。元気なみんなに会えるのを楽しみに待っています。

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