里山保全活動団体「遊林会」


モリイコ!第4回目くぬぎ隊

2023.08.19

今日は、くぬぎ隊の4回目の活動日でした。
今回のテーマは「植物であそぼう」。

午前中は、森たんけんに行き、途中でミッション①「そめものにちょうせん!」。染め物に使用する竹をとって戻りました。
午後からは、ミッション①の続きと、ミッション②「タケやササであそぼう!」を楽しみました。

▼朝のお話で出てきた「クヌギハマルタマムシ」という虫のお家を森たんけんで実際に見つけました。赤い粒を開けてみると、とても小さなイモムシ(ハチの幼虫)がいました。

▼セミの抜け殻もたくさん見つかりました。Tシャツの虫図鑑に新しい虫が加わりました。
今この森では、セミの大合唱が聞こえるのですが、「ミーンミーンじゃなくて、イーヒッヒッヒッヒーって鳴いているな」と言っている子もいました。

▼森の中でミッションを見つけました。
ミッション①「そめものにちょうせん!」
今日は、箱の中に綺麗に染まったカバンが入っていました!
花が咲いて枯れ、伐採した明るい竹林に、小さな竹がたくさん生えてきたので、その竹を使って染色をします。

▼剪定ばさみを上手に使って、竹を刈り取りました。自分の背丈よりも大きな竹を刈っていた子もいました。

▼2人1組で協力して、竹を細かくカットしていきます。

▼細かく切った竹をネットに入れます。

▼熱湯の中にそーっと入れました。やけどしないように慎重に、棒で沈めて煮出します。
一人ずつツンツンしました。

▼煮だしている間、カバンに模様をつけました。輪ゴムを使いぐるぐる縛っていきます。さぁどんな模様が出来上がるかな?

▼お昼ごはん食べて、お昼休みには、魚絵合わせカードや絵しりとりで遊びました。
何が書いてあるか分かるかな?

▼煮出した液「染液」完成!!あれ~?くさい??「なんかちょっとにおいしてきた!」、「コーンのにおい!」など人それぞれのにおいに感じたようです。お鍋の中に模様をつけたカバンを入れました。

▼染物の工程の中に「媒染液」が出てきます。
この媒染を分かり易く伝えるために、遊林会劇団が登場しました!
みんな、分かってくれたかな?

▼劇にも出てきた「どうばいせん」。さぁ、ここで染液に銅媒染を入れて色を定着させます。色が変わってきたね。「カレーみたい!」

カバンが染まるのを待つ間に、ミッション②「タケやササであそぼう!」。
ササぶねを作って、たらいに浮かべて遊びました。

▼「こんな小さいのも作れたよ!」と満足そうにみせてくれたのは、3cmほどのとても小さなササぶね。

▼たらいだけではなく、実際に流して遊びたいよね!?そこで、ドラえもんの秘密道具「ササぶねながしキット」登場! 子どもたち、ポカーン・・・

▼キットを組み立ててみると大喜び!何回も何回も流していました。
水量や竹の傾き具合、一度手でせき止めてから一気に流すなど、どうやったら上手に流れるかを、みんなで工夫していました。

▼おやつに「グミ流し」もしました。
びしょぬれになって、楽しんでいました。

▼そうこうしているうちに、みんなのバックが染め上がりました。
どんな模様になっているのでしょうか。輪ゴムを外すのはドキドキです。

▼世界に一つだけの素敵なバックが完成しました!

▼草木染は同じ材料を使っても、毎回色が違ってきます。
今日出来上がった色は、本当に今日しか出来ない色。特別なカバンです。
ぜひ大切に使ってもらえると隊長たちは嬉しいです。

今日1日の振り返りで、楽しかったことや今回見つけたものを聞いてみると、
「ササぶね流せて楽しかった!」
「ハチの幼虫(クヌギハマルタマフシの中にいたイモムシ)見つけた!」
「ドングリやセミの抜け殻見つけた!」
などなど教えてくれました。
最後に「今日、暑かったけど楽しかった人?」と聞くとほとんどの子が手を挙げていました。
日陰を通って森にいったり、竹を刈ったり、ササぶねを作ったりと普段していないことを全力で楽しみながら活動してくれました。慣れない暑い中での活動、本当にお疲れさまでした。今日はゆっくりと休んでくださいね。

次回は9月16日(土)です。今度は秋に移り変わっていく森。赤とんぼ見つかるかな?ドングリは落ちているかな?楽しみですね。元気なみんなに会えるのを楽しみに待っています!

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