
つながり隊2024 テーマは「すみ」
2025.02.23
「つながり隊」は、モリイコのステップアップ事業で、遊林会の自主事業として取り組んでいます。
対象は、小学1年生から6年生までの、モリイコ!の卒業生たちです。
発見・工夫・協力をして、森で活動をし、自分・友達・自然・生活・などとつながって欲しいという願いで取り組んでいます。
2024年12月と2025年2月の二回連続イベントで、「すみ」をテーマにして子どもたちと活動しました。
前回は「炭焼き」を行いました。今日はその炭を使ってお餅を焼きました!前回の活動の様子は「つながり隊通信」でご覧になってください!
前回も雪が舞う寒い日だったのですが、今日は雪がどっさりと積もった最高の一日の中、活動スタート!
午前は、雪の森探検と足湯の準備をしました。
午後は、足湯とお餅を焼くための箸づくり、七輪で炭に着火し、お餅を焼いて食べました。
▼まず最初は、前回作った炭を1人ひとつ、お土産に持ち帰るようにラッピングしました。
たくさんある炭の中からお気に入りを選んでいると「これはさ、世界にひとつしかない炭やんな」と教えてくれた子。そうそう!世界にひとつ、自分たちで作った炭。
飾ってくれてもいいし、使ってくれてもいいし、この炭を見たら森の事、つながり隊のことを思い出してね!
雪の森たんけんは4チームにわかれていきました!
▼どのチームにも人気があったのが「雪合戦」
隊長をねらったり!?仲間同士で戦ったり、木に向かってなげたり!お昼休みもチームになって楽しんでいました。
▼「雪きり」も大人気!石で行う水きりの雪バージョン。3回いけた!4回!と嬉しそうな声が聞こえました。
▼水辺は雪がどさんこ!その雪を使ってイス(コッシ―)を制作。青木隊長が乗っても大丈夫!の頑丈なイスができました。
▼こちらも水辺。流れている小川を雪で堰き止めてダムを作っていました。そのダムを決壊させて流すなど、たんけんの時間ずーっと遊んでいました。
▼雪の上にゴローンと寝転ぶと、「とっても気持ちが良くって、きれいだった」と教えてくれました。
▼雪の上といえば、こちらはスリリングな雪の上!川の水に雪を大量におとして、その上に乗ったとのこと!なんと楽しそうな顔!!
▼隊長おすすめのブロッコリーの木にも会いにいってきました。木登りしておわりかと思ったら、ツリーハウスにしよう!とどんどんアイデアが膨らんで、階段があったり、ベランダがあったり、マッサージの壁があったり…素敵なお家ができあがりました。
▼そして雪の森たんけんで、一番巨大なものを作ったのはこちらのチーム!なんと5段の雪だるま!!記念写真はやりきったいい顔をしていますね。
今日のたんけんは、約80分間。雪の森でどのチームも体中を使って、素敵な遊びを作りだして、めっちゃくちゃ楽しんでくれていました。
たんけんの後に聞いた感想では、「雪がキラキラしていた」「木から落ちてくる雪が瀧みたいでとってもきれいだった」といったことも教えてくれました。素敵な森たんけんになったようでよかったです!
▼たんけんの後は足湯の準備。足湯のお湯をわかすのに使ったのは、45Lの寸胴鍋いっぱいの雪!!みんなで集めたらあっという間にいっぱいになりました!
▼お湯をわかすために、たき火もしました。大豆のさや、柴ではなかなか着火できず、スギ葉を足して無事に着火。
マッチをしたい子がたくさんいたので、なかなか着かなかったのが逆に子どもたちには良かったみたいで「ぼくにまかしとき!」「ここにつけたらいいんちゃう?」など、火がつかないことを喜んだり、でも火をつけるためにはやっぱり協力したりと楽しそうに火と向き合ってくれていました。
▼こちらのチームは、大豆のさやにまだ残った大豆を救出してくれていました!宝探しのようで、お昼休みもずっとやってくれていました。
▼お昼からは、足湯タイム!足湯は、前回モリイコ!で何が楽しかったかを聞いたら、足湯!という声が多かったので今回実施しました。さぁ雪は溶けたかな??あれ!少ない!そうなんです。満タンに入れた雪もお湯に変わると1/3くらいまでかさが減ってしまいました。
▼モリイコ!ではヒノキの桶を使ったものでしたが、今日は特別「プライベートバケツ」による足湯です。「気持ちいい~」「最高!」
▼湯加減は河辺温泉の番頭さんがお湯をたしたり、お水をたしたりして調整してくれました。足が真っ赤になるくらい、あったまれたようでよかったです◎
▼お餅を焼いたり食べるためのおはしも自分たちで作りました。まずは竹を割るところから。スパーンっとわれたね!
▼小刀を使い、箸をけずっていきます。モリイコ!でも箸を作ったことがある子ばかり。「そのお箸まだある?」と聞くと「使ってるよ!」と言う子も。ストックの為にたくさん作って持って帰った子もいました。ぜひお家でも使ってね!
▼こちらは石臼できな粉づくり。大豆は地元の建部北町にある畑からいただいたもの。その大豆を雪の保全活動日のときに、ボランティアの方に出していただき、お鍋でじっくり炒ったものを、石臼を使って挽きました。
「大豆からきなこできるんや!」「この回す音が心地いい」「きな粉ができていく様子をしれてよかった」など、初めての体験にみんな興味津々でした。
▼お待ちかねのお餅!の前に、七輪で炭の火熾しをします。スギ葉も少し湿っていたのか、どの七輪もなかなかマッチでの着火に手間取っていました。
▼着火すぐは、スギ葉や一緒に入れた柴からモクモクと白い煙が出てきましたが、うちわですばやく仰いで、どのチームも着火成功!
▼自分たちで作った炭(通称:つながり炭)を入れて、早速お餅を焼きました!
▼最初は火が強いのですぐに焦げてしまったりもあったのですが、火の調整をしたり、焼きに慣れてきたらプク~っと膨らむまでじっくり待って焼く子も。やっぱり膨らむとテンションあがるね!
▼自分たちで挽いたきな粉、あんこ、みたらし、しょうゆ、のりといろんな味が用意されていたので、自分たちで食べたいものを選び、時にはアレンジして楽しみながらお餅をいただきました!
▼終わりの時間まであと少し。アンケートの記入とスライドによるふりかえりを行いました。「つながり」隊。隊長にとっては、スライドにある「炭」や「きな粉」だけでなく、「雪」や「工夫」や「協力」や「成長」や、みんなのたくさんのつながりを感じることができた一日でした。
・雪合戦が楽しかった ・みんなで作ったお箸でお餅をやけて食べられたのが良かった ・雪の森たんけんでしたことが楽しかった ・ぜんぶ楽しかった ・石臼できな粉を作れるのを知れた ・お豆を集めるのが楽しかった…などなど
みんなに聞こえる大きな声で、自分の言葉で今日感じたことを話してくれました。ありがとう!
今日のアンケートより
「家族の人に話したいことななんですか?」
・おもちをはじめて七輪でやいておいしかった
・森はとても楽しいところ
・雪きりをして遊んだこと
・足湯が気持ち良かったこと
・おやつのおもちが大きくふくらんだこと
・飯盒で簡単にすみを作ることができる!
・雪から足湯ができること
・木などにつもった雪を落とすのが楽しいのとそれが森を守ることにつながること
「できるようになったことや、自信がついたこと、次にしたいことはなんですか?」
・雪きりができるようになった
・マッチ!
・火をつけられるようになった
・5段の雪だるまをつくった
・次は森にある実を使ってえのぐをつくってみたい
・いろいろなものを使ってできあがることを発見した
・今日も森で新しい発見があった
・火をおこして雪をお湯にしたこと
・はじめて出会った子とも仲良くなれて自信がついた
・すみについてもっとしらべたい
・すみをもっとつくりたいと思った
今回の活動を通して、みんなが考えて、行動して、それが楽しさや嬉しさにつながって、また新たな行動へつながっていく、というこのイベントの名の通り多くの「つながり」を見せてもらいました。
この体験が、みんなのこれからの生活につながっていることを願っています。
雪を見て「あぁつながり隊の雪遊び楽しかったな」。食事の時「あのお箸使おうかな」。お風呂に入って「雪からでもお湯沸かせる!」。バーベキューの時「この炭はどうやって作られたのかな」。などなど、みんなの生活の中で思い出してくださいね!
また森にも遊びにきてください。今日はまだギュッとかたかった冬芽が芽吹く春はおすすめですよ。春を待たずして来てくれても大歓迎です。
森だけなく、身近な自然で遊ぶのもよし、なんでも作ることができちゃうみんななので、たくさん創造して、いっぱい遊んで元気に過ごしてくださいね。では!また逢う日まで! 隊長一同