里山保全活動団体「遊林会」


つながり隊2023 布引の森

2023.11.23

「つながり隊」は、モリイコのステップアップ事業で、遊林会の自主事業として取り組んでいます。
対象は、小学1年生から6年生までの、モリイコ!の卒業生たちです。
発見・工夫・協力をして、森で活動をし、自分・友達・自然・生活・などとつながって欲しいという願いで取り組んでいます。

今日は、「つながり隊2023・布引の森へん」でした!
小学校1年生から6年生までの13人の子どもたちで行いました。
午前は、森探検と保全活動をしました。
午後は、森の中でのロープを使った遊びと、たき火でおやつを焼いて食べました。

▼まずはオリエンテーション。布引の森は今回が初めての子が多かったね!
河辺の時となんだか様子が違う子どもたち。初めてのフィールドにドキドキしている感じでした。

▼森の入口で、ザトウムシを発見!河辺いきものの森のより大きい!!

▼朝の話で聞いた「地層」。
白い層は泥の層で、180万年前にこの場所に琵琶湖があった事を示す層なんだよ!

▼どんぐりがいっぱい!「どんぐりで足滑りそう!」「踏んだらアカンでー!」

▼眺めの良い場所に到着。ここ数日で、一気に色づいてきました。
「こういう自然がいっぱいあるところが好き!」「カメラ持ってきたら良かった!」と子どもたち。

▼休憩してから保全活動だ!柴刈り隊と、木の伐採隊に分かれました。

▼柴刈り隊
たき火に使う枝や杉葉を拾いました。

▼長い枝は、ノコギリで短くしました。

▼木の伐採隊
森を明るくするために、常緑樹を伐りました。

▼作業をしていると、「鹿のウンチあったー!」

▼木は伐り倒したら、枝を切っていきます。

▼今回伐った木は、長さを測ったら888㎝でした!
木は道の脇に置いて、歩く道を分かりやすくします。

▼何歳だろう?年輪を数えると「77歳!」うーむ、この太さでそれはなさそう。きっと1年の間に色々と苦労して線ができたのかも!数えやすい太めの線だけ数え直すことに。・・・「23歳!」「たぶんそれくらいかなぁ」という結果になりました。

▼保全活動の後は、ネイチャーセンターに戻ってお昼ご飯!
たくさん活動した後のご飯は最高だね!




▼お昼休みは、ボルダリングに挑戦したり、飛んだり走ったり、いきもの探したり!


▼午後からも、再び森の中へ!
会場に到着すると、ロープが色々な所に!?

▼カウボーイの投げ縄コーナー
このコーナーのロープは、輪っかで獲物を捕らえて引っ張ると、輪っかが締まる結び方がしてあります。
獲物は、鹿や猪など。「捕まえたぜー!」と大盛り上がり。

▼目隠しトレイルのコーナー
目を開けて歩いたら大丈夫な所も、見えなくなる別世界に!
「自分がどこにいるのか分からなくなる~!」と子どもたち。
これは、防災にも役立つ遊びです。慣れた家の中でも、停電して真っ暗になるとなかなか歩けません。ですが、壁を伝っていけば必ず出口にたどり着く事が出来ます。

▼スラックラインのコーナー
「一人で歩くのは難しいけど、支えてもらったら歩ける」「下にワニがいると思ってやり~!」

▼崖のぼりのコーナー
ヘルメット、ハーネス、軍手。装備を調えてロープをたぐり寄せながら崖を登りました。
「どうやって登ろうかなぁ」「くだりが怖い」「めっちゃ楽しかった!」
ロープ1本あると全然違うね。

▼ロープワークも教えてもらいました!

▼森から帰ったら、おやつの時間。
メニューはかき餅と干し柿。たき火で火をおこして炙って食べよう!
4つの火おこし「原始の火おこし」に挑戦だ!

▼きりもみ式

▼ゆみぎり式

▼ひもぎり式

▼まいぎり式

▼無事に火おこしができて、美味しいおやつが食べられました!


▼おやつを食べながらも、原始の火おこしに挑戦!

今回は、いつもの河辺いきものの森ではなく、布引の森での活動でした。
振り返りの時に、河辺の森との違いについて聞いてみると、
「布引の森のほうが、道がでこぼこしてた」「河辺いきものの森よりジメジメしてた」「鉄分を含んでいる色んな物が見つかって面白かった」「大きさ(広さ)が違った」「川が少なかった」「180万年前の地層があった」など、森の違いに気がついてくれた子どもたちでした。

森は、季節によって表情をがらりと変えます。布引の森は夏はクワガタやモリアオガエルなど河辺では出会えないいきものがいます。今度は家族で遊びに来てください。
今後も遊林会は、河辺や布引で保全活動や様々なイベントを企画していきますので、是非ご参加下さい。
また元気なみんなに会えるのを楽しみにしています!

東近江市 布引の森(@nunobikinomori) | Instagramプロフィール

▲布引の森instagram 森の様子やイベント情報をお知らせしています。

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