里山保全活動団体「遊林会」


そとイコ!川ガキ育成塾「関さんとみんなで水族館を作ろう!」

2023.07.29

今日、7月29日(土)は、今年1回目の『そとイコ!川ガキ育成塾』を開催しました。
このイベントは東近江市のエコツーリズム(http://higashiomi-ecotourism.blog.jp/ )の一環として取り組んでいます。

今回は「関さんとみんなで水族館を作ろう!」というテーマで、びわこベースから館長の関慎太郎様、水谷様、久保様をお迎えし、河辺いきものの森横の川でいきものつかみを行い、みんなで捕まえたいきもので水族館を作りました。

▼今日は市内外の親子10組・24名の皆さまがご参加くださいました。

▼左から今日の講師の関慎太郎様、久保様、水谷様です。皆さん、川のスペシャリスト☆準備段階からかっこよさが伝わってきました。

▼こちらが今日入る川です。

▼こちらが、捕まえたいきもので作る水族館。今は空っぽの水槽にどんないきものが入るのでしょうか?

▼まずは、入る川の範囲の確認。
その後、「捕まえたいきもので水族館を作るので、どんないきものでもいいのでどんどん捕まえていきましょう!」とのお話を聞いた後、川へ入っていきました。

▼この川は東近江市内の湧水が流れてきているとのことで、水が冷たく、とても気持ちがいいです。浅いところ、深いところ、流れが速いところ、止まっているところ、色んな場所をたも網を使った『ガサガサ』方式でいきものを探していきました。

▼関さんが川の場所を確認し、投網を使った魚つかみを体験させてくださいました。
投網は子どもだけでなく、大人にも大人気!子どもと同じくらい、とびっきりの笑顔で体験してくださっていたのが印象的でした。
もちろん魚が入っているのも嬉しかったですね!

▼網でガサガサしたら、引き上げてチェック!いきものが入っていたら、バケツに入れていきました。

▼小さな子は、みんなが捕まえてくれた魚たちを眺めて楽しみました。

▼約40分のいきものつかみの後は、しばらく休憩をしました。その間はサワガニも登場!つかんでみたり、オス・メスを見分けてみたり、子どもたちだけのプチ観察会が行われていました。

▼参加者の方の休憩時間中に関さんたちはいきものを水槽に仕分ける作業を行ってくださいました。バケツの水温がどんどん上がると、いきものたちはすぐに死んでしまいます。そうならないように、凍らせたペットボトルを水槽に入れて水温を下げ、バケツの中のいきものたちを手際よく水槽に移してくださいました。「いきもの命を大切にする」気迫が伝わるプロのお仕事を見させていただけました。

▼仕分け後はいよいよ観察会です。水槽にはいろんな魚や水生昆虫、貝類がたくさん入っていました。講師の関さんが1種類ずつ丁寧に解説をしてくださり、森が一気に水族館に大変身した瞬間でした。

▼いきののオス・メスの見分け方や貝はどちら向きの進むのか?など専門的なことをたくさん教えていただき、子どもも大人の皆さんも興味深々で聞かれていました。

▼捕まえたいきものは、アブラボテ、カネヒラ、オウミヨシノボリ、サワガニ、ニシシマドジョウ、イシガイ、ヒメタニシ、カワニナ、ツチガエルのオタマジャクシ、アメリカザリガニ、コオイムシ、タイコウチ(子ども/大人)、アユ、オイカワ、カマツカ、ヌマムツ、カワムツ、アブラハヤ、トノサマガエル、ヤゴ、アメンボの21種類でした。スタッフで何度か下見にもいきましたが、その時よりもはるかに種類が多く、またすごい数の魚がいてびっくりしました!
講師の関さんは、「用水路ですが、浅い、深い、流れや土のたまり場や草の中、いろんなところにいきものがいて、実際にいきものつかみをすることで分かっていただけたかと思います。また、自分たちの身近な川にどんないきものがすんでいるのかも、いきものつかみを通じて知ってほしい」とお話してくださっていました。

▼どの水槽もいきものがいっぱい!立派な水族館の完成です☆

▼最後は「みんなで水族館」の前で記念撮影をしました!今日は子どもも大人もみんなで川ガキになり、いききものつかみを楽しむことができましたね!

参加者の大人の皆さんからは
・子どもが魚つかみを楽しみにしていたので、喜んでいる姿を見れ、参加できて良かったです。
・投網体験ができると思ってなかったし、とても楽しかった!
・愛知川につながっているからか、用水路にアユがいるとは思わなかった。豊かなか生態系の証拠ですね。
・普段、川に入ることがないので、身近なところにこんなにいっぱいいきものがいたことに驚きました。
子どもの皆さんからは
・いきもの(魚)がいっぱいとれて楽しかった!
・投網で魚をつかまえたことが楽しかった!
・網で魚をつかまえることができて嬉しかった!
・大きな魚をつかまえることができて嬉しかった!
とのご感想をいただき、皆さんが楽しく一日をすごしてくださったことが分かりとても良かったです。

お互い初めて会った方がほとんどの中、講師の皆さん、参加者の皆さん、スタッフたちみんなで楽しみながら、水族館を作ることができたのは、川がつないでくれたお陰なのだと、一日を振り返ることで気付かせていただきました。これからも、そんな川の楽しさ、面白さを伝えていけますように、川もそして川とつながっている森を守っていきたいなと思います。

最後になりましたが、講師の関慎太郎様はじめ、メンバーの皆さまにはご準備から当日のご指導、後片付けまでお世話になり、本当にありがとうございました。お陰さまで団体にとっても良い経験、学びがたくさんあったエコツアーになりました。この場をお借りし、厚く御礼申し上げます。
関様、メンバーの皆さまの益々のご活躍を心より応援しております。ありがとうございました!

 

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