今日は、そとイコ！を開催しました。また、このイベントは東近江市のエコツーリズム（http://higashiomi-ecotourism.blog.jp/ ）の一環として取り組んでいます。
今回は「井野先生と虫つかみ＆観察会」がテーマ。市内の親子7組16名の方がご参加くださいました。あいさつ、スケジュールや注意事項の説明のあとは、森に虫などのいきものつかみにいきました。

▼講師の井野勝行先生から「虫やいきものたちはいろんな場所にいます。捕まえる時は網をつかうこともあるし、手で捕まえられることもあるし、体を低くすれば見つかるいきものなどがいるので、色々探してみましょう！」と教えていただきました。

▼早速、くさはら広場でいきものを発見！網を上手に使えましたね。

▼「ここにいるよ～！」と親子で声掛け＆協力しながら捕まえられていました。

▼小さないきものを慎重に捕まえていきます。

▼くさはら広場から少し奥に入った森に移動すると、見つかるいきものが変わってきましたね。

▼枝にそっくりなイモムシ（ムクゲコノハ）。

▼枯れ葉が動いてる？と思ったら大きなミノムシ（ニトベミノガ）でした。

▼井野先生がおっしゃった通り、色んな場所を回ってみると、色んないきものに出会えました。1人10個カップを準備していましたが、足りなくておかわりのカップをもらった子がたくさんいました。

▼約40分の虫つかみが終わったあとは、自分の捕まえた虫を並べてみました。いろんないきものがたくさん捕まえることができましたね☆

▼観察会の準備のため、参加者さんも一緒に仕分けを手伝ってくださいました。「バッタ類、キリギリス類、コオロギ類、甲虫類、チョウ類、ガ類、その他の虫」などのように、自分の捕まえたいきものを仕分けしていける作業はまるで謎解き。大人も小人も楽しかった様子でした。

▼仕分けできた虫やいきものたちの名前を分かる範囲で調べていきました。特徴を見つけながら図鑑を見る練習ができたかな？

▼同定の難しい虫もいるので、スタッフみんなで調べていきました。

▼いきものの同定を待っている間に捕まえたカナヘビをさわりました。カナヘビはやはり人気者「可愛い～」「目はここにあるよ」「お腹の色が違うよ」などと持ち合いっこしながら、お友達とお話している姿がとても可愛くて幸せなひと時でした。

▼仕分けと同定が終わったあとは観察会の始まりです。「バッタやコオロギ、カマキリは生まれたてが多く、まだこどもで見分けるのが難しい虫もいるよ。カマキリは虫を食べるから、その虫が生まれる頃にカマキリたちも産まれます。虫が一気に増えるのは、ちょうどこの時期。いきものたちはつながっています」「ノシメトンボ、マユタテアカネは赤トンボ。6月はまだ赤くなくて、９～10月頃になると赤くなるよ。」などと、名前だけでなく、特徴などについても教えてくださいました。

▼井野先生のお話のあとは、いきものの観察タイム♪「このシオカラトンボ可愛いやろ？」と教えてくれました。

▼大好きな種類をじっくり観察したり、触ってみたり。いきものたちとたくさん触れ合いました。

▼河辺いきものの森は「つかんだいきものは最後は森ににがす」がルールなので、観察会のあとは、みんなで森に逃がしにいきました。

▼くさはら広場で生まれたてかな？綺麗なシジミチョウに出会いました。

今日はみんなで捕まえられたので、本当にたくさんのいきものが見つかりました。数えてみると、62種類125匹のいきものを捕まえることが出来ていました！
井野先生の最後のお話では、「昆虫、いきものは地球の仲間。私は子どもの頃に虫つかみを何度もして、色んな経験、失敗をしながら自然を大事にすることを学びました。今は昔と違って、自然は守っていかなければいけないものが多いです。自然と一緒に生きていくために、まずは自然を知ること。そして、楽しみ、面白かったという経験をすることが大事だと思います。今日参加してくれている子どもたちにそういった経験をさせてくださっている保護者様に感謝をしたいです」とおっしゃっていました。
本当にその通りだと思いました。私たち団体は里山保全活動を行っていますが、守った森を多くの方に活用していただける場所、自然っていいな、好きだなと思っていただけるように今後のエコツアーや小学校などの環境学習の中でも取り組んでいきたいと思いました。また、1人でも多くの方に自然と共に生きる大切さをお伝えできるように、こういった取り組みを今後も大切にしていきたいと思います。
最後になりましたが、井野先生にはいきもののつかみ方だけでなく、いきものや身近な環境とつき合い方について教えていただきまして、本当にありがとうございました。
そして、ご参加いただいた皆さま、ボランティアスタッフとして関わってくださった皆様も本当にありがとうございました。楽しい一日でした♪
それでは、また森で出会える日を楽しみにしております！