河辺林通信−−−建部北町の森から ’99年5月号

★河辺林に人だかり!


 4月17日の作業日には、北小学校の3年生の全児童70人余りが教師に引率されてやって来ました。紙鉄砲づくりに目を輝かしたり、作業を見学して熱心に質問する子、学校が終わってから再びやって来た子などもいてにぎやかでした。後で思うには、作業を中断してみんなで児童の相手をすれば良かったなぁ・・・・。また、来るそうですので、その時には一緒に何かを学びましょう。
 児童以外にも注目すべき人がやって来ました。前日も市役所の新採職員の研修で、自らも足元をきりりと固めてノコギリを手に林床管理作業に従事した中村市長です。今回は、昼食の箸づくりに専念でした。今までのボランティアの概念や世代、男女を超えた活動を直に感じられたようです。
 今回の参加者は、40人弱、久々に伐採作業を開始しました。同時に、切った枝を入れる3つ目の枠も製作しましたが、従事者は工務店、土木技師、鉄工所関係の3人が中心で、つくづくメンバーには多才な人がいるなぁと感じ入っていました。
 竹炭焼きは、すっかり定着した森、珠玖のお二人の作業になってしまったようです。今回は、火を入れる準備まででしたので、後日(21日)に着火をしました。5時間で完璧に煙の色が無色透明になりました。焼き上がりが楽しみです。木酢液も2リットル程採取しましたので、使用してみたい方は連絡を下さい。但し、使用後の結果報告をお願いします。
 途中で谷田さんからヒラタケ菌とそれ用のホダギが届きましたので、チェンソーで木を挽いておがくずをつくり米糠と菌を混ぜて種菌の増量をし、太めの木を輪切りにして、種菌を間に挟んで積み上げる単木栽培を試みたグループもあります。単木栽培の場合は半年でキノコが発生しますので、うまくいけば秋にはナベの具になるでしょう。

★板長が登場!

 今回の昼食は茗荷村より調達の地鶏のナベでしたが、噛み応えのある鶏肉と肉の厚いシイタケに驚かれた方もあるのではないでしょう? 調達から調理まで担当していましたのが花と緑の推進室の新人、山本です。しばらくの間、板長にしておこうと勝手に決めていますが、夏は作業でけがをするより食中毒の心配の方が確率が高いという噂も出ています。シイタケは自家産とのことです。今回も、それ以外にうどんや餃子、白菜などの差し入れをいただきました。ありがとうございました。そのうちに焼き肉をとの声もありますが、次回の料理もナベにします。差し入れを期待しています!

★遊林会のこれからのこと

 今年は、遊林会の活動を一過性のものにしないために、組織の確立を計画しています。今まで通りの関わり方をしていただける方はそれで十分なのです。その活動を支える裏方の部分を強化しようということです。急がずにボチボチにしようと思いますが、そのひとつに賛助会員の募集による活動資金の手当を考えています。現在、活動費の内、ノコギリやチェンソーなどの購入は国の補助金のある来年度までは公費で対応できます。それ以外の経費については、八日市南ロータリークラブや青年会議所、当室の活動に対する善意の謝礼(強要してはいません、念のため! しかし、最近、謝礼を断ることが無くなったなぁという声が・・・・・。)などを当てています。幸いに、今までのところ、ビール代に不足を生じていませんが、活動の潤滑剤ともいえるこの種の経費を確保して自立するために、賛助会員を募集し資金面で協力していただける方から年会費を納入していただければと考えています。試案としては、半年払い(7月、1月)の年間6千円or5千円、資金面での環境保護活動への支援という名誉以外にほとんど特典なし!
 あくまでも、現在の実際の活動をしているメンバーとは別のもの(もちろん賛助会員への加入を拒みません。)として考えています。「遊林会は、あなたの筋肉と知性、資力を求めています!」というキャッチコピーによる3通りの参加の一面としてです。あくまでもたたき台としての提案です。
 実施に移すことについて、金額、方法等、ご意見をお聞かせ下さい。実施する場合は、会計担当者を役所以外の方にお願いしたいと思います。





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