森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2011年1月号 〜




▲ 引っぱって木を切り倒します。
 2011年1月26日(水)

 遊林会活動日 


 さて、いよいよ萌芽更新の作業となります。
 
萌芽というのは、高齢化の進むドングリの木を伐ってやって、切株から若芽をださせてやる作業のことです。

 調査した結果、このあたりの木はほとんどがクヌギでした。クヌギはコナラとは違い、おなじドングリの木でも萌芽しやすい性質を持つ木です。
 
 ナラ枯れ対策としても、ともて有効な手段です。むしろこれが里山の問題を解決する一番の方法です。

 ということで、今年は目標15本〜20本程度のドングリの木を伐採する予定です。


▲お昼。手作りハンバーグにあったか湯豆腐です。

▲ 満載、です。



 2011年1月15日(土)

 大人のための
  カトラリーづくり 


 今年度、絵本に続く新企画として計画していた大人のためのカトラリー講座の第1回目がありました。

 新しい企画のため、様々な心配がありましたが、天候もどうにか持ちこたえ、冬らしい天気のなかで始めることが出来ました。しかもなんと愛知や三重からのお客さんも!

 まずは森の話しをした後、森を散策。本日使う予定のナラの木のドングリなどを見ることができました。

 その後はお箸作りから始め、本日のメイン、バターナイフ作りに入ります。

▲ 落ち葉の下のドングリを探します

▲作業風景。材料を切り出しているところです

▲ 作品見せてください、その1。

▲ 作品見せてください、その2。

▲ 作品見せてください、その3。

▲ 作品その4・コナラの黒色材です。
 バターナイフにするのはコナラの木。ナラのなかでも、ミズナラよりも堅い、正直かなり手強い材ですが、堅いだけあってとてもしっかりとした木の感じになります。

 自己紹介の時に、自分は不器用だとか、自信がないとかいう話しもあったのですが、みなさん力作揃いです!全部の作品をお見せできなかったり、触ってもらえないのが本当に残念なほど、素敵な作品がたくさん完成しました。

 薪ストーブで暖められた暖かい空気と飲み物。そしてみんなの楽しそうな笑顔と話し声のする、とても楽しい時間となりました。 
 

▲ 作品その5・コナラの黒色と白材のハーフ。

▲ 作品その5・コナラの白材です。



 
新年あけまして、うさぎです。
2011年1月8日(土)

 今年最初の遊林会


 さて、新年最初の遊林会活動は雪景色のなかから始まりました。
観察会は森で春の七草を予定していたのですが、草は雪の下…ということで、森散策、雪うさぎ作り、準備しておいた七草がゆを食べ、新年の活動が始まりました。

 本日の作業メニューは?
1.林内の雪折れ整備
2.薪割り
3.草刈り
4.食事

でした。

▲七草がゆをおいしくいただきました。

▲雪折れ退治班。

▲薪をわって→

▲積んでいきます。雪の中、大変です。

▲ 新年と言えば餅、餅と言えば、餅切り、です。

▲ 雪で曲がった竹をなんとか立ち直らせます

▲ 切ったおもちは、焼いておいしく頂きます。

▲ 少ないけれど、草刈り班です。

▲ そしてキッチンも戦場です。

▲ 別動隊、雪ササ退治班。マウスを乗せてね!

▲新年はビ●ルよりも日本●です。 

▲森のウサギの足跡。さて、どっちにすすんでる? 



 2011年1月5日(水)

 新年の森

 新年明けての森です。
ここ東近江市では年末からの積雪で、新年の1月1日には真っ白の森でした。

 スタッフはお休みしていたのですが、森番さんが写真を撮っていてくれていました。紹介します。


▲ 林冠トレイルです。

▲ 手前は常緑、奥は落葉樹。

▲ 動物の足跡もありそうです。



 ▲前の月 | 森の歳時記Top | 次の月▼

| Home |