森の歳時記

日々刻々と変化する、森の様子をお伝えします。

〜 2003年10月号 〜




 2003年10月29日(水)

 
前々から話題になっていたカワセミがやっとカメラに収まりました。画質が悪いですが…

  上流、中流、下流それぞれの水辺でカワセミがダイブする姿が見られます。

 昔まではお気に入りの枝でしか見られなかったのですが、最近ではあちこちにとまっています。

 森の水辺に来るときは、期待しながら、静か〜に来て下さいね。

 (K)
 

▲ さかなさかな…




支柱はずし。
地上5メートルでの作業です 
2003年10月22日(水)

 
遊林会活動日



 遊林会メンバーが
もっと森に寄ってもらえるようにと、
「隠居小屋」建設
の相談から始まった今回の作業。

まずは、材料の確保です。
ネイチャーセンターと草原広場の
木の支柱をはずし
それを材料とします。

支柱を木からはずした後も、
頑丈な五寸釘を抜く作業も大変です。

▲落ちないように、ハシゴを支えているみんなも必死?です

▲五寸釘の抜きとり。次の日は背筋痛に悩まされました(ナ)
そのかたわらでは、
前回の作業で焼いた炭の
取り出し&選定が行われていました。

みんなでおいしいお昼
食べた後も、
再び支柱はずしと炭の選定。

みなさまおつかれさまでした。

▲今回の焼き上がりは・・・
       ぼちぼちでした


▲みんなでおいしいお昼ごはん。
旬の里芋
    &差し入れアジの南蛮漬け
           &紫芋きんちゃく




 2003年10月19日(日)

    みのりの秋特集!!

  
みのりの秋、森の中にはたくさんの実が みのり始めました!
 今日は、今、森で見られる実やタネの特集です。
≪アリが運ぶタネ≫

▲タケニグサ:
タネが透けて見えてます。このタネにアリを誘うにおいがついているそうです。
≪自分ではじけるタネ ≪風に運ばれるタネ

▲ツルニンジン:

まるで手裏剣みたい。
もう少し熟したら、タネがはじけ飛んでいきます。

▲タコノアシ:
はじけた後、タネについたトゲで動物にひっかかって運ばれていきます。

▲センニンソウ
まるで仙人の髭が生えています。この髭で風にのってとんでいきます。

▲イタヤカエデ
立派なプロペラつきのタネ。くるくるひらひら、どこに飛んでいくのかな?
≪トリにはこばれるタネ≫ ≪ヒッチハイクするタネ≫

▲ウド:
まっ黒に熟した実がびっしり。赤い枝につく姿はシュール!

▲クサギ:
瑠璃色に熟した実とまわりの赤い皮とのコントラストがとても鮮やか!

▲ヌスビトハギ:
盗人の忍び足に似ている実。ヒッチハイクもそぉ〜と行われます。

▲イノコヅチ
服についたらなかなかとれないのは、クリップのようなしかけがあるから。



2003年10月11日(土)

 
遊林会活動日


 最近はさんざん雨の心配(誰のせいやら)をしていましたが、今回は無用でした。
 地域の運動会のせいか、人はそれほど多く集まりませんでしたが、40人ほどの人が作業に参加しました。

 作業メニュー
1.ケヤキの林の林床管理
2.ササの機械刈り
3.竹林の間伐
4.枯損木の伐採処理
5.炭焼き
6.昼食作り


 でした。

▲ 久々のセンターサークルでの竹燃やし

▲ トラック五杯は切りました
▼ ナンキンの天ぷら。かたいんです、これが。


 
 ケヤキの林、林床管理は、中学生や高校生がやり残したまだら模様の森をナギナタモドキできっちりしあげていました。さすがです

 機械刈りは屋外トイレ付近のササ退治。草刈り機を持参してこられたアーティストも。実生がたくさんあるところもあって、気を遣います。

 竹林の間伐は、細い、古い、病気のものを中心に、間伐です。かなり切ったのですが、さすがに?竹です。しつこいです。まだまだ傘をさして歩くにはしんどい所もありますが、やったところは見違えるほどです。

 枯損木は形容する言葉が見つからないほどの技術を持った若吉さんにお願いしました。切った木はチェーンソーで玉切りします。

 今回、炭焼きは、林田町の竹を焼いたので、窯出しです。炭焼き名人、西村先生、林田町のメンバーを中心にしました。

 今回も板長、ソメヤンハサケガスキー氏による昼食。前日から(!)仕込んでいたすいとん、炊き込みご飯、天ぷら、シイタケなどなど。

 今回の昼食は引き継ぎの紹介。雨女(台風も呼べる)スーザンこと諏訪さんに変わって新しく田中さんが事務員として半年間、森に仲間入りです。その他、11月16日の火祭りの件、いい人?、注意人物?などなど。

 最近は天候のせいか、昼が終わると、作業はあるんかいな?という雰囲気ですが、今回はやる気満々。昼からもかなりみっちり作業をしました。

 (K)
 


▲ 木に登っているクズも退治します。
▼ ナギナタモドキをもっての記念撮影
▼ 昼食時、噂?のメンバーです



 2003年10月3日(金)

 
今日は全国雑木林会議の初日として、体験ツアーがありました。
 テーマは「里山の中での体験学習」。北海道!からの参加者も含め、13名の人が参加しました。

 まずは森の説明から。その後、遊林会や環境学習、他の利用について。

 次に森を1時間半かけてゆっくり歩きました。
北海道から参加者された方で、竹林が珍しいという感想があり、新鮮でした。

 その後は質問、質疑応答など。
木を植えたりするの?里山管理や総合学習で切った材はどうしているの?遊林会はどうやってここまできたの?などなどの質問がありました。

 参加者がどのようなことをしておられるのか、これからどんな問題が出てくるのかなど、盛り上がってきた所で時間がきてしまい、ちょっと残念でした。

 (K)
 

▲ まずは森の説明から

▲ 林冠トレイルでの解説





▲ アラカシ薪作りです
 2003年10月2日(木)

 あっというまに10月になりました。
涼しくなると同時に、森に団体利用のピークが始まります。10月は定休日以外、毎日何かの団体さんの利用が入っています。

 昨日は、東大津高校1年生の体験学習と八日市北小学校の縦割り遠足がありました。今日は御園小学校1年生多賀小学校の2年生がそれぞれ遠足に森を訪れました。利用者は合わせて320人でした。

 幼稚園から高校生、ドングリ拾いから森での保全作業まで、様々な利用があります。

  スズメバチが元気なのがちょっと怖いですが…

 まだまだ蚊もいます。
森には長そで、長ズボンでどうぞ。

(K)
 

▲ ドングリ、たくさん落ちてますよ!
▲ ドングリ工作、始まりました!



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